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SINIC理論研究会

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経営実践研究会の分科会の一つ、SINIC理論研究会での学びや気づき、時代の羅針盤を研究して社会実装に生かすプロセスを記録します。
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記事一覧

「ふてほど」で拾った最適化社会を生きるメタファー

「ふてほど」で拾った最適化社会を生きるメタファー

時代を超えて繰り返し人気が出るタイムスリップものドラマがまた話題になっています。少し前にも不良少年がタイムリープするアニメ、東京リベンジャーズが人気を博したところなので、少しスパンが短い気もしますが、「不適切にもほどがある!」が50代の昭和生まれのおっさん世代の間で密かなブームになっています。
昭和から令和の現代にタイムスリップしてきた阿部サダヲ演じる、中学校の体育教師、小川市郎が、パワハラ、セク

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SINIC理論の取り扱い方 〜SINIC理論研究会#4〜

SINIC理論の取り扱い方 〜SINIC理論研究会#4〜

私が世話人として参画している経営実践研究会ではいくつかの専門的な分科会を立ち上げています。その一つがオムロンの創業者、立石一真氏が50年前に未来学会で発表し、その精度の高さが単なる予想や預言の域を超えていると近年大きく注目されている、SINIC理論の研究会です。
その未来予測に示された、実際に現在起こっている時代の大転換が生み出す最適化社会から自律社会へのシフト、これから起ろうとしている社会の変容

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シンクロニシティは自律社会へのプロローグ

シンクロニシティは自律社会へのプロローグ

最近、私が考えている事を他の人が話したり、やろうとしたことを誰かが同じタイミングで行ったり、相談しようと電話をかけたら相手も同時にかけてきたり、そんな体験がやたら多くあり、なんだか気持ち悪い様な、気持ち良いような複雑な気分を味わっています。いわゆる、シンクロニシティってやつでしょうか。

テクノロジーが生み出した環境直接コミュケーションを取っていないのに同時に同じことを考えるって不思議な体験のよう

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拝啓、進路指導にお悩みの中学校教師の皆様へ 〜マイスター高等学院 校長からの提言〜

拝啓、進路指導にお悩みの中学校教師の皆様へ 〜マイスター高等学院 校長からの提言〜

はじめまして。私は一般社団法人マイスター育成協会の代表理事を務めております高橋剛志と申します。当社団法人では、企業で働いて職業能力を身につけながら、コミュニケーションや働く目的を明確にする志の授業を受けて、高校卒業資格を取得できるキャリア教育の高校、マイスター高等学院を全国に展開しています。この高校は卒業と同時に学校を運営している地域の企業に正社員として雇用され、将来にわたるキャリアパスが付与され

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最適化されちゃうよ。〜SINIC理論研究会#4〜

最適化されちゃうよ。〜SINIC理論研究会#4〜

私が世話人として参画している経営実践研究会ではいくつかの専門的な分科会を立ち上げています。その一つがオムロンの創業者、立石一真氏が50年前に未来学会で発表し、その精度の高さが単なる予想や預言の域を超えていると近年大きく注目されている、SINIC理論の研究会です。
その未来予想に示された、実際に現在起こっている時代の大転換が生み出す最適化社会から自律社会へのシフト、これから起ろうとしている社会の変容

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最適化が極まる世界。への向き合い方と在り方

最適化が極まる世界。への向き合い方と在り方

私は、なんらかの行動を起こす際、よくも悪くもイメージの通りにしか実現しない。との持論を持っています。
「すべてのものは2度作られる。」との名言を残したのは、7つの習慣で有名なスティーブン・コビー博士ですが、長年、建築畑を歩いて設計図書を描いて建物を作ってきたこともあり、その言葉をまさに真実だと思っています。
VUCA化と言われる先行き不透明、不安定で複雑、曖昧な今の世界において、確固たる自信を持っ

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SINIC理論研究はじめます、本気で。

SINIC理論研究はじめます、本気で。

私がSINIC理論に興味を持ったのはかれこれ4年ほど前だったと思います。当時、組織論を学びに東京まで(今はなき)自然経営研究会に参加していた流れで、武井浩三さんと中間 真一さんのオンラインの勉強会に紛れ込み、オムロンの創業者、立石一馬氏が50年前に記された未来予想に初めて触れました。それまで様々な学びを得てきた中で、私は願望も込めてきっとこの世界は成熟に向かい、輝かしい未来が訪れると信じており、S

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SINIC理論が示す意図とメタファー 〜SINIC理論研究会#2〜

SINIC理論が示す意図とメタファー 〜SINIC理論研究会#2〜

私が世話人として参画している経営実践研究会ではいくつかの専門的な分科会を立ち上げています。その一つがオムロンの創業者、立石一真氏が50年前に未来学会で発表し、その精度の高さが未だに取り沙汰され、単なる予想や預言の域を超えていると近年、大きな話題になっているSINIC理論の研究会です。そこで示された、実際に現在起こっている時代の大転換が生み出す最適化社会へのシフト、これから起ろうとしている自律社会へ

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超訳 未来予測のアップデート 〜SINIC理論研究会#3〜

超訳 未来予測のアップデート 〜SINIC理論研究会#3〜

私が世話人として参画している経営実践研究会ではいくつかの専門的な分科会を立ち上げています。その一つがオムロンの創業者、立石一真氏が50年前に未来学会で発表し、その精度の高さが単なる予想や預言の域を超えていると近年大きく注目されている、SINIC理論の研究会です。
その未来予想に示された、実際に現在起こっている時代の大転換が生み出す最適化社会から自律社会へのシフト、これから起ろうとしている社会の変容

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PLUTO 〜AI進化のリアルと自律社会への扉〜

PLUTO 〜AI進化のリアルと自律社会への扉〜

私が子供の頃、輝かしい21世紀の象徴として鉄腕アトムがありました。TVでアニメを見ながら、ロボットと人間の共生は、どんなに素晴らしい世界を創り出すのかと子供心にワクワクしながら、当時、21世紀への想像と期待を膨らませました。
最近、Netflixでアトムの進化版?のリメイク作品をたまたま見つけて視聴してみたら、シンギュラリティの深刻な世界観が展開されていて、テクノロジーの進化は単純に人間の幸せに結

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何を言ってるか、ではなく何をやってるか。だけども、何故、何を、どの様にを無くして意味はなし。

何を言ってるか、ではなく何をやってるか。だけども、何故、何を、どの様にを無くして意味はなし。

机上の空論に意味はないと言われます。実践してこそ、成果に結びつけてこそ、理論やシステムの価値が認められることを誰しも知っています。要するに行動と結果が伴わないとダメ。
同じ文脈で、どんなに立派なことを口にしても、実行できない人は、誰からも信頼を得ることができませんしリーダーシップを発揮することは出来ないと言われます。組織や社会では常に何を言ってるか、ではなくて、実際に何をやっているか。が問われます

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