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イヴ・ネッツハマー展に行ってきた

 先週、今週と美術館に足を運んでいます。
 何となく創作エネルギーを補給したい時期なのかもしれない。
 
 今日、お邪魔したのは宇都宮美術館。
 大谷石と木の調和がとれた美しい美術館です。
 宇都宮美術館の建つ文化の森には、バリー・フラナガンのウサギがいます。
 作品名は、「ホスピタリティー」。
 作品名の如く、前後の足を思い切り伸ばして飛びながら、来訪者たちを出迎えてくれています。
 このウサギがいる芝生の広場は、みんなが思い思いに休日を過ごしていて、それを眺めるのがこの美術館を訪れる楽しみの一つであったりするのです。
 心穏やかになれる場所の一つかなと思います。


エントランスに展示された「ガラス面上の素描群」

 さて、お伺いした「イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い」展。
 どうやら日本初個展だそうです.

 
 私は、美術を専門に学んだわけではないので、専門的な知識もありません。
 だから、作品に込められたエネルギーやメッセージを直感的に感じることしかできないし、言語化する力もないのですが、このイヴ・ネッツハマーさんの作品たちは、社会が抱える問題の提起や自分の中の善と悪の葛藤、心の深淵を感じる作品だったなと思います。
 エネルギーが重い。
 展示室を出た瞬間に、無意識に詰まってしまっていた息を「ふうっ」と吐き出してしまうような、そんな重さ。
 きっと、もっと違う解釈をされる方もたくさんいると思います。
 ご覧になった方の数だけ解釈の数も増えそうな気がする、そんな作品たちでした。
 少々、自分の中で消化するのに時間がかかるかもしれないけれど、出会えて良かったと思います。
 残念ながら、開催期間は今日までなので、宇都宮美術館ではみられなくなってしまいますが、もしまた日本で個展が開催されることがあれば、また足を運んでみてもいいかもしれないなと思いました。
 その時の置かれた状況で、違った解釈が生まれてきそうです。

今日の写真は、全てスマートフォンで撮影しました。


ご覧いただき、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。 緑川

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