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フランチャコルタ〜ベルルッキ訪問〜



出発準備


以前から一度訪問したいと思っていたイタリア初の高級スパークリングワイン「フランチャコルタ」のワイナリー。イタリア北部・ロンバルディア州東部で瓶内二次発酵方式で造られるのがフランチャコルタ。幾つものワイナリーがあるが、その中でも最も古い「グイド・ベルルッキ」のワイナリーを訪問した。出発前にウェブサイトでセラー見学ツアー(フランチャコルタ三杯の試飲付)を申し込む。40ユーロ。ちょっと高めか。

いざ、フランチャコルタへ


訪問当日はミラノ・チェントラーレ駅からTrenitaliaで67分、指定席ではない為、早めに行かないと座れない。出発30分前だったが早くも粗満席。なんとかひと席確保するも、避暑地に向かう学生四人の隣でそれはそれは賑かなこと。ブレーシャ駅まで行き、そこからローカル電車に乗り換えて約20分のBorgonato-Adro駅へ。このローカル電車は2両編成のディーゼル車。なかなか味がある。

ベローナ行きの列車に乗ってブレーシャまで 自由席の為席の争奪戦が始まる
ブレーシャ駅で乗り換え
 プラットフォームの端に2両編成のローカル列車乗り場が 
Borgonato-Adro駅(無人)

駅を降りて徒歩10分位でワイナリーはあるが、駅を降りてからワイナリーまでお店も殆どない。タクシーもいない。バスも恐らく1時間に一本程度しか走っていない。車が無いと移動が不便な地なのだ。ワイナリー見学は14時から始まるので3時間程時間がある。徒歩でランチ場所まで40分掛けて移動。途中、広大なワイナリーを横目に歩けるので苦にはならないがまともな歩道もないので、少し車道にはみ出ると車のクラクションがうるさい。

ベルルッキ・ワイナリー#1
ベルルッキ・ワイナリー#2
ベルルッキ・ワイナリー#3
ベルルッキ・ワイナリー#4

フランチャコルタでフランチャコルタ


ランチ場所は小さなショッピングアーケードの中にあるが営業時間まで30分程あったので近くのカフェに入る。と言っても注文するのは当然「フランチャコルタ」。「ジェノヴァでジェノベーゼ」と同様、「フランチャコルタでフランチャコルタ」は体験したかったことの一つ。銘柄は分からなかったが本場フランチャコルタで飲む「フランチャコルタ」は感無量。一杯10ユーロだから決して安くはないがプライスレスな体験。そして12時になったので、予約していたレストラン「Dispensa Franciacorta」に入店。2杯目のフランチャコルタAnimanteとオマール海老が乗ったガスパッチョを注文。テラス席で夏の太陽を浴びながらのフランチャコルタは格別。ガスパチョもフランチャコルタによく合う。二品目はクリーム系ソースのニョッキを注文。二杯目はBellavista。ほど良く気分も良くなりまたまた徒歩でベルルッキのワイナリーを目指す。

Chrissy Cafeで一杯目のフランチャコルタ
フランチャコルタが大量に陳列されているDispensa Franciacortaの店内
フランチャコルタ Animante
フードメニュー
ドリンクメニュー
Bellavista
ガスパチョ
クリーム仕立てのニョッキ

Dispensa Franciacortaから徒歩でベルルッキのワイナリーを目指す。来た道とは違うルートを見つけたが、20分程度ショートカット出来たのだ。 

ベルルッキの象徴的な建物とワイナリー#1
ベルルッキの象徴的な建物とワイナリー#2
綺麗に整理されているベルルッキの広大なワイナリー#1
綺麗に整理されているベルルッキの広大なワイナリー#2
綺麗に整理されているベルルッキの広大なワイナリー#3

ベルルッキ〜Berrucchi〜


14時からセラー見学開始。館内で歴史を聞いたり、地下のセラーを訪問するもの。グリーンヘアーの素敵なお姉さんが英語で説明してくれる。そして最後にベルルッキのフランチャコルタを3杯試飲。1961年に誕生したことを記念す「61」シリーズ、市場にはまだ出回っていないと言う「2019ヴィンテージ」を試飲した。参加者は本当に一口程飲んでとっとと帰って行った。ほとんど車で来ていると思うが。。フランチャコルタには他にも行きたいワイナリーが多数あるが、有名且つ駅から近いと言う理由でベルルッキに来た。車でワイナリーを巡ってくれるツアーもあるそうだ。

ベルルッキへ
ベルルッキ入口
ベルルッキセラーツアー
ベルルッキの地下セラー#1
ベルルッキの地下セラー#2
ベルルッキの地下セラー#3
ベルルッキの地下セラー#4
ベルルッキの地下セラー#5
ベルルッキの試飲会#1
ベルルッキの試飲会#2
ベルルッキの代表的な61シリーズ
ベルルッキを後に


Borgonato-Argo駅まで戻りディーゼル車に乗ってブレーシャまで移動。駅で電車を待っているとオレンジ色の見慣れない電車が。これは中で食事を楽しむグルメトレインの様だ。

グルメ電車#1
グルメ電車#2
2両編成のディーゼル車に乗って一路ベルーシャへ

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