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パリス・ヒルトンの異常な料理を見る文化って、工藤静香や辻希美の家事を見るようなもの。

『パリスとお料理』っていうNetflixの番組があるそうですね。この話を知ったとき、「アメリカ人にもこういう感覚あるんだー」と、妙な親近感を抱いたのを覚えています。

日本のアイドルや女優の独特だと思うんですよ。「全盛期に見た憧れの姿を死ぬまで保っていてほしい」と勝手なイメージを沸かせつつ、でも、一方で、「庶民的になってほしくはないけれど、でも、生活力は庶民の私たちのほうがあると思いたい!」みたいな。そんなアンビバレントなドキドキを抱えながら、現在の工藤静香や辻希美の生活の片鱗を見ては、「私たちはまだ生きていける!それに、私たちの理想だって廃れてない!」って、安心するわけです。アイドルって、ほんとに偶像なんですよね。つくづく思います。理想もジェンダーもキャリアも全部背負って、堕落しないように生きないといけない人は、世界にはまだまだいるの。今日も有り難う。

 

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