中華粽(2016/6/10)

端午節快樂!

今年は6/9が中華圏の端午の節句ということで、粽をメインにしました。
日本の節句では、甘い粽が標準的ですが、中華圏では醤油味の所謂中華粽がメジャーです。聞くところによると、このシーズンは親戚知人の間で粽の贈り合い合戦が繰り広げられ、各家庭の冷凍庫がパンパンになってしまうとか。せっせと皆さん消費されるわけですが、それに対して「粽一個は数百キロカロリーもあるんだぞー」みたいなネットコラムも出たりして、お祭り状態のようです。
中華粽が大好きな私としては、一度巻き込まれてみたいものですが、まぁ確かに、そんなにたくさん食べられるものではないですね。

あと、一口に中華粽と言っても、バリエーションは様々。台湾でも、「北部粽」と「南部粽」はよく比較されたりしています。北部の粽は、先に味をつけながら炒めた糯米を蒸すスタイル。南部のものは、生の糯米を包んで、茹で上げます。南部スタイルの方が、柔らかく仕上がって消化に良い、北部の方が米粒が立って食感が良い、など、それぞれ贔屓があるようです。

今回お出ししたのは、蒸してつくる北部スタイル。日本人が中華粽と言われて思い浮かべる、標準的なタイプです。具は、豚バラ、椎茸、ピーナッツでした。豚バラが、我ながらとろりといい感じに仕上がったと思いました。いつも豚バラ肉は皮付きを買うのですが、トロリと仕上げるのに、皮は外せないですねぇ…

合わせたスープはキノコの酸辣湯。黒酢をしっかりめに効かせました。
メインとスープにインパクトがあったので、小鉢には、優しい味のキャベツと厚揚げの煮物と、胡瓜・オクラの冷菜を。ちくわとネギの春巻きでボリュームを加えました。

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