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湿気の街の住人。

 どうも、湿度文学。です。


 年中、湿度の高い街、「湿気の街」。
 ここでは、noteとTwitterで投稿している文章に登場する、街の住人を紹介します。


 ようこそ、湿気の街へ。


*


ペストマスクの男
濃紺色のペストマスクを被った男。「湿気の街」の住人を憂鬱から救おうと奮闘している。自称、「救世主」。正気な女子高生曰く「笑顔はあまりにも屑そう」。コーヒーと煙草が好き。イケメンが死ぬ程嫌い。


正気な女子高生
憂鬱になれない女子高生。「深海魚」と呼ばれる「湿気の街」の住人になりたい。だから、街が深海に包まれる夜明け前、学校の屋上から飛び降りようとした。ペストマスクの男に止められ、思い止まる。路地裏バー、「深海魚」に連れて行かれてから何をしているのかは不明。


「深海魚」のマスター
路地裏バー、「深海魚」のマスター。1階に古びた古本屋のある建物の2階で経営している。硝子張りの天井には、深海魚が泳いでいる。マスターのお勧めは青白く輝くカクテル、「発光」。


アングラ嗜好少年
アンダーグラウンドな話が大好きな少年。「林檎教」の幹部。「湿気の街」のアングラな世界に足を突っ込み、1人で楽しんでいる。常にニヤニヤと不気味に笑っている。現在は、ショートヘアーの少女の林檎配りを手伝っている。


オカルト少女
「湿気の街」を徘徊する憂鬱が見える少女。「林檎教」の幹部。目の下に濃い隈がある。現在は、ショートヘアーの少女の林檎配りを手伝っている。


蚯蚓女
下半身を引き摺りながら、泥濘んだ地面を這っている女。ペストマスクの男のペストマスク曰く「狂えなかった者の末路」。


スクラッチ少年
寝る前にカッターで身体に傷を付ける少年。1日に1傷を付けることで、生きた証にしている。ペストマスクの男にラブドールを貰い、今度はそちらに傷を付けるようになった。


紙袋の少年
紙袋を被った少年。人の視線から逃れる為、路地裏にある室外機の隣に体育座りをして、1日を過ごす。


日本刀女子高生
日本刀を持った女子高生。「湿気の街」の住人の憂鬱を外敵から守る。憂鬱の守護者。室外機が並ぶ路地裏で、横にゆらゆらと揺れながら立っている。黒髪で姫カット。美しい見た目をしている。


アイスピックの少年
アイスピックを持った少年。「シルクハットの林檎屋」から貰った林檎を食べてしまい、幻覚を見るようになる。路地裏から覗く大きな目に狂ってしまう。それ等を潰す為、毎日ペストマスクの男から貰ったアイスピックを振るっている。


ラブドール
「スクラッチ少年」のラブドール。男が自分で果て、自己嫌悪に陥る姿を見届けることを喜びとしている。が、スクラッチ少年の手に渡り、毎日カッターで傷付けられることに。


毒少女(果実少女)
毒を売る少女。「毒魔女」が作った紫色の毒を、希死念慮を抱く「湿気の街」の住人に売り回る。毒ブローカー。ペストマスクの男から貰った洋梨を気に入り、休日は果実を配る、「果実少女」となる。


張り紙の男
『私は生きるに値しない者です。』。そう縦に書かれた紙を額に張り付けた男。紙袋の少年と共に路地裏でよく体育座りをしている。


羊のお面の男
羊のお面を被った男。羊のお面の女と共に、「湿気の街」の住人の自殺を止めることを楽しんでいる。中性的な顔をしている。


羊のお面の女
羊のお面を被った女。羊のお面の男と共に、「湿気の街」の住人の自殺を止めることを楽しんでいる。可愛い系の顔をしている。最近は、アイスピックの少年の男心を弄ぶのにハマっている。


チャイナ服の少女
チャイナ服を着た少女。毎日、「湿気の街」で肉饅を配っている。だが、製造元・製造方法等が不明の為、誰も受け取ってくれない。唯一、肉饅を食べてくれたペストマスクの男を好きになり、彼に付き纏うようになる。


熊の着ぐるみの男
熊の着ぐるみを着た男。人から注目を浴びたくて、着るようになった。着ぐるみはペストマスクの男に貰った。「シルクハットの林檎屋」がくれた林檎を食べてしまい、コンビニで暴れ回った。


シルクハットの林檎屋
シルクハットを被った男。「林檎教」の教祖。林檎の見た目をした麻薬を「湿気の街」の住人に配っている。林檎を食べた人間を狂わせる。街で起きている一連の発狂事件の元凶。正体、目的、全てが謎。


毒爪女子高生(憂鬱な女子高生)
希死念慮を抱えた女子高生。羊のお面の男女に自殺を止められ、「毒少女」から毒を買い、ショートヘアーの少女から林檎を貰った。毒と林檎を一緒に食べようとしたところ、「害獣探偵」に「お前は害獣ではない」と言われた。林檎を食べようとしたら「日本刀女子高生」に止められ、毒はラブホに誘ってきた男に飲ませた。花屋、「痙」で毒の蜜を出す花を買った。その毒を爪に塗って、ラブホに誘ってきた男をラブホで殺すようになる。


ショートヘアーの少女
「湿気の街」で林檎を配る、ショートヘアーの少女。「林檎教」の幹部。大きな涙袋が特徴。「オカルト少女」曰く「大きな爛れた憂鬱が伸しかかっている」。「シルクハットの林檎屋」に恋心を抱いている。


毒魔女
紫色の毒を製造する女。「非魔女」。真っ黒なコートを着て、フードを目元まで被っている魔女のような見た目から、一部から「毒魔女」と呼ばれている。「毒少女」曰く「20代にも見えるし、60代のようにも見える」。noteにしか登場していない。


害獣探偵
病的な程に白い肌、真っ黒な目玉と歯の男。「湿気の街」の住人が害獣であるかどうかを当てる探偵。


獏のお面の男
獏のお面を被った男。「湿気の街」の住人の狂気を処理する、「狂気処理屋」。狂気に侵された街の住人の狂気を食べる。面倒臭がり屋。ラーメンが大好物。10歳も年下である「催眠少女」をお嫁さん候補にしている、ド変態野郎。


催眠少女
ツインテールの少女。「湿気の街」の住人の狂気を処理する、「狂気処理屋」。狂気に侵された街の住人に催眠をかける。獏のお面の男にだけ暴言を吐きまくる、Mには堪らない少女。僕は好きです。


馴鹿のマスクの少女

馴鹿のマスクを被った少女。聖夜、「死肉サンタ」の死体集めを手伝う。死肉サンタの後継者。聖なる夜の特別編、『虐殺サンタ。』に登場。


死肉サンタ
赤い帽子と白い鬼のお面を被り、真っ赤な服を着て、大きな真っ白の袋と錆びた鋸を持った老人。聖夜、孤児院で食事を待つ子供の為に死体を集める。死体を鋸で切断する時、必ず勃起する。「湿気の街」の住人には「虐殺サンタ」と呼ばれている。聖なる夜の特別編、『虐殺サンタ。』に登場。


紫派魔女
「湿気の魔女協会」から認められた「湿気の魔女」。紫色の蛙の製造を担当している。常日頃、「濃紺派魔女」と対立している。


濃紺派魔女
「湿気の魔女協会」から認められた「湿気の魔女」。濃紺色の烏の製造を担当している。常日頃、「紫派魔女」と対立している。


非魔女
「湿気の魔女協会」の掟を破った者。「非魔女狩り」の対象であり、発見され次第、死刑となる。


湿気の悪魔
「湿気の魔女協会」から認められた悪魔。「湿気の魔女」になる為には、パートナーとなった「湿気の悪魔」と性行為を行わなければならない。


魔女の恋人
氷のように冷たい紫派魔女の彼氏。深夜、「湿気の魔女集会」に参加する彼女のことを健気に待つ。


氷のように冷たい紫派魔女
「紫派魔女」。誰に対しても氷のように冷たい態度で接する。ラベンダーアッシュ色の髪の悪魔と性行為を行い、「湿気の魔女」になった。


ラーメン屋、「腎」の店主
「湿気の街」で人気のラーメン屋、「腎」を経営している中年男。看板メニューである肉ラーメンは、定期的に食べたくなる美味しさ。「狂気処理屋」コンビ、獏のお面の男と「催眠少女」が仕事終わりによく食べに来る。肉は「食肉切断屋」から仕入れている。


夜の執行人
悪意を持った人間を斧で殺す女。セミロングの黒髪。黒いコートを着ている。コートの下に黒いブラジャーを付け、黒いパンティを履いている。顔には黒い布の目隠しを巻いている。鋭い嗅覚を使って、殺害対象者を追いかけ回す。死体は路地裏に積み重ねる。死体の臭いが体に染み付き、常に悪臭を放っている。口癖は「レディ」。


ラベンダーアッシュ色の髪の悪魔
ラベンダーアッシュ色の髪をした「湿気の悪魔」。氷のように冷たい紫派魔女のパートナー。八重歯。缶酎ハイをよく飲んでいる。釘バットを持っているが、自分で使っているのを見たことがない。


食肉切断屋
夜な夜な人間の死体を糸鋸で切断する男。ガスマスクを被っている。切断した死肉はキャリーバッグで運び、家に帰って更に加工して袋詰めにする。表稼業は、肉屋。牛肉や豚肉、鶏肉等といった普通の肉とは別に、特定の客に加工した人肉を販売する。


花屋、「痙」の店主
路地裏で花を売る女。リヤカーに色取り取りの花を乗せている。その中に「紫派魔女」が製造した毒の蜜を出す花もある。彼女の紫色の唇は、常に毒で濡れているという噂。表稼業は花屋、裏稼業は紫派魔女。


黒羊のお面の少女
黒羊のお面を被った少女。LEDライトを搭載しており、目と口の部分が青白く発光する。高架下で泣く振りをし、人を不安にさせる。


拷問探偵
情報屋。情報を持つ人間を監禁・拘束する。濃紺色のエプロンと付け、薄緑色のゴム手袋を嵌めて、拷問を行う。拷問で得た情報で、探偵のように多くの事件を解決する為、こう呼ばれている。拷問をした人間の歯を大振りのペンチで抜き、花瓶に入れて、コレクションにしている。


赤覆面の男
赤覆面を被った男。「林檎教」の信者。赤覆面は「シルクハットの林檎屋」から貰った。自らを「救世主」と名乗り、暴力を振ってでも、「湿気の街」の住人に林檎を食べさせる。


豚のマスクの女王様
紫色の豚のマスクを被った、紫色のボンデージ姿の大女。鞭とハイヒールの踵で、「拷問探偵」が捕らえた人間を拷問する。


湿度文学。
「湿気の街」に住む物書き。雑誌の記事や本の出版の他、Twitterやnoteに街の住人の日常を、小説風に書いたものを投稿している。どうも、僕自身です。

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