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「身軽なでぶ」と呼ばれている人がいた。 正反対の意味をかけ合わせた言葉は、新鮮な響きと破壊力を持ち、学生でまだまだ世界が狭かった私に、大きな衝撃を与えた。 一見、ネガティブに捉えられがちな言葉も、枕詞を変えるだけで、こんなにもポジティブになる。 それまでの固定観念を変えてくれた。 そして、そこには確かな信頼関係があった。 相手をリスペクトする心、当人も身軽に動けるという自負の心。 はたから見るとコンプレックスと捉えられることを、コンプレックスではなく、強みに変えていた
令和2年7月1日。 日本各地は妖怪ゼニゲバーに占領された。 「ジャスコン」、「ようかどう」、「コンビニ―」、「越後屋」などの日本を代表する選手の選手宣誓により始まった、妖怪ゼニゲバ―による日本占領。 「我こそは妖怪ゼニゲバ―なり!」 この報に拍手喝采し、小躍りしたものもいたかもしれない。 様子見を決め込んでいた小心者、はなから何も考えず流れに乗るだけの人。彼らにとってはまさに天の声、お告げ。この宣誓をきっかけに、小物の妖怪ゼニゲバ―があまねく日本に誕生した。 妖怪ゼニゲ
20年ほど前、語学留学をした。 初めての海外一人旅。 初めての乗り継ぎ。 不安もあったが、それよりもわくわくでいっぱいだった。 空港で学校が手配した車に乗り込み、これからしばらく住むことになるアパートメントに向かう。 間取りは、日本でいえば2LDK。 2ベッドルームに、1.5バスルームと呼ぶのだろうか。ホテルによくあるユニットバス、バスタブとトイレと洗面台がひとつになったものとは別に、独立したトイレがあった。 部屋の探検もそこそこに、荷物を降ろし身軽になったわたしは、
「いかに知識を身につけたとしても全知全能になることなどはできないが、勉強しない人々とは天地ほどの開きができる」 ソクラテスに師事し、アリストテレスを弟子に持つ古代ギリシャ哲学者プラトンの言。 今も昔も、人間は同じ過ちを犯す。 文明は進化したのに。 不思議。
「政治家たちは、謙虚にひざまずく時間をもっともっと、ふやさないといけません。そうしたら、きっと彼らはより良い政治家になると、私は信じています」 『マザー・テレサ 愛と祈りのことば』より 今も昔も政治家は、傲慢になることが仕事のようだ。 名君は絶えて久しい。
お弁当屋さんのバイトを辞めてから、それなりの季節が巡った。だから、もう話してもいいだろう。 バイトをしていたお弁当屋さんは、あるブランド鶏を売りにする鶏専門店だった。ランチのお弁当はワンコイン前後ということもあり、お昼時はいつも混雑する人気店。店の前には○○鶏を謳う大きなのぼりが立てられ、メニューにもしっかりとブランド鶏の名前が記載されている。お客さんは、それを信じて買っていく。そして、私も信じていた。 でも、働いて少したった頃、私は気がついてしまった。 ブラジル産の肉
日本人は、外国人の奴隷。 現実を知れば知るほど、やるせなくなる。 意識だけ高い系が、お金も出さずに口出して、日本人に使うための税金をむしり取る。 自国民を守るために国はある。 いつになったらこの国は、一部の人だけでなく、自国民全体に目を向けるのだろう。
「日本人はインドのことよりも、日本の中で貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。 愛はまず手近なところから始まります」 ~マザー・テレサ~
いつものように電気ケトルに水を入れ、スイッチを入れる。 しばらくすれば、「頑張ってお湯を沸かしていますので、今しばらくお待ちください」とでも主張するかのように、しゅんしゅんしゅんしゅんとにぎやかな音を立て始める。 スープは塩分の塊。 飲んじゃダメ。 血圧の敵です。 どうしてカップラーメンは、塩分を抑えられないのだろう。ラーメン自体が塩分が高いものなのか、それともカップラーメンの問題なのか、ラーメンにそこまで興味がないので調べたこともないが、塩分を抑えた商品を開発すればい
「誠の心」 言を成す 自分の言葉に責任を持ち、言の葉を成就させる 偽りの言葉は、信用を失う
真面目に毎日働いている人は、みんな偉いんだ。 君のおもちゃではない。 youtuberなど、いなくても世界は回る。 閻魔帳にはもう記録されたから、そのとき鼻水たらしながら泣いて頼んでも遅いんだよ。 日々徳積みをしている人たちに対して、一部のyoutuberはなにをしている?
「並んでるんですけど」 ふいに険を含んだ言葉が、背中越しに飛んできた。 驚いて振り向くと、そこには福士蒼汰似の高校生くらいの若者の姿があった。すらっとしてなかなかのイケメンではあるが、そのことを自覚している感が体からにじみ出ており、少し鼻につく。 友人らしき人と二人並んで立っていたが、友人の方は「俺、知らねーっすよ」とばかりにそっぽを向いていたので、先程の言葉を発したのは福士蒼汰似の彼のようだ。 東京からそう遠くない観光地でお正月を迎え、宿の人におすすめされた神社へ初詣
割と大きな交差点で信号待ちしてた時、遠くから救急車のサイレンが。 その場にいた誰もが止まり、静かな時間が過ぎていた中、ヨドバシの車が爆走。 誰もが呆気にとられ、違った意味での静けさがやってきた。 時間に追われているのかもだけど、社名を背負った車。 ルールは守らせないと。
同調圧力のない世界など、どこにある? 体に異物が入れば総攻撃をし、退治する。 これと同じこと。 体の機能は受け入れ、感情には文句を言う。 ウィルスが体に入り体調を崩したら、同調圧力だって自分の体に文句言う? 日本を貶め、ひいては日本人を貶める新たな飯のタネにうんざり。
スーパーに行けば、必ず遭遇する「リュック族」 背中に目がついていない彼らは、今日もズカズカのっしのっし、自分の買い物に精を出す。 「通路、ふさいでますよー」 「リュック、あたって痛いですよー」 「振り向かないでー」 なんて言えない。 今日も、ストレスを買いにスーパーへ。
自分が思うほど、相手は私のことを思っていない。 だから、もっと自由になっていい。