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【読書】萩原慎一郎「滑走路」【感想文】

歌集 滑走路

 最近、縁あって短歌に触れることがあったのですが、短歌いいですね。

 代表的なところでは、俵万智さんの

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

 が有名です。

 短歌だけではなく、自由律俳句という季語も文字数も制限のないものもあって、詩の世界、かなり面白いです。




 そういえば、買ったけど読んでない詩集があったなと思って、積ん読たちを探って見つけたのが、萩原慎一郎さんの短歌集「滑走路」でした。

 たしか、ネット記事でこの詩集が紹介されていて、いいなと思って買ったままなぜか全然読んでいなかったのです。

抑圧されたままでいるなよ ぼくたちは三十一文字で鳥になるのだ

歌集 滑走路 より

 上に引用した歌が記事内にあり、それに惹かれてだったと思います。



 感想は簡単に言うことができないのですが、あらゆる表現の中でもその人となりが現れるのが詩なのかと思いました。

 急逝が惜しまれる方でした。 読んでいて、真面目で繊細な方なんだろうなということが伝わってきました。

 今回、電子書籍版が安くなっていたので、そちらも購入。でも、こういうのは単行本がいちばんいいですね。

 電子書籍に移行して久しいのですが、詩集は紙のほうがいいなと再認識しました。
 今は枕元に置いていて、たまに適当にページを捲り、何首か読んで、また置いて。

 今ももし生きておられたらどんな歌を詠んでいたのでしょうか。



 ご拝読いただきありがとうございました。

 参考:萩原慎一郎さんの弟さんが運営している公式サイトです↓

 


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