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[映画] シン・仮面ライダー

どんなシンかというのを観に行ってきました。

あらすじ

本郷猛と緑川ルリ子はクモオーグに追われ、ルリ子は捕まってしまう。本郷はバッタオーグに変身して彼女を救出し、セーフハウスに隠れるが、そこに現れた緑川弘は彼を昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作にアップグレードする。しかし、弘はクモオーグに殺され、本郷は「仮面ライダー」として戦うことを決意する。政府と情報機関の男たちが現れ、SHOCKERの排除に協力することになる。ルリ子はSHOCKERが人類を幸福に導くことを考えていたが、実際には最も絶望的な人々を救うことを目的とする非合法組織だった。ルリ子は自分の力に恐怖し、単身でSHOCKERに向かうが、本郷はコウモリオーグを倒すために戦う。緑川イチローは一文字隼人を用意していたが… (from ChatGPT)

雑感・感想

浜辺美波が可愛すぎる。IMAX にして良かった。大画面に映し出される浜辺美波最高すぎるだろ。べーやん観るために通っても良いけど、もう映画館に大枚はたくのはやめたのだった…。

これを観て思い出したんだけど、仮面ライダーをまともに見たことがないことに気がつきました。生まれた頃には仮面ライダーの初期シリーズはいったん一息ついて、BLACK あたりがやっていました。初期の仮面ライダーのころはまだ生まれいなかったり、小さすぎて覚えがないのです。でも仮面ライダーのカードは集めていたので、怪人などはV3までのものは全部覚えてたりしたんです。でも、ロボット方面へ行ってしまったので、仮面ライダーを見ることもない人生でした。良くない気がする。

なので、このシン・仮面ライダーが一体どの程度原作とかぶっているのかは分からないのですが、V1とV2のでてくる物語だということは理解しました。元々の本郷猛(藤岡弘、)と似ていないキャラと感じているので、この辺はきっと色々と違いがあるんじゃないかという妄想をしながら見ていました。

映画の内容は結論から言うと、庵野っぽさ全開。シンシリーズを通して見てきたので予想通りです。にしても、もういろんなところがシュール。人が全然出てこないのも良い。たくさん人が出てきたのは、浜辺美波を大量生産したところだけ。CGじゃねぇのかよ、面白すぎる。

にしても、打倒ゴジラしていた政府関係者に博士もいれば、シン・ウルトラマンもいる。シンシリーズは出てくるのがヤバいヤツばっかりで面白すぎる。斉藤工がいるだけで、おまえが何とかせいよとか思ってしまう。

ただ、直前に BLUE GIANT みた所為か物足りなさも感じました。

映像

最新の映像で仮面ライダーを表現してみました。という感じと、CGを使いながらも、特撮も使いながらのシン・ウルトラマンしかりな、古くさくて新しい特撮そのものでした。ただ、これそういうところに喜びを見いだせないとちょっとつまらないんじゃないかとは感じてました。

IMAX の映像ってこれでいいんだっけと思うことはたびたびです。画がものすごくシンプルなシーンが多いのですが、チープなCG だったり、わざとなのかちゃちな特撮などが入ってくると、IMAXの無駄遣いに見えてしまいます。

何度も言いますが、浜辺美波をここまでアップで長々と映像化してくれたことには感謝しています。ほとんど笑わないのですが、一度だけ笑うところは最高すぎます。あれだけでIMAXにして良かった感があります。

音響

特撮シンシリーズ特有ですが、昔の音をそのまま使っている部分が多分に含まれています。悪くないんですけど、この手法はさすがに特撮シン3作目としては、いささかな感じがあります。ちょっと飽きてきました。

であれば、もっと IMAX らしい音響効果を狙って欲しいと感じます。ライダーキックの迫力はありますが、音響に関しては個人的にそれ以外に何も思うところがありませんでした。

人物像・俳優

池松君のやり過ぎ感のある演技は庵野監督の指導でしょうか。彼はとにかく「優しさ」がキーポイントであるはずで、それを演技にも反映させようととにかく精いっぱいに見えました。良い演技なんですが、その演技の仕方で良かったのだろうかという見え方です。演技だけじゃ心配だったのか、みんなに「その優しさが」「優しすぎる」とか言わせているのも過剰すぎる感じがします。

柄本佑。柄本兄弟はホントに極端な使われ方をする組み合わせで面白すぎる。個人的にはとても好きな演技をする役者で、外れてない。

竹野内と斉藤工は本当にずるすぎる。シンシリーズに欠かせない役になりすぎてる。斉藤工なんて、完全に動作がシン・ウルトラマンじゃねぇか。

西野七瀬の出番の異常な長さと、役柄としてのキーポイントを務めあげているのに対して、シン・ウルトラマンであそこまでがんばってくれた我らが長澤まさみをあそこまで雑魚キャラにおとしめるのは潔いのか、なんなのか。長澤まさみにあれだけエクスタシーって言わせたの、これだけだろ。各キャラの重みづけが、急に長澤まさみだけ軽すぎる。

森山未来は、もうこういう雰囲気あるキャラしかできないんじゃないかってくらいに固定化してきた気がする。まさかそのそばにいたケイの声が松坂桃李とか、最後のスタッフロールで出てきても分からんわ、そんなの。

シンシリーズ、相変わらず大物俳優の使い捨てが目立つけれども、シン・ゴジラと比較してだんだんと人が減ってきている感じある。

そして浜辺美波。ありがとうべーやん、君がいてくれたからこの映画は成り立ったといっても過言ではない。最高です。すべては彼女の物語でもある。アクションシーンはとってつけたものに見えてしまうのは、浜辺美波の所為。

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