レモン生活はじめてみませんか? その13

園芸家にとって一番多忙極める季節、4月。
そして5月の大型連休を無事に駆け巡り、ちょっとホッとしている私、
レモン研究家、ジュリエッタ・ガーデンの国吉純です。

今年も広島、香川、京都、岡山、青森、新潟と西へ東へと
花や野菜の指導に、全国を回りました。
関東の桜は、ああ咲いているなぁとチラッと見るにとどまりましたが、
その後、ラッキーなことに、地方ではゆっくりとお花見をする機会も。
京都、長岡(新潟県)、青森で何回も何回も花見ができました。

さて、5月に入り、バラの開花も例年よりは10日ほど早いといわれています。
そして、レモンの花の開花は、、、、

びっくりすることに、4月中旬ごろからすでにつぼみが膨らみはじめ
あっという間に開花。
出張続きもあり、ゆっくりと花を楽しむことなく、終ってしまいました。

私の一番好きなレモンの花が、あっという間に終ってしまって本当にがっかり。
でも1日だけ、ゆっくりとレモンの花を楽しむ時間を持つことができました。

レモンの花言葉

皆さんは誰かに花を贈ろう、と思った時に、
そういえば、この花の花言葉ってあるのかしら?
贈って失礼にならないかしら? と「花言葉」を
花選びのヒントにした経験もあることでしょう。


色んな説のうち、一説には発祥は、17世紀ごろのトルコだといわれています。
トルコでは、恋人への贈り物として、「花に思いを託して恋人に贈る風習(セラム)」
があったそうです。
これが、ヨーロッパじゅうに広がり、各国でその花のイメージから、
またその国にまつわる神話から
その国オリジナルの花言葉ができ上がったそうです。

では、レモンの花言葉、ご存知でしょうか?

レモンの花言葉は
「誠実な愛」。

果汁の甘酸っぱさが、切ない恋の想いや、失恋などに例えられることも多いレモン。

でも、実は皆さんもよくご存じの、こんな場面でもレモンが使われているのです。

レモンは、西洋の絵画で「聖なる果物」として扱われることが多いのですが、フィレンツェの聖マルコ修道院の食堂の壁に描いた有名な絵画、
「最後の晩餐」(ドメニコ・ギルランダーイオ/1480年作)でも、
キリストと弟子たちの背景としてレモンの木が描かれているのです。

レモンには解毒作用があることから「救済」のシンボルとして描かれたほか、
年がら年中、果実をつけることから
「愛の貞節」を表象するようにもなったといわれています。

レモンの花だけを花言葉を添えて贈るのは難しいですが
こんな楽しみ方も。

少し夜更かししたいそんな夜
レモンの花の甘ったるい香りとともに
そっと花を紅茶に浮かべて静かに恋する人を想う…。

レモンを育てている人だけができる特典。
たまには、レモンの花の甘い香りを楽しみながら、
特別な時間を持つのもいいですよね。

ハート形レモン、星形レモン!

レモンの実がまだ小さく柔らかい時に型に入れてつくる
ハートレモン、とスターレモン。

ちょっと窮屈そうだけど、、、

ほら!型から外してみたらこんなにかわいいの!

こんなハート形や星形レモンを
花言葉と一緒に想いを寄せる方に贈ったらいかがでしょうか?


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