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大阪・イムさん「カフェとアジアの雑貨」

 がもよん。大阪市城東区蒲生じょうとうくがもう四丁目かいわいの略です。昭和の古い建物をリノベーション。まちぐるみで古民家再生。アジア雑貨とカフェ・イムさん。どんなお店でしょうか。
(1388文字)


イムさん

住宅街にとけこむイムさん。
レンガタイルとコーヒー。
2階はアジア雑貨。

がもよんエリアの隠れ家です。

イム (yim)さん
(yim coffee and craft )
大阪市城東区蒲生3-14-16
11:30~18:00
火曜定休・変更あり


もより駅は……
●Osaka Metro(大阪メトロ)・今福鶴見緑地線・蒲生がもう四丁目駅…徒歩約5分

 古民家らしからぬ外観。蜂の巣のような。規則正しく、つやめいたレンガ調のたてもの。昭和のなかで、すこしあたらしい。

(記事中のメニューは中止・変更があります。ご容赦ください。)

がもよん古民家マップ



アジア雑貨

1階はカフェ。2階はアジアの雑貨がするりと並んでいます。

ふすま・欄間は、はずされて、
不思議なシカクの空間に。

ビビッドなカラーの布おもちゃ。
籐のカゴから豆電球のひかり。

ここは、アジアの片隅。お家でも店でもなく。湿気もなくカラリとした空気がただよう。


がもよんエリアは、カフェ単独では開業できないそうだ。


カフェと、なにかほかに。

それで coffee and craft .

複業はさぞかし、たいへんだろう。

ひょうひょうと、お店があいている

珈琲と手仕事


いままで、撤退したお店はないそう。

がもよんへ、まちへ回遊魚のように渡り鳥のように……ひとがくる。また、もどってくる。

古民家のリノベーションを見ながら。

ふるくて あたらしい。



レンガタイルのたてもの

わたしが子どものころ、昭和40年代。黒く光るレンガの家が連なっていました。

大阪市生野区

雨が降ってないのに、てらてら。ひかりを浴びて、つやつや。


駅前の2階建ては、だいたい1階で商売をしていた。そして、となりと家がくっついていました。

町屋かな、黒い家。台風が多かったからレンガタイルを貼りつけただけかもしれない。

 イムさんのお店は、あの頃のまち・家を思い出す。

レンガタイルの色は黒からカラフルに。
まちの会社、事務所、マンション。

うすいレンガが散らばっていた。
そして
たてものが シカクになった。

屋根瓦がツルッとすべって、タイルレンガに変身したみたい。
ペタペタ外壁に貼りついた。
三角屋根はどこにいったのだろうね。

板チョコの色になったり。
抹茶になったり。ビスケットにも。

立体感もあった、強いたてもの。

神戸市
大阪市生野区

3階建ても、残っています。頑丈なお家。スパッと並ぶブラウニー。

3階建て住宅



キャロットケーキ

 イムさんのきょうのスイーツ。
キャロットケーキ。

焼かれてズシリ。
生クリームぷかり。
アジアのスパイスぱらり、甘さのアシスト。

ホットコーヒーのうつわ。
ラオスのコーヒー。
キャロットケーキのお皿。

ピスタチオの燻したみどりがアクセント。

ニンジンの香りがポロポロポロ。
レンガのように散らばった。

 吹き抜け。窓際が特等席。
日焼けしそうな、お陽さまかげん。
奥から目を細めて、ながめてた。

夏の日。
おもいで。


コーヒーゼリーの透明な
レンガタイルを めくって食べる。


残る建物 朽ちるたてもの。





毎週水曜日は
「たてもの」の日

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

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