見出し画像

RE:LIFE「あなたの人生はあなたが思っている人生そのものなのか?」

こんにちは!
私がRE:LIFEアドバイザーの蔀(しとみ)晋輔です。

先週は「自分史」「自分史グラフ」「自分史 振り返り」で、自分が自分の人生をどの様に捉えているのかを確認してもらいました。
 
今日はそれらについて解説をしていきます。
 
私たちは何十年と人生を生きてきました。
その人生での出来事や事実のすべてを見てきたと思っているのではないでしょうか。
実は私たちは、人生のすべてを見てきたと思い込んでいるだけで、本当はその一部しか見ていないのです。
そうです。
人間は自分が見たいと思ったものしか見ることができないのです。
 
どういうことかと思われるかもしれませんね。
では、ワークをしてみましょう。
質問をするので答えて下さいね。
何も見ずに答えて下さいよ。
(質問)
街には信号機があります。
恐らく昨日も信号機を見たと思います。
車を運転している時に見たのか、歩いている時に見たのか。
見たはずですね。
では、その信号機の赤色のランプは右側か左側かどちらでしょうか。
考えてみて下さい。
 
答えが出てから読み続けて下さい。
 
では、答えを言う前にもう一つ質問をします。
(質問)
歩行者用の信号の止まれの赤色のランプは上でしょうか、下でしょうか。
考えてみて下さい。
 
答えが出てから読み続けて下さい。
 
では答え合わせをします。
答えはこちらから写真をダウンロードして下さい。 


どうですか。
当たっていましたか。
これを講座で行うと50%以上の方が間違えてしまいます。
毎日見ているものなのに、正確には覚えていないものなのです。
覚えていた人は記憶力が良いのですよ。
 
 
では次のワークです。
下の質問を読んだ後は、すぐに目を閉じて正解を考えて下さい。
制限時間は設けませんので、自分の感覚で終了にして下さい。
ズルはなしですよ。
読み終わった瞬間に目を閉じて下さいね。
では、
(質問)
あなたが今いる部屋や場所にある、青いものをできるだけたくさん挙げて下さい。
全体が青いものでもいいですし、ロゴなど一部が青いものでも構いません。
はい、目を閉じて下さい。
 
 
どうでしたか。
いくつ挙げられましたか。
講座でやってみると一つも挙げられない方もいます。
制限時間にもよりますが、10個も挙げられない方がほとんどです。
では、その部屋や場所を見渡して青いものを探してみて下さい。
ペン立ての柄、シャーペン、クリアファイル、本の表紙の一部、ノートのライン、かばん、着ているスウェット・・・・・
驚く程たくさんありませんか。
そんなものなのです。
 
 
もう一つだけワークをしますね。
私が指示を出した絵を描いてもらいます。
紙とペンを用意してから読み続けて下さい。
用意ができましたか。
 
ではいきます。
(ワーク)
自分の腕時計を見ないで、その腕時計の絵を描いて下さい。
腕時計を持っていない方はリビングの掛け時計や目覚まし時計でも大丈夫です。
それもないという方はスマホでも構いません。
書き終えてから続きを読んで下さい。
スタートです。
 
 
描き終わりましたか。
では、腕時計を見て確認してみて下さい。
どんなバンドだったのか。
秒針はどうだったか。
ガラス面の形やボタンのある場所。
数字は1・2・3という表記だったのか、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲという表記だったのか。
ロゴのある場所や日付の場所など
どうでしたか。
 
このワークはほとんどの方が間違えた絵を描いてしまいます。
腕時計を買った時には念入りにデザインを見て、このデザインが気に入ったからそれに決めたのではないでしょうか。
それなのに忘れてしまっている。
最初はデザインがかっこいいと思って見ていたのに、機能として時間を確認する時にだけ見る様になるので、時間は見ていてもデザインは見ていないのです。
目には入っているのですが、脳にまで届かずに記憶もされないのです。
脳の仕組みがそうなっているのでそれが普通なのです。
 
それと同じ様に人生の出来事も見ているのです。
自分の気になるところ、見たいと思っていることしか見ていないのです。
なので、あなたが把握している人生は、そのままのあなたの人生ではなくて、あなたの人生の一部でしかないのです。
あなたが思っている人生は、あなたが思い込んでいる人生であるともいえるのです。
それが悪いと言っているのではありませんからね。
そういう面があるということを知っておいてほしいだけなのです。
 
これらのことに覚えはありませんか?
男性なら妻が妊娠した時、女性なら自分が妊娠した時に、
「こんなにたくさんの産婦人科があるんだ!」
とやたらと産婦人科が目に入ってくる。
 
新車でアルファードを購入した時に、
「こんなにアルファードを乗っている人がいるんだ!」
とやたらとアルファードが目に入ってくる。
 
ラーメン店でアルバイトをしたいと思っていると、やたらとラーメン店が目に入り行列ができているとつい並んでしまう。
 
そろばんを習っていた時に、街中で車のナンバープレートや住所表示が目に入り、その数字を掛けたり足したりの計算をしてしまう。
 
失恋をした時に、やたらと楽しそうにしているカップルが目に入ってくる。
 
失業した時に、やたらとスーツ姿で働いている人の姿が目に入ってくる。
 
考えるといくらでも出てきますよね。
要は、人は自分の関心があるものばかりが、無意識の内に目に入ってくるということです。
 
よく「思考は現実化する」と言われるのですが、思考が現実化するのは上記の様な脳の習性があるからなのです。
 
叶えたい願いがあると、それに関わる情報やチャンスを脳がキャッチしてくれるということなのです。
それに関しては、またの機会にお話ししますね。
 
今日の時点では、
自分の人生は自分が思っている人生そのものを生きてきた訳ではないこと。
自分の人生はこうだと思っているものは、自分の人生の一つの側面でしかないということ。
を理解していただければと思っています。
 
また、次回は別の角度から人生を見ていきますね。
 
あなたは自分の人生のどこを見たいと思って生きてきたのでしょうか。
 
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?