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DX課題解決トレーニングに参加しました

みなさん、こんにちは。今週は気合を入れて週の半ばにしっかり更新します!!

今回は先週H副部長と二人、缶詰で2日間研修を受けた「DX課題解決トレーニング」についてお話いたします。


DX課題解決トレーニングとは

今回私たちが参加させていただいた、DX課題解決トレーニングは、「山梨県産業労働部労政人財育成課」主催のオンライン研修で、私たちは全4回開催のうちの2回目、12/6(水)、7(木)に開催されたものに参加しました。

実際当日にプログラムを運営したのは株式会社ライフイズテックさま。中高生へのAI/IT/プログラミングスクールをメインに行われているということもあり、終始飽きることなくアップテンポで楽しく学ぶことができました。

IT初心者の私たちも懇切丁寧な講義、指導の下、「問題発見」「課題の定義」「解決策の構想」「実装して改善」というサイクルを3回ほど体験させていただき、とても実りのある2日間を過ごしました。

まだ来年1/16(火)、17(水)の2日間に開催される4回目に空きがあるようなので、今回この記事を見てご興味を持たれたかたはぜひ参加してみてください。


研修内容

1日目

①デジタル基礎講座
まずはデジタルの基礎ということで、DXとは?という基本のところに立ち返っての講義を受講しました。デジタル技術は「課題解決のため」に用いる手法であり、「問題発見」「課題設定」「課題解決の構想」「課題解決の実行」というサイクルを回していくことの大切さを学ぶとともに今回のプログラムではそのための思考方法を理解して習得するという目標についても理解を深めました。

➁アルゴリズム思考
次に、問題と課題の違いについて、学んだうえで、実際に問題解決をするためにカフェをテーマとした例題に取り組みました。
初めて使用するMiroというビジュアルワークスペースで、実際にカフェで注文する際の行動をフロー図に書き表してどこに問題があるかということを考えました。

このMiro、使い慣れていないからかとても便利なのだけど操作に手間取りました・・こういうものをスムーズに使用できる人間になりたい・・

➂ノーコード体験
次に、実際に➁で発見した問題、課題を解決する手法について学びました。実際に今回の課題を解決するアプリをノーコードアプリ開発ソフトGlide(データをinput/outputすることで、プログラミングの知識がなくてもアプリを作ることができる)を使用して作ってみました。
プログラミングやITの知識が全くない私やH副部長でも共有してもらった教科書をもとに一つ一つ作業をすることで、アプリ作成をすることができました。
ただ、一つ一つになぜその設定なのかというところまで詳しく突き詰めて理解することが今回の目的ではなく、アプリ製作を体験することがメインだったため、一つ一つの作業の理由まで理解できなかったなと私は感じました。完璧に一人でできるようになるにはもっと時間がかかるんだなと思い知った反面、一定のレベルであれば初心者でもできるということを身をもって知ることもできました。

➃データ設計基礎講座
➂にてアプリ製作体験を行い、実際にデータがどのようにアプリに反映されるか、アプリを作るにはどのような情報が必要なのかということを実感したところで、データ設計基礎講座へ移行しました。データをどのように整理するのか、どのように分けるのかということを学びました。

➄DX課題解決トレーニング(個人ワーク)
上記の講習を経て、自分で日常の中でのテーマを設定、問題を発見し、あるべき姿、課題を設定して解決するというワークを2日目の午前中にかけて実施しました。
ちなみに私は勤怠管理も行っているので、その申請書を(自分のために)整理するアプリを検討、H副部長は自宅の家事などするべきことを整理して見える化、分担するアプリを考えていました。

2日目

①DX課題解決トレーニング(個人ワーク)続き
前日に続いて個人ワークを進めました。実際にアプリの画面を構想してみたり、実際にGlideでアプリを作って実装してみたり・・
最後にチームごとに(私たちは3人チームでした)自分の考えたテーマ、問題、課題、アプリの紹介などを発表しました。

➁UX/UIワークショップ
その後はUX(user experience)/UI(user interface)についてのワークショップ。同じ画面を見て、チームのメンバーごとに別の視点で意見を出し合い、その意見をもとにまた改善提案をしました。そしてその改善案をチームごとに発表したのですが、同じものを見ていてもそれぞれのチームごとに視点や改善案が異なっていてとても面白い体験でした。

➂DX課題解決トレーニング(チーム)
最後はチームごとに世の中の多くの人の問題、課題を解決するアプリを開発するということで、グループワークを行いました。
テーマを決め、そのテーマに関するフローを書き出し、問題を見つける。その問題と理想、そして課題を設定し、解決策となるアプリを開発しました。

私たちはチーム員の方の粋な意見を発端に山梨らしく「旬のものとその販売場所がわかるようにするぞ!」を課題として設定し、生産者と消費者をつなぐアプリを検討しました。

実際に作ってみたアプリをちょこっとだけご紹介します。

旬のものが表示される(本当はタイムリーに今!旬なものを表示させたかった)



気になる旬のものを選ぶとそれを生産している農家さんの一覧が表示される
生産者詳細画面①
生産者詳細画面➁(生産品種一覧)
販売場所表示
お気に入りの生産者も登録できるように・・

大まかな内容としては、旬のものを知ることができ、その生産者やその人の生産品種、販売場所を知ることができるというものです。

本当はその品種ごとに生産者からのおすすめの調理方法いわゆるレシピも乗っけたかったのですが、タイムオーバーでした。

同じ山梨県内でもエリアによって若干採れる時期が違ったり、品種によって時期がずれていたりして、どこでなら買えるのかわからないという、東京から移住してきた私たち2人の悩みをうまくチームメンバーが引き出してくれて思いついたアイディアでした。

私はメインにこのアプリ制作を担当、他のチームメンバーがデータの整理やデータ・情報収集をしてくださり、3時間弱でなんとかここまでのカタチにすることができました。(アプリ制作は難しすぎて、ほとんどメンターさんの指示を仰ぎながら作りました笑)

感想

今回2日間9時から17時という缶詰研修を経て、とっても頭を使ったのでだいぶ疲れましたがとても実りのある2日間でした。
先ほども書きましたが、アプリを作れるようになることが今回の目的ではなかったので、Glide使用については基本のK(キにすらならない)くらいしか習得できなかったのが悔しいというかモヤモヤとして少しだけ残りましたが、メインの「考え方」はこれでもかというくらい実践でき、習得することができました。
中でも「問題」と「課題」の違い、「課題の設定」というのがとても難しく感じました。どうしても、何かをしようとすると、「手段」が先行してしまうことがありますが、DXにしても何にしても、そこに問題があり、課題があり、それを解決して理想へ近づけるための「手段」があるということを改めて実感し、何事にもまずその順を追って考えていくことが大切であると感じました。
現在DXの担当者としては私たち企画課2名だけですが、今後その流れを広めるためにも、そういった考え方を日常の業務のあちこちで普及して浸透させていきたいです。

ということで早速社内に発足した5S隊の活動の中でこの「考え方」を普及するテストとしてワークショップをしてみようかなと目論見中です(笑)

気になった方、来年の回にご参加してみてください。
そしてもし万が一チームメイトの方がこの記事をご覧になったとしたら…
2日間本当にありがとうございました!!

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