マフィン

こんにちは。マフィン(犬)です。お仕事は、15年以上、企業のデジタル活用の支援をしてい…

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こんにちは。マフィン(犬)です。お仕事は、15年以上、企業のデジタル活用の支援をしています。広告/デジタルコミュニケーション事例を中心に、最新事例と体系化の整理、プロ視点で思ったことを率直に書き溜める図書館的なnoteを目指しています。

最近の記事

失敗する企業投稿キャンペーンはなぜ消滅しないのか

KIRINさんには失礼だが、SNS投稿キャンペーンとしては絶望感を覚える施策を見つけてしまった...。以下は、1/31開始のinstagramの公式フォロー&所定#タグのユーザー投稿キャンペーンである。 企画内容として、公式Instagramをフォローした上で、「#私らしいエシカル」な暮らしの様子を投稿してください、とのことだ。エシカルとは『人と地球環境を考慮してつくられたモノを購入、消費すること(公式サイトより)』であり、実に今風であり、且つ、決して悪い概念ではない。

    • 【日清食品】地元から2020年を沸かせ!

      日清食品の地方CMコラボ企画。 地元の「あ、知ってる!」と思わせる名物CMをパロディとして活用している。面白い企画だと思うが、若干勿体ないのは地域が分散している分、知っている!と思わせる動画が少ないことか。SNSでの言及も年初にひと盛り上がりして沈んでしまった模様。

      • 【SUNTORY】サントリー×ドラゴンクエストウォーク

        サントリーがドラクエウォークとコラボ企画。 ゲーム中の「かいふくスポット」としてサントリー自動販売機を活用。今週月曜(1/27)より、スポットに触れた回数に応じて、コラボ限定アクセサリーが手に入るなど第一弾企画が始まっている。今後もコラボ企画を継続していく模様。 サントリーがやる必然性 位置情報ゲームとコラボ企画と言えば、ポケモンGOとマクドナルドのコラボ企画が記憶に新しい。直接的な費用対効果の算出が難しい(と業界内では言われている)ものの、プレイヤー視点に立てば、明らかに

        • 【マルコメ】料亭の味 シリーズCM

          「泣けるCM」として注目を集めているシリーズ。 1月23日に公開された「いつまでも一緒に篇(90秒)」は、公開から5日足らずで160万再生を超えた。制作プロダクションのロボット、アニメ制作のスタジオコロリドに依頼し、本気で作り込まれているのが特徴だ。 特に、最新作が評判を集めているが、2014年から続く、恒例の人気シリーズで、最新を合わせると全7作で、いずれの動画も100万回以上の再生。公式英語版も含めると、累計1500万回再生を超えている。 公式SNSでは率先してPRし

        失敗する企業投稿キャンペーンはなぜ消滅しないのか

          【2020年最新】受験シーズン/デジタル施策特集

          センター試験も終わり、本格的な受験シーズンが到来。 この時期をモーメントに、企業も応援キャンペーンが毎年行われているが、今年はどうであろうか。気になる事例をピックアップしたい。 (1)【サントリー】C.C Lemon / C.C 修造の受験相談室 毎年恒例の松岡修造を起用したサントリーの受験応援コンテンツ。松岡修造が、Webコンテンツや公式Twiiterを通じて、受験生に応援メッセージを投げかける。 ・公式Twitter カンバセーショナルカード(1/27) https

          【2020年最新】受験シーズン/デジタル施策特集

          【instagram】飲食チェーン事例から見るのアカウント運用戦略

          instagramの企業利用が一般化した。しかし、Twitterほど短期間に情報拡散が見込めないことや、1つの投稿あたりにパワーがかかることなどから、運用に手を焼く企業担当者も少なくない。一生懸命オーガニックで投稿を続けても、分かりやすい成果が見られずに、何のために運用をしているか、方向性を見失ってしまうこともある。 そもそも、instagramと言えば「インスタ映え」を象徴するような、クオリティの高い画像が集まるイメージがあると思うが、最新の運用状況はどうであろうか。今日

          【instagram】飲食チェーン事例から見るのアカウント運用戦略

          P&G PANTENE #この髪どうしてダメですか

          2019年に業界を超えて話題になったP&Gのコミュニケーション事例。 「問題提起型」のコミュニケーション手法であり、一歩間違うと炎上し、ブランド棄損のリスクもある中、消費者のモーメントを捉え、建設的な方向に話題を拡散させた好事例である。何が良かったか、3つの特徴から考察してみたい。 ①適切なモーメント/コミュニケーション時期 絶対に外してはならないのはこのポイントだ。ここを企業事情で読み違えたり逃したりしてしまうと、炎上どころか無風で終わるキャンペーンも数多い。「#この髪ど

          P&G PANTENE #この髪どうしてダメですか

          【西武・そごう】わたしは、私。

          西武・そごうのお正月広告。 定番になっており、2016年は樹木希林、2018年は木村拓哉、2019年は安藤サクラ。そして今年は炎鵬を起用。 昨年は炎上騒ぎを起こし、今年は広告自体の賛否両論を引き起こした。賛否両論はさておき、炎上からのポジティブな議論を起こせたことは、進化ともいえるし、話題化自体に成功したといえるだろう。 但し残念なことに、特設サイトとTwitterキャンペーン(実は付随している)も存在するが、絶望的に導線が悪く、議論を巻き起こしたユーザー接点から孤立

          【西武・そごう】わたしは、私。