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【気ままな読書日記】ニッポンのまちのしくみ

「あのビル、なんで頭がナナメなの?」子どものギモンに答えられますか?
建築、都市計画、まちづくりを学ぶ「はじめの一歩」

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まちに関するちょっとした疑問。
これは「それがどうしてそうなったのか」を教えてくれる本だ(^^)

以下、面白いな~~と思ったことをふたつ。

ひとつは、東京駅上空に存在するという「そこに建物を建てられる権利」について。東京駅はこの権利を売って、復元費用10億円を工面したのだそう。
( ↓ 東京駅と言えばこれ。辰野式ルネッサンス!)

都心の地価の高いところで歴史的価値の高い建物を保存するためにこういう方法がとられたりするそうで、元はニューヨークの人たちが捻り出したアイディアなのだとか。スゴイこと思いつきますねえ。

もうひとつはアルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)。

イタリアで始まった、街中や集落の古民家を客室に見立て、一帯で宿泊経営を行う分散型宿泊施設の考え方。
イタリア語で、アルベルゴは「宿泊施設」、ディフーゾは「分散」の意味を持つ。

JTB総合研究所さんのサイトより

ホテル機能を街の中に分散させる的な手法のよう。建物としての境界をとっぱらって街全体をホテルのように見立てる、みたいな。
過疎対策のひとつ?のようだけど、これも面白いな~と思った(^^)


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