嘘松をリアルタイムで生み出してみる

 決めた。明日は「一日創作DAY」にする。

↑の記事で宣言してたやつね。

 私の性格上、こうやって前もって宣言しとかないと、「今日はなんか気が乗らないからまた今度」「ちょっと寝坊しちゃったし今日はいいや」って無限に先送りしかねないので、この場を借りて改めて宣言。

 『8:00〜9:00 編曲作業』みたいな感じで記録を取って、明後日(10/14 土曜)に感想とかを加筆してnoteにて公開、という流れを考えています。あたたかく見守ってやってください。

 ほんとはここで「明日やることリスト」とか作ろうかなとも思ったのですが、取らぬ狸の皮算用みたいになっちゃいそうですし、計画通りにいかなかった時のダメージが大きそうなので断念しました。

 どうせ私は未来のことを語れるほどしっかりした人間でもないのでこの話はこの辺で切り上げて。今日の話でもしましょうか。

 ……つってもなあ。別に語れるほどのイベントなかったんだよな、今日。いや、語れることがないのはいつものことで、そんな中で少しでも文章にできそうなことを抜き出してなるたけドラマチック(?)に、読み応えがあるように描写するのがお前の仕事だろうがって話なんだけど。世のエッセイ漫画家とか、それこそ毎日noteを投稿してるような人とかも、毎日がイベントなんてことはないのだろうし。

 大体、夏休みの一行日記ですら書くことに悩んで似たような表現を使い回していたような人間がnoteを毎日投稿するなんて最初から無理があったんだよな(八割くらい「楽しかったです」で〆てたと思う。引き出しが少なすぎる)。

 本当に、私以外の毎日note勢全員偉い。なんかいいこと起こるべき。通勤途中で毎日猫に会え(「いいこと」の引き出しの一番手前にあるのそれかよ)。……あ、猫と言えば、駐輪場でくっついて暖を取り合ってた数匹の猫ちゃん可愛かったな。今日はその話で文字数を稼ぐか。

 ……でもこれだけだとエピソードとして弱いな。今からでも、そのうちの一匹が猫又だったことにならないかな。……ならないわな。無茶言うな。

 可愛いなーと思いながら見てたわけだけど、向こうは全然こっちに見向きもしなかったし、そういう点でも話が広がらない。鳴き声一つでもくれればそれを如何様にでも解釈して、このnoteをドラマチックでハートフルな感じにまとめあげることができるのだが。

 あ、でも、一匹だけちらっとこっちを見てくれた猫がいた気がする。十中八九こっちが見てたから見返してきただけなのだろうが、今思えば「何見てんだよ」というふてぶてしさを感じなくもなかったような気がする。いや、あれはそういう目だった。猫とはふてぶてしく、どこまでも人間を見下した存在なのだ。ネットの人達が言ってた。

 ……よし、なんとかこのnoteにもオチが付きそうだ。ここまでの話をいい感じにまとめてみよう。ついでに猫は私の自転車の近くで固まっていたことにしよう(実際は全然そんなことはなかった)。


 バイトが終わってさあ帰ろうと駐輪場に向かったら、私の自転車のすぐそばで数匹の猫が身を寄せ合っていた。微笑ましく思いつつも、自転車に乗りたいからちょっとどいてほしいなあと見つめていたら、うち一匹のボスっぽい猫と目が合った。

 「何ガンくれてんだよ」みたいな目で睨まれた。ちなみにどいてはくれなかった。

 私は猫にぶつからないようそっと自転車を発進させた。


 ………嘘松って、こうやって生まれるんだなあ。

***

ここまでお読みいただきありがとうございます。普段はボカロPとして活動する傍ら、このような記事をnoteにて毎日投稿させていただいてます。よろしければ曲も聴いていってください。


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