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子どもは背中をみている

「井上選手が出てるよ」

「井上?」

「ボクシングの井上選手」

布団からゴソゴソと起きていくと「サワコの朝」に井上選手が出演していた。

「珍しいなぁ」

個人的にはリング上のインタビューぐらいで、トーク番組で喋っているのは初めてみた。

プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥選手は小学一年から、父の影響でボクシングをはじめた。

阿川さんから、

ステージママみたいに親が口出しする事が多くて、子どもが嫌になってやめるみたいだけどお父さんはうるさくなかった?

と質問されると

強制されたことも、怒られたことがありません。楽しくてやってました。

そんな井上選手も小学5年ぐらいにボクシングから興味を無くしそうになったが、お父さんは


もうやめた方がいい。


そう言って、お父さんはロードワークで一人走っていった。そんな背中を見て、自分も頑張ろうと思ったと話していた。



自分なら「今まで何のためにに頑張ってきたんだ。ガンバレ」と言ってしまう。


私も小学生の息子がいるのでわかるが

なかなか真似ができないと思った。


褒めて育てると簡単に言うが、

むずかしい。



もう一つ


井上選手が

ボクシングはスポーツで、自分はアスリートだからリングの上で最高のパフォーマンスをみせてファンを感動させたい。

昭和のボクサーは、ヤンキー、不良が拳ひとつで世界一になるサクセスストーリーみたいなイメージ。

そう、

まさに「あしたのジョー」

だが井上選手は、リングの上で表現するのがすべてで、リング外のパフォーマンスに興味はないと答えていた。


その通りだと思う。


野球、サッカー、ラグビー、陸上競技などすべてのアスリートはテレビで面白いことを言ったり、ファッションで目立つより、それぞれの戦いの場で最高のパフォーマンスをみせてほしい。


当たり前のことを教えてもらった気がする。


朝から勉強になった。


児童小説「クロウ・キッズ❗️」招かれざる訪問者/朗読34note音声


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