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わたしは、読者の方々が自分のこころの闇や自分の苦しみを持て余していたら、そのこと自体と向き合ったり、自分が持っている問題意識と少しでも向き合うきっかけになれたらと思いながら作品を投稿しています。

最近の書店で平置きされている本たちはみな、ポジティブになることを押し付けてくるようなものばかりです。わたしはこのことを問題として捉えています。
暗いことや、翳りがあることは悪いことではありません。誰にでも、闇はあります。それに蓋をして、見て見ぬふりをすることは簡単です。
そこで、意を決して向き合えた人が、多くの気付きや勇気を得ることができるのではないでしょうか。

前を向いて歩いていくことは、大変勇気とパワーのいることです。

簡単なことではありません。

わたしの仕事は、暗闇の中を一緒に歩いていける燈(あかり)となることです。

読者の皆さんの夜が、少しでもあたたかく、過ごしやすいものになりますように。