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分別は突然に。

昨年の2月、アパートの大家さんからごみの分別の開始についての連絡が来た。
自治体の決定により、ごみの分別は義務になりました。開始時期は不明ですがこれから専用のゴミ箱が設置されます。とあり、今か今かと待っていたが一向に来ず、半ば忘れかけていた。

そして先週、いつものようにゴミ捨て場に行くと、増えてました、ゴミ箱。
え!今?!面食らって持っていたゴミをすごすごと持ち帰り、手ぶらで今一度確認しに行く。

ゴミ箱は二つに増えていて、蓋を開けると更に細かく種類別に区画されていた。なるほど〜、と感心しつつ、生ゴミ用の紙袋を見つけて3つほど持ち帰る。帰ったらゴミに手を突っ込んで分別しなければならない、とほほ。

以前からこのアパートのゴミ捨てはこれでいいのか?と疑問があった。ここでは日本と違い、ごみ収集車が決まった曜日に各家庭を回って回収していくスタイルである。専用のゴミ箱が各家ごとに道路側に置いてあるのだが、ゴミ箱は大体の家で2つ並び、1、2と番号が書いてある。でもうちは一つだけだ。なぜ?

その疑問が解けたのは、学校に通い始めてからだ。授業の中でごみの分別について学んだのだった。
私のアパートでは、長らく可燃ごみをまとめて捨てていたが、他の多くの家やアパートでは生ゴミとその他のゴミ(リサイクル不可のごみ)に分けていたらしい。そして私はその他のリサイクルできるゴミは自分で最寄りのスーパーの大きいゴミ捨て場まで捨てに行っていたが、ゴミ箱が二つある家はすべてをここで捨てられる。

なんて便利なんだ!そして生ゴミを分けて捨てられるということは、それらはバイオガスになって再利用されるということなので大変嬉しい。
正直、授業で生ゴミがバイオガスになり、バスなどに使われているということを知ってからは、一緒くたに捨てていることに引け目を感じていた。なのでようやく貢献できるようになってほっと胸を撫で下ろしている。

それにしても、いきなり来たなぁ。
まとめて捨てようと家に溜めてしまったプラごみや紙ごみはもはやうちのゴミ箱に入る量ではなかった。
お知らせから導入までのタイムラグよ。。。
きっとスウェーデンあるある、なんだろうなぁ〜と妙に納得してしまった。

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