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今どき500円ランチ「農福連携」

先日、以前より関心のあった500円ランチ(今どき!)を食べに行きました。そしてついでにコーヒー(100円)とクッキー(200円)も。
その場所は、自社で栽培した地元野菜や地域特産品を食材としている「さんさん山城コミュニティーカフェ」。
※ヘッダー画像のTOKIO城島茂さんはノウフクアンバサダー。

この日の日替わりワンコインランチは「てんぷら定食」
食後には濃茶クッキーとコーヒー


「農福連携取組促進フォーラム」

先月、「農福連携取組促進フォーラム」に行ってきました。
そこでは、「農業と福祉の両方の課題を克服するため、障害者の就労の場の創出により農業の人手不足の解消と地域農業の維持・活性化などの効果を目指す取組み」を考えるもの。

農福連携取組促進フォーラム

参加者は、現地・オンラインとも定員オーバーだった模様で大盛況。
そこに登壇されたのが「さんさん山城の新免社長」
その新免社長の事業活動報告に感銘を受けたのです。

その「さんさん山城」の活動内容がこちら。

現在は聴覚障害者の他に精神障害者や知的障害者など、毎日20人の利用者が、農業、食品・菓子加工、カフェ、縫製・工作、販売などの作業をおこなっております。
人と人とのつながりを大切に、「地域に根ざした事業所」を目指しています。

さんさん山城HPより

このフォーラムには「さんさん山城」のメンバーの皆さまも参加、そこでは障害を持つ方が活き活きと働いている姿があり、微笑ましかったです。


特別支援学級のこと

ここでは知的障害者の事ですが、

実は、わたしの父は30年以上前に中学校の特別支援学級を担当していたことがあり、よく「彼らはみな特別な個性や才能があり可愛いんだ」と言ってました。

そして近年、父は、年賀状で当時の生徒のお母さんと本人から「お陰様で就職出来ました!」とか「ありがとう!」の言葉を貰えることが多くなり嬉しいと。

おそらく障害者が働ける場所が増えてきたのでしょう、また30年以上も担当の先生に年賀状を書き続けるご両親はよほど愛情が深いのでしょう。
ここに感謝の連鎖が起きているようです。
なんだか農業の危機を感じて今頃動き出したのかとも思いますが、それでも進んでいることは嬉しいことです。


盲ろうトライアスロンアスリート「中田鈴子選手」

日本で唯一の盲ろうトライアスロンアスリートの中田鈴子さんは「さんさん山城」のメンバー。
生れた時から耳が聴こえず、目は光と色を感じる程度の弱視といいます。
ご主人もろう者で子供2人の主婦が過酷なトライアスロンに挑み、各地の大会に出場して全て完走を果たしているという。

「諦めなければ夢は叶う!」 凄すぎて言葉が出ません。

中田選手のタンデムバイク


中田選手の応援グッズと感謝状の数々


おまけ

手摘み高級宇治抹茶を使用するという100円の抹茶ポン菓子は売り切れ寸前でした。

抹茶ポン菓子


最後に

500円ランチは嬉しい、そして障害者が活き活き働く姿を見るのも嬉しい。
みなさん笑顔で職場が楽しいんだろうとすぐにわかる。

たとえ障害があっても能力は様々な分野で発揮している。

それでも、この値段で厨房にはたくさんの人がいたことを考えると、賃金はどうなんだろうと若干不安。今は過渡期なのかなぁ。

さあ、手話でも学んでみようかな!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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