緑川紫夕

関東地方在住。 趣味は、写真撮影と神栖市。 日常の何気ない風景に見え隠れする翳りや工場…

緑川紫夕

関東地方在住。 趣味は、写真撮影と神栖市。 日常の何気ない風景に見え隠れする翳りや工場のある風景をキリトリしています。 好きなものは、珈琲と本、かえるグッズ、努力の天才。 撮影した写真を中心に、言葉を連ねていこうと思います。 INTJ型。

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    大好きな街、神栖市に関する記事をまとめています。

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そういえば、地学が好きだったって話

 最近、思い出したことがある。  タイトルにもあるように、そう言えば、地学って分野が好きだった話。 ※ここで書いている「地学」は、高等学校に設けられた理科の一科目のことで、気象学や天文学、環境学等も含む広義の意味の地学を指しています。  小さい頃から空を眺めるのが好きで、かこさとしさんの著書「地球」「海」「宇宙」が大好きだった。  刻々と変化する空が好きだった。  一枚岩のように見える地面が、大きく揺れるのか不思議だった。  互い違いの崖の縞々が謎だった。  流星群の時期

    • 余白の魅力

       久しぶりの投稿となってしまった。  3月末に業務内容が変わってから、怒涛のように仕事が降ってきて、心身ともに余裕がない毎日。  そのお陰か、周囲が考えているよりも早くある程度のものになったようで、何とか一戦力になれたのかなと安心したところだ。  自分の中でも、何かすとんと落ちるような、急に頭の中が凪の状態になったのは、仕事が心身に馴染んだからなのだろうと思う。  やっと、余暇を「計画して楽しむ」余裕が出てきた。  余裕が出てきたタイミングだからこそ、出来ることもあるわけで

      • テレビを消して

         社会人になってから、起きるとまずテレビをつけることが習慣化していた。  理由は、出勤までの時刻の確認とその日の天気、トップニュース等のチェック。  特に、朝は分刻みで準備を進めていくので、タイムスケジュールが決まっている朝の情報番組は、今自分が予定通りに動けているのかを把握するのにちょうど良い。  そんな習慣が身についているから、休日でも起床するとついテレビをつけてしまうし、そのまま小さい音でテレビを垂れ流し状態にしていることも多かった。  冷蔵庫などから発せられる低周波音

        • 生きている、ということ

           先週の天気の悪さから一転して、とても春らしい陽気となった週末。  外に出て、春特有の憂いを帯びた匂いを肺いっぱいに吸い込む。  ああ、今日も生きている。  仕事内容の変化があって、一週間たった。  これまでも、他の人たちより少しだけ死に近い場所で仕事をしていたけれど、より近くに死の存在を感じるようになった。    人は生まれた瞬間から、死に向かって生きていく。  巡る季節。同じ季節に再び会えることは、奇跡に近いことなのだろう。    厳しい冬を乗り越えて、力強く芽吹く生

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          2本

        記事

          KAMISU小夜曲 Op.2

           元々、夜の景色が好きでした。  金属で構成される物質を眺めるのも大好きでした。  冷たさを装いながら、内に莫大な熱量を抱える工場群の風景や、知性、努力、技術そして航空会社社員らの絆等が複合的に絡み合って作り上げられる飛行機の離着陸の風景に興奮と感動を覚えてしまう、そんな性質の私。  夜景は、星景写真をメインに撮っていた私ですが、元々持っている性質が騒ぎだし、いつしか   「工場夜景を撮影したい」 と考えるようになりました。   工場夜景といえば、四日市市や川崎市が有名で

          KAMISU小夜曲 Op.2

          地味に忙しい

           春は色々な物事が動く季節。  新しい出会いも、慣れ親しんだものとの別れもある季節。  私も、そんな季節のうねりに巻き込まれて、地味に忙しい。  最近は、ゆっくりとパソコンの前に座ることも大好きな読書に身を投じることも出来ず、ちょっとストレスが溜まっていたところ。  やっとnoteの世界に帰ってこられた。    今日はもう自分を甘やかそう。  アルコールを飲みながら、溜まりに溜まったフォロワーさんの記事を読むのだ。  ダラダラするぞ! と気合を入れてみるも、頭の中では新しい部

          地味に忙しい

          グランピングに行ってきた

           グランピングなるものに行ってきました。  同行したのは、大学時代からの友人。  お互いに仕事をしているので頻繁にあっている訳ではないけれど、何となく関わりが継続している友人の一人です。  では、大学時代にとても仲が良かったかというとそういう訳ではなく、遊んだりするようになったのは大学を卒業してからで、なんだか特殊な友人関係にある人になります。  知らないうちに海外に留学していて、いつの間にか戻ってきたと思ったら、また海外で仕事をしていたりと、思いつくままに行動していて大胆な

          グランピングに行ってきた

          ねこ日和

           唐澤山神社に行ってきた。  この時期、来年度に向けての決意表明をするために訪れることを決めている。  竹林もあって、どうしても心がざわつくときは、心を整えにいくこともある私にとってのパワースポットだ。    そう、そして参拝後は猫と戯れるのである。  以下、ひたすら猫。 ご覧いただき、ありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています。 緑川

          春は夢見が悪い

           今日も、軽い頭痛がする。  春が近づいてくるこの時期、体調が優れない日が続く。  最近、春が好きになってきたものの、いまいち大好きに振り切れないのは、この体調不良のせいもあると思う。    睡眠の質が悪い。  見る夢の内容がよくない。  起きても爽快な気分は程遠く、鉛のような体を無理やり起こし立ち上がって活動を始める。  結果、食事内容も住まいの足元も散らかり気味に・・・全くもって不健康だ。    全く同じ春はない。  もう毎年のことで、分かりきっていることではあるけれど、

          春は夢見が悪い

          KAMISU小夜曲 Op.1

          冬の凍てつく風が頬を刺す。 建設途中の夜景。 今はもう、見られない。 今日も私は、この街に恋をしている。 ご覧いただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています。 緑川

          KAMISU小夜曲 Op.1

          食べることについて。

           一人で出かけることが好きです。  出かけるという行為は、大体が写真を撮りにいくことを目的としていて、これが遠方への宿泊を伴うものでも日帰りでも変わることはありません。  そう、目的は「写真を撮ること」なのです。  写真を撮ることに関してはフットワークが軽いので、ひょいと車を運転して出かけたりするのですが、職場にお土産を持っていくと必ずと言っていいほど聞かれる 「現地では何を食べてきたんですか」 「何が美味しかったですか」 が、なかなか難しい質問だったりします。  出掛

          食べることについて。

          星空を求めて。

           やっと行ってきました。  天の川を入れた星景写真撮影。  この時期の天の川は、明け方に東の空から横倒しの状態で昇ってくるため、海辺まで出掛けて撮影するのですが、そのためには夜中から動き出さなければならないから、自分の中では結構ハードルの高い撮影の一つになります。  今日の夜中から明け方にかけての天気はほぼ快晴。風もほぼなし。  体調も悪くなかったことから、出掛けてみることにしました。  今日の撮影場所は、大洗磯前神社神磯の鳥居付近。  ここは、初日の出と鳥居のコラボレ

          星空を求めて。

          猫に癒されたい

           2月になると、東の空の低い位置に天の川が見えるようになってくる。    久しぶりに天の川を入れた星景写真を撮りたい。    思い立ったが吉日、即行動がポリシーの私だけど、このところ、この思い立ちのタイミングとお天気の気が合わない。  今回も、意気揚々と天気予報を見たら曇りマーク。  何なら、小さい雪だるま付き。  すっかり意気消沈した日は、猫の写真に癒されよう。  栃木県佐野市にある唐沢山神社は、猫好きの人たちには結構有名な神社である。  人懐っこい地域猫がたくさんいる

          猫に癒されたい

          桜に想いをはせる

           「桜の香り」を謳う商品が続々と発売されるこの時期は、結構好きだったりする。  好きだから、今家には「桜の香り」が溢れている。  芳香剤に柔軟剤、香水まで。  この刹那的な空気を肺に満たして、ため息をつく。    春は嫌いだった。  ただ、昔から、春の夜の空気だけは大好きだった。  何だか、異世界に迷い込んだような気持ちにさせる、あのざわめき。  来てはいけないところに来てしまったような背徳感と高揚感。    もう一度、ため息をつく。  窓の外に広がるのは、まだ冬の冷たい空気

          桜に想いをはせる

          mono.③

          小澤征爾さんがお亡くなりになった。 おすすめに、急にillionさんのGASSHOWが出てきた。 自分の中がうまく整理できない。 きっと、そういう日なのだろう。 今日は、この1枚に色々な気持ちを込めて。 ご覧いただきありがとうございました。 またお会いできることを楽しみにしています。 緑川

          室蘭の気配

           昨年の夏に訪れた室蘭。  ほんの少しの寂しさを纏う街の空気が、体の奥底に眠る焦燥を掻き立ててきて、もがき足掻きたくなる気持ちにさせる。  好きな街の一つ。  工場夜景としては、昨今の環境問題対策の関係で落ち着いてしまったようだけれど、それでも美しかったと思う。  今、厳冬に飲まれたあの街は、どんな世界になっているのだろう。  いつかまた訪れたい場所。 ご覧いただき、ありがとうございました。 またお会いできることを楽しみにしています。 緑川

          室蘭の気配