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#8 居心地の良さで人付き合いを選択する

雨のち大雪の火曜日。
昼は業務提携の仲介で神楽坂でランチミーティングに参加した。
双方齟齬があり、午後丸々調整に追われ、夜は元職場の(主に)編集者の集まりで馬喰町へと向かった。

ひなべねこ日本橋店。うっかり通り過ごしてしまいそうな外観


世代混合の会で初対面の方もいて、やや緊張しながら会場入り。

正直、体調には不安があり、直前まで行くか悩んでいたのだが、幹事さんが二か月前から設定してくれた会だったことを考慮し、また、何より自己紹介がてらこのnoteのURLをぐるちゃにぶち込んだところ、反応薄く完全にダダすべりした感があったので、「会ったら意外と普通じゃん」と思われたいがため、自己弁明のために参加することにしたのだ。

2か月前から予約しないと入れない超人気店だ

しかし、なんと言っても編集の集まりというのは心地が良い。

アマゾンのジャングルを数週間さまよった末、無事、同じ部族に合流したような安心感がある。
または、コウテイペンギンの群れに一羽紛れ込んでいたアデリーペンギンが、ようやく仲間たちを見つけたことを想像してもらえれば良いだろう。

体と心に優しそうな薬膳鍋

みな(ややオタクで)穏やかで心優しく、火鍋も美味しい楽しい会であった。

価値観の合う人たちと付き合う

得意ではないコミュニティからは逃げるのもあり?

うっかり会社や店を持ってしまった私は、結果、営業から経営まで様々な役割を担うようになり、出会う人が増えた。

そのため、時には若作りの量産系メイクで西麻布の寿司屋に乗り込み、ナチュールワインを片手に引き攣り笑いで商談を決めることもあったし、中国の大金持ち数人を相手に、歌舞伎町のヘルプホストに劣らぬノリで山崎を吐くまで飲んで場を盛り上げることもあった。

しかし、つまるところ私の本質というのは、内勤を好む、出不精のちょいでぶの編集者に過ぎないのだと実感する。

「私は女優よ」と意気込んでみても、ガラスの仮面のマヤにはなれなかったのだ。

価値観の合う人たちとの付き合いを大切にする。
これも心健やかに生きるためにはとても重要な要素だなぁと思った一日だった。

つづく


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