若ごぼうの季節が来ました(1)

若ごぼうが市場に並びました。
若ごぼうというのは、大阪・八尾特産の、野菜。その名の通りごぼうなのですが、根っこだけでなく、茎や葉も食べます。春野菜らしく、灰汁が強くて香りも強い。

上の写真の、一番左が若ごぼう。今回のは珍しく、大阪ではなく高知県産でした。
根っこから葉っぱまで、7−80㌢はあろうかというサイズで売られているので、持って帰るのが一苦労ですが、季節ものというテンションもあるので、頑張ります。
さらに面倒くさいのが泥おとしとアク抜き。といっても、たわしで擦って、塩を入れたお湯で茹で、水に晒すだけなんですが、何しろかさばるので、少々気合が入ります。でも、難しくはないので、これもちょっと頑張りましょう。葉っぱは、水に晒した後、少し食べてみて、あまりに苦味が強いようなら、再度茹でて水に晒すと良いです。(面倒だけどね!)

食べ方としては、茎と根っこは煮付けや炊き込みご飯、葉は灰汁が強いので、佃煮、というのが一般的でしょうか。天ぷらなども良いみたいです。
茎部分は蕗のような見た目ですが、筋っぽさはないので、一度茹でこぼせばあとは気軽に使って大丈夫。私は、おあげさんが合うなぁと思うので、今日は、茎と厚揚げの煮物にします。

鰹だしでもいいですが、今日は時間がなかったので、いりこをチョイス。先日書いた伊吹島いりこの、ハラワタをとって、お水少々と共に鍋へ。すぐに火にかけ、沸騰したら醤油、みりんを加え、続いて適当な大きさにカットした厚揚げと、若ごぼうの茎を投入します。落し蓋をしたら、そのまま強火でしばし。

適当なタイミングで味見をして、足りなければ調味料を足します。全体がいい感じにくったりしたら完成。量にもよりますが、煮る時間は10分ほどでしょうか。

煮干しもそのまま具にしちゃう、アジアの田舎スタイル(イメージ)。ほんのり苦い若ごぼうが、しっかりした出汁を吸い込んで、いいお味、ご飯が進みます。

明日は、根っこ部分を炊き込みご飯にしようかなと思っています。

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