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日当たりのいい場所に倒れる

太陽の日を浴びることと、寝心地のいいベッドに沈むことのどちらが身体にいいか。答えは前者であると、体調を崩して自覚しました。

我が家の寝室は最高

私の家は寝室にはこだわっておりまして、クイーンサイズのまあそれなりに大きなサイズのベッドを置いています。枕やマットレス、掛け布団も一応にこだわりを持って選び、その質には満足しています。ホテルに泊まったりするときにも、なかなか自宅のベッドより気持ちいいと思うことって無いんですよね。また、壁や天井もありふれた白いクロスが貼られているのではなく、質感のある石膏や木板が落ち着きます。クイーンサイズのベッドがおける部屋のサイズで、収納もしっかりあって・・・いい寝室なんです。

誰もがそうだと思うのですが、休みの日の午前中なんかはベッドでうだうだとした時間を過ごすことって最高ですよね。それはどんなベッドでもそうなのですが、その気持ちよさも今の家・今のベッドになって感覚が強く増した気がしています。

唯一、窓が無い、という点がウィークポイントかもしれません。ただ、廊下のない私の家の間取りだと、隣接している部屋の窓から陽は差し込むので、自然光がゼロというわけではないのですが。まあ、そういった部屋に住んでおり、快適でとても気に入っているのです。

最高の寝室で体調を悪化させる

そんな京都のヴィンテージマンション生活のある日、メンタル的な意味で体調を崩してしまいました。仕事に行けない。ベッドから動くことができない。とりあえず1週間、お休みをいただきました。

休むことで「動かないといけない」という思いが無くなり、胸が苦しくなることはだいぶ少なくなったものの、これからどうしたらいいのかの不安や、体調を気遣ってくれる同僚や上長の連絡から気を張ってしまい、1日ずっと動けない状態になってしまっています。

動けないと自己嫌悪のバッドサイクルに入ってしまうので、とにかく身体を動かすための工夫が料理や、掃除や、noteの文章を書くことです。

家事や文章を書くこと、身体を動かすことのポイントは、心理状態に目を向けないことです。「今、気分良くなっているだろうか・・・?」などと考えず、ずっと、行為そのものに集中する。これは自分にとって合っているのですが・・・そうはいってもずっと動いているわけではなく、1日休んでいるとベッドに倒れてしまう時間もやはり生まれてしまいます。

そして、ベッドに倒れて、スマホで漫画を読んだり、Twitterを見たりしていると、どんどんまた気持ちが下がってくるのです。そんなこんなで、今は「ベッドに倒れない方法」を次に考えるようになりました。あんなに好きな空間だったのに・・・

ベッドに倒れない方法

現時点で「これだ」という答えはないのですが、倒れるにしても、日当たりのいい場所に倒れるようにしています。現居には日当たりのいい和室があって、物置同然になっていて心地よい活用はできていないのですが、とにかく今はそこに倒れています。

窓がほぼ真南を向いたその部屋は、正直日当たりが良すぎる時間帯があって、ポカポカ気持ちいいという段階は超えた暑さになることもあります。が、そこでジリジリと身体を焼く。これが、最高のベッドよりもメンタルにいい気がしています。

日当たりのいい場所を把握する

急に話は変わりますが、私は以前不動産に関わる仕事をしており、住宅において「やっぱり南向きじゃないとダメなの?」「東向きと西向きだったらどっちがいいの?」など、住宅と方角に関わる話について人よりは知見があったりします(住宅購入でお悩みの方はお気軽にご相談ください)。

その内容について語るのは避けますが、今の個人的な心身の状態と暮らしをもとに感じたことは、不調の時のために自宅で日当たりのいい場所とその時間を把握しておくことが大事だということです。そしてその空間で倒れることができるように、スペースは空けておいた方がいい。

ワンルームは健康な人しか住んではいけません

「そうはいってもワンルームじゃそんな場所ねえよ」という意見もあるかと思います。確かにそれはそう。今、心身を崩して、自律をどうにかして成立させようと思って色々と工夫していて思うことは、やはりどうしてもワンルームじゃそれは難しいってことです。ワンルームは、住む人のメンタル状態やライフスタイルがそのまま部屋に100%現れてしまって、「空間の質に合わせて自分のメンタルやライフスタイルをコントロールしようとする」ことができないんですね

万が一体調を崩しても生きていくためには、家が大事。せめて1LDKに住むために、都心からは離れましょう。築浅も諦めましょう。家が大事です。

次に自分がやるべきことは日当たりのいい和室を、物置状態から脱することです。掃除です。掃除についても色々と試行錯誤をしてきた人生でしたが、とにかく健康を取り戻すために・・・色々と試行錯誤してみます。




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