【読書感想】マーケティングの技法 音部大輔周さん


目次

  1. 選定背景

  2. この本で学べること

  3. 感想

  4. どのような人におすすめか?

1.選定背景

私自身もカスタマージャーニーは聞いた事がありましたが、パーセプションフローに馴染みがなかったため読んでみようと思いました。音部さんが著名な方なので何度か読み直している本です。
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The Art of Marketingマーケティングの技法―パーセプションフロー・モデル全解説 https://amzn.asia/d/etxH95y

2.この本で学べること

パーセプションフローの作り方、活かし方。
戦略
マーケターとしてもパーセプションフローを使って思考整理や関連部署への共有や最大限のパフォーマンスを引き出す方法

3.感想

パーセプションフローを作成しておけば、マネジメント層含めて、施策のターゲットや目的、全体像を俯瞰できると思いました。印象に残ったセンテンスとして下記があります。

今回のプロジェクトで解決すべき点は、パーセプションフローモデルに照らすと、購入意向のある消費者に店頭で購入のきっかけを提供できていないことです。店頭でのひと押しとなる知覚刺激のアイデアが必要です

p100

上記を説明した後ならば、この後のhowの説明も聞きやすいのかと思いました。
またそうした説明の後ならば、広告会社への指示やクリエイティブ含めた社内外のパフォーマンスを最大限発揮できるという箇所は、自身も気をつけなければいけない点かと思いました。
それはマーケティングリーダーの役割という点もマーケターとしても肝に銘じるべきです。

KPI設定は下記参照

  1. 消費者の行動やパーセプションの変化の度合いについての指標。アンケート調査などが必要

  2. 広告表現や製品性能の完成度など「知覚刺激の質」についての指標

  3. 宣伝費用やメディア量

戦略とは「目的達成のための資源利用の指針」

p264

戦略テンプレ例

長期的な収益目標を達成するために、期限までにKGI収益目標の再解釈を実現するべく、優勢な資源を活用した方針に注力

p265

戦略例

中期経営計画表に示されている年率5%の売上成長を達成するために、本会計年度中に新たに10万人の継続的に使うユーザーを獲得する。ロイヤルユーザーに似たライフスタイルのターゲット消費者グループを対象に、製品の使用体験を通してベネフィットの体感と満足の提供を促す

p265

4.どのような人におすすめか?

マーケター、ブランドマネジャー、CMOの方
今より優れたマーケターになるために役に立つかと思います。


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