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僕の仕事は「村」作りなのかもしれない。

no.54

最近発信していなかったので2022年、2月1日の自分の想いを。

○僕の理念。そしてコーチングとの出会い

僕は2020年に個人事業主として独立し、酪農コーディネーター・コーチング講師・ドライフラワー専門店 いざよいと花・宿屋イトキチ・弟と置き薬屋…など複数の仕事をしています。

たくさんやっていますが、理念は「目の前のあなたに寄り添う」です。

目に見えない人を想定してサービスを考えられないんです。モチベーションが上がらない…おそらくその理由は母親の死と向き合ったからだと思います。最期に近づいていく母に対して、僕は何ができるだろう?そればかり考えていた過去があったから。

コーチングに出会ったのも母が病気になったその頃でした。
「タイチさんは自然体でコーチングっぽいですよね」
商社さんが言ってくれた謎のワードに気分を良くしたことが出会いです。

「教える」ではなく先に「引き出す」ができる技術との出会いは僕にとって幸運でしかありませんでした。だから最後に母と温泉にも行けたし離れた僕の自宅に来てもらうこともできました。

おかげで悔いはほとんどない。母の最期の瞬間もちゃんと客観視できたと思うんです。みんなをよろしくと託されていたから。コーチングよ、ありがとう。

○時間の絶対量は増やせない。

沈んでいく営業時代のお話し。

当時会社員だった僕は「酪農家さんへの営業」という職についてダラダラと13年が経過していました。
とりあえず訪問しては世間話をし、ノルマに追われる。数字が未達だとダメなやつだと言われ、ヘラヘラ笑う。時間をじわじわと、そして確実にすり潰す13年を過ごしていた。

ある時仕事で客先を訪問した時にふと思ったんです。目の前の経営者さんと母と重ねて。

「この酪農家さんは何が欲しいんだろう?」って。

母は死に向かうとき「家族や大好きな人ともっと色んな体験がしたい」と言っていた。幸せな時間が欲しいと。ところが当時の僕はお金が欲しかった。でも、お金は僕の一番欲しかった母の命は救ってはくれなかったし、お金を持っていても「仕事という制約」で時間がうまく取れなかった。

これは唯一の後悔で、なぜ仕事という「周囲の目」を気にしたのだろう?
大切な方が選択できなかったこと。これは今、悔やむことになっています。なので

お金<時間

これは今でも僕の価値基準の一つとなっています。

僕は目の前の人はみんな「お金が絶対に欲しい」と思い込んでいたんです。
だから必死に「こうしたらもっと儲かりますよ」と提案し続けた。

もちろん、お金はあるに越したことはない。

そんな僕の当たり前の中、決して提案を受け入れない酪農家さんもたくさんいた。
「不思議な人ですよね。絶対この方が儲かるのに」と会社の仲間内で良く話していたのを覚えています。

僕は何も見えていなかったんですね。

今客観視すると「その時間を費やしてまでお金を手に入れようとは思わない」と、その牧場のお父さんは言っていたんです。

毎日10分の作業量が増える「だけ」なのに。と思っていました。
それが「10分も」だということ、は当時時間を持て余している僕からは考える余地もなかった。

あなたは他人の10分をどう見ていますか?

自分にもらえた10分に感謝の念がない人は一度振り返ってもいいと思います。
ぜひこの記事を読んでみてください。
あなたにとって一番見つけにくいものってなんだろう?

○だから、仲間と仕事をするんだ。

ボードゲームで集まる時もあります。結構たくさん。笑

僕の理想は「小さな村」をいくつも作ることです。

酪農関係の村を作り
ドライフラワー関係の村を作り
薬や健康関係の村を作る
コミュニケーションを学ぶ村を作り

そして実際に集まれる「実在する場所」に結びつける。

僕はその場所を「イトキチ」(糸へんに吉)と名付けて20年に建設しました。良くもまあ、勢いだけで突き進んだなと感心します。笑

僕にはコレと言った専門知識はない。
多少コーチングができたりはするけれど、理論は独自のもの。
周りを見渡しても僕より専門分野で秀でている人「しか」いない。

これは僕の劣等感につながっている。…訳ではなく、この環境を素直に喜べているんです。

なぜなら僕の目的は「知識や経験のシェア」→「その人の幸せ」だからです。

酪農家さんへは獣医さん・関係者に勉強会を開いて貰えばいい。

僕は酒場のマスターをする。各仕事での強みを持った人をマッチングして、来てくれた人が幸せになればそれでいい。
僕がにわか仕込みで学ぶよりも、専門家に話してもらうのが早いし深い。
その専門家さんの取引につながるのなら尚良し。

最強のパーティーを作ろう

この考えを持つ今、自分の劣等感は歓迎されるものになり、武器になっています。

僕はコレもアレも、何ならソレだってできない。
でもコレとアレ、ソレの専門家を知っている。

僕はそれを目指したい。(イメージはカーネギーさんです。)
長所を見つけ出せる目と問いかける口、聴き分ける耳、他者を尊敬できる心を持っているから。

僕「I」(アイ)ではなく、「we」(ウイ)が喜ぶコミュニティを!

僕はコツコツと内側から広めていこうと思います。

読んでくれてありがとうございました!
あなたとも是非お話ししたいと思っています!気軽に話しかけてくださいね。
一緒に新しい村を作りましょう!

お仕事はこちらからどうぞ。

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