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東京マラソン2023への道 [パワトレ10K編] 56/80

なぜか「TEAM ONE TOKYO(プレ期) 年代別ランナー」として東京マラソン2023 に先行当選。秋冬に向けたマラソントレーニングの一環として 7/31 開催予定の釧路湿原マラソン(10kmの部)にエントリーして、ランニング用パワーメーターのSTRYDを使ったパワーベースのトレーニングに取り組んでみてる市民ランナーの練習記録。

東京マラソン2023までの期分け

3/14-3/27 パワー入門(5Kタイムトライアル)
3/28-5/8 5Kレース(パワーベースの STRYD 5K プラン)
 5/9-5/13 休養(ワクチン3回目摂取、精密検査、距骨調整)
5/14-7/31 TOKYO成木の森トレイルラン、釧路湿原マラソン
(パワーベースの STRYD 10K プラン+)

8/1-10/16 東京レガシーハーフマラソン2022
(パワーベースの STRYD ハーフマラソンプラン)
10/17-3/5 東京マラソン2023
(パワーベースの STRYD マラソンプラン)

今週のスケジュール

月 イージーラン(リカバリー) → 休養
火 ワークアウト(インターバル)
水 エンデュランス(有酸素ラン)
木 アウト&バック(テンポ走)
金 休養
土 ストライド(ファルトレク)
日 ロングラン(オフロード)

今日のトレーニング

STRYD「10K プラン+」の今日のお題は、

「アウト&バック(テンポ走)」

STRYD 10K プラン+56日目 アウト&バック(テンポ走)

ワークアウトの説明
アウトアンドバックテンポは、2つの部分に分かれた30分間のテンポ走です。ウォームアップ後、Stryd Auto-Calculated Critical Power の87~91%で15分間のランニングを行い、折り返してさらに Stryd Auto-Calculated Critical Power の88~94%で15分間のランニングを行います。
このワークアウトでは、ランニング全体をネガティブスプリットで走ったり、前半よりも高いパワー出力で走ったりする方法を練習します。

STRYDの ワークアウトの説明

ワークアウトの結果

自宅で自家製ビーツジュースを飲んで、新型の呼吸筋トレーニング、コンディショニング、スタティックストレッチを行ったあと、いつもの公園まで出かけて、ルーティーンのダイナミックストレッチ、スプリントドリル、ランニングドリルを行ったあとトレーニング開始。

今朝は曇りで、公園到着時の気温は6時台で25℃前後、湿度は高めでしたが、今日もまあまあ走りやすそう。一応、走り出す前に天気予報を確認して STRYD Workout App に気温と湿度を入力してみると、自動で強度を補正する「環境調整(Enviromental Adjustments)」は -6W の下方修正。

今朝は イヤホンを忘れてしまったので、大体の感覚でケイデンス(ピッチ)をあまり上げすぎないように走ってみました。

先週くらいまでの猛烈な暑さで STRYD の CP(クリティカルパワー)がバグってずれてしまってるようなので、直近のレースやトレーニング履歴、GarminのVO2maxベースの予想タイム、マクミランのランニングカリキュレーター等を勘案し、テンポ走を以下の範囲に設定。

ペース: 4:04~4:14/km
最大心拍数:172-180bpm
予備心拍数:173-184bpm

上記の設定で走ったとすると、パワーの範囲が推定できたりして、

パワー(推定):
 前半 205 (200~209)W  87-91%
 後半 209 (202~216)W  88-94%

といった感じになる(CP 230W と仮定)という計算になりました。もはやトレーニングというよりも、これらの「推定値の検証をする」みたいな新たなモチベーションが生まれていますw 

ワークアウトの分析

ワークアウト全体としては、

STRYD Power Center スプリットテーブル [ワークアウト]

事前に計算しておいた仮説

ウォームアップ 172W(161-184)
ラン(前半)  205W(200-209)
ラン(後半)  209W(202-216)
クールダウン  172W(161-184)

実際のランニングのデータ

ウォームアップ 170W
ラン(前半)  206W
ラン(後半)  209W

クールダウン  143W

なんと、クールダウン以外はほぼ予想(仮説)通りでした。

数値で見てみると、

STRYD Power Center スプリットテーブル [マニュアル]

パワー以外で事前に計算しておいた仮説

ウォームアップ 
 ペース 4:35-5:12 /km
 心拍数 122-173 bpm
ラン
 ペース 4:04-4:14 /km
 心拍数 172-184 bpm
クールダウン
 ペース 4:35-5:12 /km
 心拍数 122-173 bpm

実際のランニングのデータ

ウォームアップ 
 ペース 5:14 /km
 心拍数 144 bpm
ラン
 ペース 4:03-4:11 /km
 心拍数 170-176 bpm
クールダウン
 ペース 6:02 /km
 心拍数 159 bpm

ウォームアップ/クールダウンのペースがやや遅かったのと、疾走部分の心拍数(とくに前半)がやや低かったことを除いては、ほぼ予想(仮説)通りでした。まぁ、暑さ(気温や湿度)を考えたら「ペースは誤差範囲」「心拍数はやや低い」といった感じかなぁ…いずれにせよ、

「テンポ走っていうと、やっぱりこのくらいの強度だよな…」

という感想でした。

1kmごとのデータを見てみると、

STRYD Power Center スプリットテーブル [ディスタンス]

疾走区間のパワー、ペース(GAP)、ケイデンス(ピッチ)、心拍数をリストアップしてみると、

前半 206W 4:11/km (GAP 4:02/km) 197spm 170bpm
後半 209W 4:03/km (GAP 3:51/km) 198spm 176bpm
平均 208W 4:07/km (GAP 3:57/km) 198spm 173bpm
GAP(Grade Adjusted Pace: 推定平地換算ペース)

となっていました。

「脚のバネ剛性(LSS)」と「接地時間(GCT)」の値は下記の通りでした。

前半 11.3 kN/m 176ms
後半 10.7 kN/m 179ms
平均 11.0 kN/m 178ms

単純比較はできませんが、先週のクールーズインターバルと大体同じような感じのペースで走れていて、とてもいい感じ。

先週今週で以下のように改善されていました。

・平均パワーが減少 213→208W
・平均ケイデンスが減少 202→198spm
・平均心拍数が減少 175→173bpm
・平均の脚のバネ剛性が増加 10.7→11.0kN/m
・接地時間が 180ms 以下

そのほか、ランニングフォームのぶれ(Form Power)やランニングの効率(FPR)、上下動(VO)もすべて改善傾向を示していました。

課題

ケイデンス(ピッチ)の範囲を 180~185spm にできれば、ペースがもっと速くなっても心拍数がそんなに上がらないと思うので、引き続き、

・音楽を使って少ないケイデンスで(楽に速く)走ることに慣れる
・ランニング中の姿勢や接地位置を調整し、パワー出力を自然に上げる
・ドリルや補強トレ、呼吸トレを継続する

といったことをやっていきたいと思います。

予想タイムとターゲットパワー

Garmin のアクティビティのデータによると、今朝のワークアウトでの体感温度は32.2℃、湿度66%だったので、STRYDで釧路湿原マラソンのコースデータを入れて推奨パワーおよび予想タイムを計算させてみると、

STRYD PowerCenter の Race Calculator

ターゲットパワー 
188 ± 4W (184~192W)
予想タイム    
46:18 ± 0:56 (45:38~47:14)

という感じで、気温の設定のせいか、昨日に比べて、ターゲットパワーが5W下降、予想タイムも1分ほど遅くなっていました。今日の暑さ(体感温度32℃)でも46分は切れるかな、という判定。

ちなみに、Garminによる10Kの予想タイム(37:14)と、釧路湿原マラソンのレース当日の例年の平均気温(18℃)を入れて、ターゲットパワーを逆算してみると、

Garminの予想タイムからターゲットパワーを計算

計算した推定ターゲットパワーから予想タイムの範囲を計算してみると、

さらに推定ターゲットパワーから予想タイムの範囲を計算

これらをまとめると、Garminの予想タイムに基づいた釧路湿原マラソンの例年の平均気温だと、

ターゲットパワー 
231 ± 5W (226~236W)
予想タイム    
37:14 ± 0:45 (36:29~37:59)

といった感じでした(このくらいのタイムで走れたら自分が自分にちょっと驚くレベルw)。

でもまぁ、これまでの流れで考えれば、ケイデンス(ピッチ)をもう少し減らして、パワー出力を上げられれば(+それを30分くらいキープできれば)、クリアできないタイムでもないのかな…  


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