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  • WE Run | Write, Eat, Run

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    私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン

最近の記事

SFという文学 その可能性について

science -knowledge about or study of the natural world based on facts learned through experiments and observation 科学 -実験や観察によって得られた事実に基づく、自然界に関する知識や学問。 現代の私たちが生きている時代、それは科学の時代です。 17世紀、18世紀に俗に科学革命と呼ばれる価値観の一大転換が行われ、それまでの目に見えない「神」という存在を中心に置

    • 神田川を走る。現実を走る。

      前回、前々回と川を走るということについて書いてきました。 前回は東京の隅田川、続いては同じ東京の一級河川である神田川について書いてきたいと思います。 神田川。 私の人生の中で最も馴染み深い川がそれである。なにしろ20年近くの間、私の生活圏を絶えず流れていたのだから。 私は先日27になった。ロックミュージシャンは27で死ぬというジンクスがあるが、(幸か不幸か)私にはロックミュージシャンに値する資格はないようだ。 そんな27年間の人生のうちの10年ほど、私は神田川を走り続

      • 不自然という自然

        パンデミック発生以降、社会がものすごい勢いで変わっていっている。小さいレベルで考えれば、テレワークが浸透したとか、マスクが欠かせなくなったとか色々あると思うし、大きいレベルで考えても今までの働き方は継続できなくなったし、経済システムは停滞しているし、国家の自国優先主義も目立つようになってきた。特に日本で誰しもが認識していたけれど、肌で感じ取れるようになった問題の一つに東京への一極集中がある。それに伴って、都市のあり方や地方との関わり方、近代を経て次の時代の日本のあり方などの議

        • 隅田川という仮想現実

          隅田川。 東京を南北に縦断し流れる一級河川。この隅田川という川がとても好きだ。 こう言うと語弊があるかもしれないが、私は自然というものが得意ではない。 緑に囲まれた土地というのは、時折触れる分には癒しを感じられて良いものだと思うが、そこにずっと留まるとどうも居心地の収まりが悪くなってくるのが私の性分だ。なんでこんな捻くれ者になってしまったか、少し考えてみたい。 私は東京で生まれ、東京で育った。首都というのはしばしば、憧れる対象であると同時に嫌われる対象でもある。青春漫画な

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        記事

          街を走る。みんなと走る。

          このnoteのアカウントを開設した理由は前にも書いたように、PLANETS CLUBというものに参加していて「書く」ということの練習がしたかったからだ。 そんなPLANETS CLUBのランニング部で先日、待ち合わせランというイベントがあったので参加させていただいた。 せっかく参加させていただいたのだから、書かない手は無い。 というわけで、今回はそんな待ち合わせランについて書きたいと思う。 (なので、今回は番外編みたいな完璧な日記スタイルの投稿になる。) そもそも、待ち

          街を走る。みんなと走る。

          怖いということ。

          最近、「黒沢清、21世紀の映画を語る」という本を読んでいる。 まだ、半分くらいしか読んでいないけれどとても面白い。その中で「ホラー」というものに対してこんな話が出てきた。 最近では(と言ってももう十年以上前ですが)、やはり『羊たちの沈黙』という作品がホラーのテイストを実に上手く使って成功したハリウッド・メジャーの傑作だと思います。あの作品に登場した有名なハンニバル・レクターというキャラクターは、単なる狂った連続殺人鬼というのではなく、人間の理解を超えた存在として描かれてい

          怖いということ。

          隅田川を走る。仮想現実を走る。

          以前、こんな記事を書いた。 すると、ありがたいことにPLANETS CLUB ランニング部の方々からコメントや反応を頂けた。(みなさんありがとうございます!) 頂けた反応の中で、嬉しかったのが記事内で触れたそれぞれの川について書いて欲しいといってもらえたことだ。 ということで、しばらくはそれぞれの川をメインにして書いていこうと思う。 初回は、今一番身近にある隅田川。はっきり言おう。この川は私のfavorite川であると。 こう言うと語弊があるかもしれないか、私は自然と

          隅田川を走る。仮想現実を走る。

          仕事辞めたすぎて昔Facebookに書いた文章

          「先立つ不幸をお許しください」 この言葉には2つ疑問が浮かびます。 この世を旅立つことは本当に不幸なことなのか?誰に何の許しを求めているのか?ということです。 まず、最初の疑問から考えてみましょう。 この世からの旅立ち、すなわち死というものは太古の昔から全人類が普遍的に持つ到着点です。なので、死というものはいずれ訪れるということを皆理解していますし、逆に永遠に生きるというのもそれはそれで何かおぞましいものを感じます。ですから、死自体は必ずしも不幸というわけではないはずです。

          仕事辞めたすぎて昔Facebookに書いた文章

          川を走る。都市を走る。

          私がランニングを始めたのは高校1年生の頃だったように記憶している。 中学時代は野球部に所属し、下手くそなりに白球を追いかけ回す日々を送った私は高校に上がって軽音楽部に入部した。バリバリの文化部である。 高校生という若さ全盛の年齢であったにも関わらず無駄に健康意識の高かった当時の私は、野球部から軽音部への転身で運動不足を問題に感じ始めたのが、ランニングを始めるきっかけとなった。 当時のランニングコースは家の近所の神田川。世田谷区で生まれ、杉並区で育った私の実家は神田川が歩い

          川を走る。都市を走る。

          自己紹介

          初めまして。Shogoといいます。 PLANETS CLUBというオンラインサロンの会員です。 PLANETS CLUBとは何か?公式には下記のように説明されています。 PLANETS CLUBは、参加者の「書く」スキルとリテラシーを育むワークショップをはじめとする学びのコミュニティーです。 (上記リンクより引用) こちらに参加してから、ずいぶんと時間が経ちました。その間に面白い連載や対談を見て様々なことを学ばせていただきました。色々な知見が深まって楽しいです。

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