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ライムは青春のかおり

日本にいた時はライムを好んで買ったことはなかったし、スーパーにも目立つところになかったような気がする。でもスウェーデンのスーパーでは果物の棚の目立つところにいつも置いてあって、つい意識してしまう。
レモンは買うけど、ライムはなかなか、、と思っていたが、ポン酢でも作ろうかな、とふと思いついて買ってみた。

と思いながらも、そもそもポン酢何に使おう?と考えているうちにもう二週間経った。
うーん。いい加減使わないとなぁ。

そうだ、この前たくさん作って冷凍しておいた水餃子のタレをポン酢にしよう。本当は二種類以上の柑橘を合わせたいけど、レモンは使ってしまったのでライムだけに。

ライムをキュッと絞ると、懐かしい香り。
そうか、ジントニック!
若い頃馴染みのロックバーで何度も飲んだ、ジントニック。一杯目はビール、その後はジントニックと続くのが定番だった。
私と同じ名前のバーテンさんと仲良くなって、行くと私の好きな曲かけてくれたなぁ。大好きだったけど、もうなくなってしまった。また行きたいなぁ。

ライムには縁がないと思っていたのに、実は私の青春と共にあったとは。
そんなノスタルジーに浸りながら、ジントニック、、ではなくヒューガルデン(ビール)を飲むことにした。これもまた、昔大好きでよく飲んでいた。
安定の美味しさ。やっぱりたまに飲むお酒はうまい!

昔は良かったなぁ、なんて言うつもりはないけれど、やっぱり楽しかった思い出を思い出すと、あの頃にひと時でも戻れたらなぁと思わずにはいられない。

それくらい大切にしたいと思える思い出があるというのは幸せなこと。
おばあちゃんになったら、そういう素敵な思い出だけ胸に留めて、穏やかに亡くなりたい。
もっとストック増やさないとな。

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