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発達障害ってすぐに言うな!

発達障害という言葉が嫌いです。

特に幼児期のこども達につく「発達障害」のレッテルが嫌いです。

そもそも発達障害ってどういう意味?


障害とは?

発達障害。
つまり発達の障害…

障害の意味を調べました

さまたげること。また、あることをするのに、さまたげとなるものや状況。
個人的な原因や、社会的な環境により、心や身体上の機能が十分に働かず、活動に制限があること。

コトバンク


障害とは、あることをするのに、さまたげとなるものや状況。

なるほど、、・・・うん。
決めつけるの、早くない!??^^;

0歳で生まれてきてから、たかが数年で、なんで、障害になるとわかるんだろう?

そもそも、障害になってる??

言葉が遅い。
集団行動が苦手。
こだわりが強い。
神経質。

いろんな個性があるけれど、それは「脳の発達」の「個性」であって、脳は生まれてから脳内の神経細胞が増えていき、脳が発達(育っていく)ことで、できることが増えていきます。が。できることの順番や速さって、個人差があって当然。

一般的な目安はあくまでも、目安であって、幼児期の発達には個人差があって当然。

今できていないことがあるとして、それはただ「今できない」という事実であって、それが障害になるとなぜ、決めつけちゃうんだろう?

何もさまたげないかもしれないじゃん。

成長する過程の中で、できることが少しずつ増えていって、さまたげるほどの問題にならないかもしれないじゃん^^

言葉が親を不安にさせる

発達ペースの月齢的な目安からいくと、発達のペースがゆっくりめかな。これは、事実ですよね。

でも、発達障害の疑いがあります…というのは、え?誰が疑ってんの?っていう話だし、不安にしかならなくないですか?


今、できていないことがある。

できるようになるペースが、一般的な目安よりゆっくりである。という事実と、発達障害をなぜに、すぐ結びつけちゃうんだろう?

発達障害という言葉が、親を不安にさせ、そこからまだわからない未来の不安が大きくなっていきはしないだろうか?

脳の発達の話をするならば、事実だけをまずみる。

言葉が出るのが少しゆっくりだな…
こだわりが強いな…
場所が変わると神経質になりやすいな…
じっとできないし忘れ物も多い…

という事実に

「他の子よりも遅い…大丈夫かな…発達に問題あるかな?」

「こだわりが強い…ASDかな?」

「神経質になりやすい…HSC気質かな…?HSP気質かな…?」

「じっとできないし忘れ物も多い…ADHDかな…?」

とか、すぐにくっつけて考えるのやめてー!!!

大人はね、自分が生きづらいと感じてきたことに、ADHDとかHSP/HSCという答えみたいなものが見つかると、安心したり、ほっとしたりします。

あぁ、そうか、私はそうだったのか。(そうだったのかもしれないな)と。でも、こどもはまだ発達の途中も途中、真っ最中なんです。

脳が発達している途中で、できないことがあって当然じゃないか!

まだできていない、という事実に、発達診断名を紐づけることで、それ前提でこどもを見てしまいませんか?

まだ発達の途中なだけで、発達障害かもしれない、という言葉が、不安を大きくして、こどもに対する「できる」を信じる力を奪ってしまわないか…?

発達の個性はみんなある

発達障害、という言葉を使うのであれば、この世界の生きている人、全員が発達障害です。

だって、できること、できないこと、みんなあるでしょ?^^

足が遅い
球技が苦手
細かい作業が苦手
同じことを繰り返すのが苦手
整理整頓が苦手
勉強が苦手
人と話すのが苦手
料理が苦手
算数が苦手
国語が苦手
致命的に歌がヘタ
絵がヘタすぎる
忘れっぽい
忘れ物が多い
かばんの中がいつもぐちゃぐちゃ

これ、全部脳の働きで、脳の発達に関わっています。

発達障害という言葉を撲滅したい

みんなそれぞれに発達の個性があって個性によっては、社会の中で生活する上で、サポートが必要な場合がある。サポートが必要なら、適切なサポートを考えてすればいい。それだけの話じゃないでしょうか?

例えば、、私はものすごく忘れっぽいです。
別の行動をしはじめたら、その前にしていたことを忘れることが(とても)多い。料理を焦がしたり、洗濯を干すのを忘れてそのままになっていたり…など、割と日常茶飯事です。

同時にいろんなことを考えているし、色々なことを同時進行で手をつけたりする一方で、一つのことに集中し始めると没頭して時間の感覚もなくなってしまう。いわゆる、過集中型の注意散漫型です。注意欠陥障害、多動と言われたら、そうなのかもしれない。

大人のADHDという人もいるのかもしれないけれど、私は自分の特徴として、ただ「そうである」と捉えているだけです。

そういう部分がよくあるから、焦がさないようにするために、スマホのタイマーをかけるとか、洗濯が終わった音がしたら、すぐに干すようにしています。

できないことがたくさんあったとしても、発達障害のレッテル、いらないと思うんです。

ちなみにレッテルとは

1 文字。
2 商品名・発売元・内容などを表示して商品にはりつける紙の札。商標。 · 3 ある人物や物事についての断定的な評価。

コトバンク

レッテルってネガティブなイメージがありますが(私はありました)言葉の意味としてはネガティブじゃないんですよね。

私は、貼り付ける文字、という意味で「レッテル」という言葉をつかっているのですが、人それぞれの個性に、わざわざ発達障害という文字を貼りたくないし、貼る必要もないと思っています。

社会の中で1人で生きて行くのが大変だろうな、と分かる発達の個性もあると思いますが、発達の大小(凸凹)の話で、必要なサポートをする、という視点は同じだと思うのです。

発達障害という言葉が、不安にさせ、まだ見ぬ未来をも不安にさせてしまうなら、そんな言葉、使わない方がいい。

できることは早めにやっておく

発達のペースがちょっと気になるな…と思ったら、発達のサポートになることはやっておいたらいいと思います^

発達のペースちょっとゆっくりめかも…🤔よし、今からできるアプローチしておこう、というスタンスでやるのと、発達障害だから…発達グレーって言われたから…という理由でやるのでは、同じサポートでも、親の在り方が全然違うと思うのですよね。

脳の発達のために、おうちでできることはたくさんあります。

例えば、気になるものがあるとすぐに行動してしまうタイプの子には、決まった言葉を言った時だけ、ストップしてとまるゲーム、とか本当に簡単で親子で楽しんでできること、色々あるんです。

決まった言葉の時だけストップする遊びは、脳の自己抑制の発達を促すのに効果的^^

今日の記事をとおして伝えたかったことは、総じて、

発達障害という言葉に不安にさせられちゃうの、やめよう。

客観的な比較は必要だけれど、幼児期は発達のペースの差はまぁまぁ大きく出やすいから、そこに一喜一憂するの、やめよう。

今できないことで気になることがあるなら、今こどものためにできることをやっていこう。

今の事実だけをちゃんと見て、できることをしていこう。

ということでした。


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ブログ作者

山﨑静香/ママの学校校長
こどもの教育に関わり23年目
知識、経験、ノウハウをベースに
脳科学やスピリチュアルも取り入れて
満を持して素敵な親バカ子育てを満喫していたつもりが、、、
気が付けば「バカ親」になっていた…という
イタすぎるしくじりをしていた私が考える
正しい親バカ子育てについて書いています。
こちらもぜひ読んでみてください^^



AMEBA TVで、ひろゆき氏と幼児教育について討論した時^^

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