白い眼の竜は空を飛びたい。

ボカロP。呼びにくければりゅーでも白竜Pでも、呼びやすいように。言葉をくれるあなたが好…

白い眼の竜は空を飛びたい。

ボカロP。呼びにくければりゅーでも白竜Pでも、呼びやすいように。言葉をくれるあなたが好きだ。

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短編小説:二分の一の景色

「月は綺麗でしょう?」  盲目の少女は言う。何故か少し得意げなのは、僕の目に映るこの夜景が、三日ほど前まで彼女のものだったからだろうか。 「……」  僕は返事をする代わりに、彼女の右肩をとんと一度叩く。肯定の意だ。 「今日は満月だっけ」  彼女の疑問に、少し悩んだ後で右肩を二度叩いて返答する。否定の意。多分、満月ならもっとまるくて、綺麗なはずだ。見たことはないが、彼女の口から聞く満月はこんなものじゃなかった。 「ゆうくん」  彼女が僕の名を呼ぶ。彼女は独特なリズ

    • ずっと性癖の話してるな私

       好きな人の好きな人が自分、てやつ好き。あんなに魅力的な人の一番を奪っておきながら、なんで自分なんかの特別を欲しがるんだよ……と苛立つやつ。気持ちに応じるか否か、その決断に至った理由で何パターンも作れる。  「付き合ってほしい」と必死で頼み込んでくる姿が報われない思いを抱える哀れで愚かな自分とダブって、同情から付き合い出しちゃう←いいね。ふと我に返って、「自分が同じ立場だったら、こんなの嬉しいのか。自分はあの人にこんなことをしてほしかったのか」ってなるやつね。  「こいつ

      • ヘキとマスクと飴の話

         普段は相手をからかう側の子が逆にからかわれて「うぅ……」ってなる瞬間。表面上は急にパワーバランスが変わったように見えるけど、実際は「虚勢を張って毒舌になっちゃうタイプの子」と「それをはいはい可愛いね〜と受け流せる子」のカプなので、最初っから優位なのは普段からかわれている側ってやつ。が、好き。昨日の性癖談義をまだ引きずっている。  電車内とか、よく見渡して見るとマスク外してる人増えたよな〜と今更気づく。ここ数年、自分も周囲もマスクをしているのが当たり前の生活を送っていたので

        • 好きな百合発表人間(なお百合は百合というだけで無条件に素晴らしいものとする)

           好き概念。人当たりがよく誰とでも仲良くなるタイプの少女に対して「自分は彼女にとって特別でもなんでもない」ってなっちゃう女!!! なお向こうは彼女のことを特別に思っているしそれをちゃんと伝えているつもりでいるものとする!!!  人気者や高嶺の花を好きになってしまったキャラ、一回はこの理由で曇らせるべきと法で定められている。  お互いに「自分は相手に救われた」と思っている関係もいいよね。自分が相手を救ったことは記憶からすっかり消えているか、あんなこと誰にでもできる、たまたま

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        短編小説:二分の一の景色

          多けりゃいいってもんじゃない、食べるけど

           バイトのまかない、「うそやん」って量盛られててウケた。誰だ男子大学生にしゃもじ握らせた奴。  なんやかんや、カレーは美味しいので、少なくて物足りないよりは多い方がいいですね。後半の記憶があんまりないけど。  筋肉痛になったという理由で筋トレをしないという選択をすると、筋トレが習慣化しないからよくない。よくないが、インターネットで調べると「筋肉痛の時は休め」と脅されて(100%の善意やろ)うぐ……となる。  この間、この電車を逃したら遅刻だ……! って電車が満員で、これ

          多けりゃいいってもんじゃない、食べるけど

          疲れてるから早く寝ようと思った日に限ってスマホをいじる手が止まらない

          疲れてるから早く寝ようと思った日に限ってスマホをいじる手が止まらない

          その定義だと私は一生子供

           水まんじゅうを食べた。美味しかったが少し胃がもたれた。まだそんな歳でもなかろうに。  甘いものを食べた上でメンタルが終わってるのはもうどうしようもなくないか? 今日はマジでダメな日、空はこんなに晴れ渡っているのに。  初対面の人に子供と間違われるイベント、久々にやった。中学生? と聞かれて違いますと返したら小学生? って返されたけれどよりによって下に修正入れちゃったか〜。  自己を客観視する能力に関して一切自信がないが、でもまあ、表情とか立ち振る舞いとか声とか、幼いん

          その定義だと私は一生子供

          気分屋な自分に振り回され続ける人生

           全身筋肉痛。体の動きが鈍ると連動して頭もダメになるね。  日常生活でも腹式呼吸を意識するようにし始めた、思いつきで(!?)。カラオケ行ってもロングトーンが安定しないので。呼吸って意識しすぎると案外苦しいよね。  今の自分、何かに似ているなと思ったら鬼滅の刃で炭治郎が全集中の呼吸・常中を身につけるくだりだ。私は鬼殺隊(そういうロープレも時には大切)。  なんか甘いもの食いてーと思って買った水まんじゅう、帰ったら全く気分じゃなくなっていて冷蔵庫の中で持て余している。

          気分屋な自分に振り回され続ける人生

          足元の小さな肉食獣

           たんぽぽがたくさん生えている空き地が近所にある。  今の時期、たんぽぽは綿毛を付け、子孫たちの運命を風に委ねている。空き地は一面真っ白だ。白いぽわぽわが群生している様子はなかなか可愛らしく、道端に2、3輪咲いてても気にもとめない癖に、何となく立ち止まってしまった。  たんぽぽの綿毛って、漠然と、未来の象徴だと思ってる。空を渡り、やがて芽吹くもの。宙を舞う彼らといつか違う形で再会することがあっても、それは一年後の話なのだ。  そんなん言ったら植物の種ってだいたいそうだわ

          血が足りねえ! ごめん嘘!血と才能とお金と知名度と時間と心の余裕と体力と気力と行動力が足りねえ!!!

          血が足りねえ! ごめん嘘!血と才能とお金と知名度と時間と心の余裕と体力と気力と行動力が足りねえ!!!

          花園羽香里の話。もっと短くまとめる予定だった。なぜこうなった?

           花園羽香里のさ……花園羽香里の計算高さは、自分への自信のなさから来ている気がするのよな……。  好本静とか優敷山女みたいな、素で可愛い「天然」の彼女たちと「養殖」の自分を比べるようなモノローグが不意に入ってきたり、なんかこう、そういうのを見るたびにキュッ……ってなってしまう。  愛城恋太郎に自分の水玉コラを送り付けたりするのは、彼女の趣味というのももちろんあるのだろうけど(彼女の趣味というのももちろんあるのだろうけど!?)、自分の体を使って彼氏の気を引く行為、と言い換え

          花園羽香里の話。もっと短くまとめる予定だった。なぜこうなった?

          髪の話をしている

           シンプルに存在を忘れてて更新が飛んだ昨日。起きてはいました。復習性の夜更かしをしていました。おかげで今日一日うっすら本調子じゃない感じがして後悔。  髪の毛、簿記の試験に受かるまで願掛け的な感じで伸ばしている(という名目で切りに行くのを先延ばしにしている。めんどくさい)のだけれど、全然受からないのでどんどん伸びてきている。やばい。  ストレートのロングヘアに憧れる。腰くらいまであるやつ。私に取って一番大事なオリキャラ(脳内在住)の髪型もそれだ。私自身が癖毛で、手入れがめ

          大根の皮むき、ピーラー出すのめんどくて、包丁使って桂剥きの要領でやったら実ごと削いじゃった いつになったら包丁と仲良くなれるんだろう

          大根の皮むき、ピーラー出すのめんどくて、包丁使って桂剥きの要領でやったら実ごと削いじゃった いつになったら包丁と仲良くなれるんだろう

          日付け変更ギリギリで「今日まだ更新してないやんけ」と思いましたまる

           夜道を歩いていたら電話中の人とすれ違ったんだけど、「ショーヤが思ってるより、みんなショーヤのこと好きだから」って話していてとてもよかった(盗み聞きになってしまい申し訳ない)。ずっと幸せでいてくれショーヤくん。  今のバイト先の副店長みたいなポジションの人(実際のポジションはよく知らない。歴が長い社員さん?)、私のことを知能がない生き物だと思ってて最高。私と関わる人間全員これでいいまである。  チョコレートを買い忘れて禁断症状が出ている。

          日付け変更ギリギリで「今日まだ更新してないやんけ」と思いましたまる

          塵も積もればやまとなでしこ

           ドラマ撮影のエキストラ募集! みたいなチラシが投函されていたが、拘束時間が土曜夜〜日曜朝とかなってて目え剥いた。ドラマ撮影って大変なんだねえ。  交通費支給ナシ、謝礼はQUOカード何千円とかだったかな。まあドラマ撮影に参加できるならタダでもいい、って価値観の人もいるのだろうが。  というかむしろ、私が今まで見てたあのたくさんのエキストラさん一人一人に謝礼が払われていたとして、それだけでものすごい額になるよなあと気が遠くなりそうだった。でもドラマ全体の予算からすればそんな

          塵も積もればやまとなでしこ

          不毛なのは分かっている

           横断歩道を渡る時に、曲がろうとしてる車があると一瞬立ち止まってしまう。  別に、優しさで先に行かせてあげようみたいに思っているわけではない。原則として歩行者が優先される、みたいな話は知ってるし、ドライバー側も「いやはよ渡れや」と思っているだろうことは分かる。  分かるんだけどさ、「ワンチャンこいつがイカレドライバーで、ノンストップで曲がってきたら私死ぬな」とか思って止まっちゃう。基本的に人間に対する信頼が一切ない。なぜなら一番身近な人間が信頼できるような存在ではないので

          不毛なのは分かっている