出産はひとつのゴール

助産師HISAKOさんの動画で
妊娠中って大変やけど
出産というゴールがあるから頑張れるっていうことを聞いた


授かるまでに長い時間がかかった私にとって
不妊治療の期間もずっと緊張状態だったし
妊娠期間はとくに無事に産めるかという
プレッシャーがすごくあったんだと思う

夫からもいろんなことを制限された
食べ物とか行動とか。
全ては無事に赤ちゃんを産むため…
出産後はじめてお寿司を食べたとき
夫が妊娠中全部我慢してくれたおかげで
無事に産まれてくれたねありがとうと言ってくれた

私も少しでも不安になることは
徹底的に避けて精神も安定するように
努めていた妊娠期間だった

だから出産が逆子で帝王切開になっても
それを下から産めずもったいないと
医者や助産師に言われても
安全に出てくることが大事と強く思ってた

初めての入院、初めての開腹手術
本当は不安だったはずなのに
大丈夫
不妊治療でたくさん手術してきた
麻酔してたら痛くない、すぐ終わる
そう自分に言い聞かせて
出産の日を迎えた

そして無事に産まれた赤ちゃん
麻酔の効きが悪くて
お腹を引っ張られる感覚がすごく痛かったけど
赤ちゃんがお腹を出てからは
麻酔も足して貰えたし
とにかく私に全責任があった
妊娠期間がそこで終わった

その後も数日間はまだ緊張状態が続いてた
だから眠れなかったのかな
寝れない状態が続いた私は
今まで不安にならないよう
気にしないようにしていた
病院の環境や方針と合わないことが
我慢できなくなっていき
あれもおかしい、これもおかしいと
不安で追い詰められていった
退院してからも夫や母が赤ちゃんといても
寝れず14日間不眠だった
あんなに穏やかな気持ちで出産したのに
何も怖くなく帝王切開に臨めたのに
産んでからずっと寝てなくて
家に帰ってからパニックばかり起こして泣いて
家族と対立して…
悔しかった
赤ちゃんはこんなに穏やかに寝てて健康で
私だって身体は健康なのに心がこんなにも
不安定なのが悔しかった

ホルモンバランスのせいじゃなくて
病院のせいってずっと強調していた

一歩間違えれば母子の命に関わる
予定帝王切開の人への卵膜剥離(未遂)
これをカルテを診ずに内診し
しようとしてきた病院側が絶対に悪い

他にも薬の処方がおかしいとか
赤ちゃんの管理体制が悪いとか
指導が古いとか
私が不安で追い詰められる材料しかなくて
私には合ってない病院だった
他の病院も通ったことがあって
そこしか選択肢がなくて
安心できる病院はないのも悔しかった


私が精神的に追い詰められたのは病院のせい
ホルモンバランスのせいじゃないってことは
今も主張したいけど
出産というゴールがあるから妊娠中は
頑張れるという言葉を聞いて
不妊治療を
あんなに頑張って授かった赤ちゃん
必死になって守って育てた妊娠期間
こんなにも頑張って無事に産まれたのに
不安になることが立て続けに起こったら
そりゃ追い詰められて当然だなと思いました

よく頑張ったね私
母性本能が他人に預けてでも赤ちゃんを
守りたいっていう方向性に行ってるのも
妊娠中は自分しか守れなかったけど
今は赤ちゃんは他の人でも大丈夫
自分が育てられないほど危険だっていう
気持ちからなんだろうなぁ〜

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