施設

施設の種類〜〜〜

こんばんわ
MSWのしょーんです。

前回は急性期病院・療養型病院・リハビリ病院についてまとめて記載しました。
今見返すと、かなりの文量で非常に見難い・・・
なので、これからは、1つの種類につき、1つの記事にします。
そしたら見やすくなるし、記事も増えるし、僕も書きやすい。笑



では今日は介護保険法に規定されている

「介護老人福祉施設」

についてお話します。

 介護老人福祉施設とは特別養護老人ホームのことで、よく「特養」と略されて呼ばれています。(以下:特養)
特養は介護の必要な人が入所できるところで、食事・排泄・入浴などの日常生活上の介護、健康管理・レクリエーションなどが提供されます。

利用できる人は要介護3以上の人です!
数年前までは要介護を持っている人なら誰でも入れました。しかし、法改正があり、要介護3以上の人しか入れなくなりました。

特養の特徴は「費用が一番安い」「待機者の数が半端ない」「終のすみか」ことが挙げられます。

急性期病院に勤める僕とどのように関係があるかと申しますと

一両日の退院を促進する急性期病院から新規で特養に入所なんてできない!

「終のすみか」ではあるが、少しでも医療処置があると帰れなくなる!!

です。

1つ目のことは、前回の記事を読んで頂けていれば意味が理解できると思います。僕の知っているところはいまだに100人待ちですから。。。
問題は2つ目ですね。
医療処置が少しでもあると帰れなくなる。これは本当によくあります。

きっとご家族の中には「終のすみかと言われてるし、最期まで看てもらえるから安心だ」と考えて入所をされたと思います。
それはあくまでも「医療が必要でない人」が対象になります。

どんな状態でも看取るとは言っていないはずです。
大前提として、ただの施設です。病院ではありません。できることできないことがあります。
その中でも特に、特養は医療に弱いと思ってもらっていいです。

最近は少なくなりましたが、バルーン(おしっこの管)にも対応できないといい、帰れなくなった人が何人もいてました。
在宅酸素も対応できないと言われ帰れない人もいました。
上記2つは自宅で生活している人でもできる医療処置です。それに対応ができないほど医療に弱いのです。
吸引や点滴なんてもってのほか!!!
秒速で転院ですよ笑笑

そのため、終のすみかと言えども、あくまでもそれは
「医療が全く必要でない場合」

ということを覚えておいてください。

じゃあ帰れない場合はどうするのか?

そんな時は療養型病院へ転院するか、医療処置に対応ができる施設を探すか、諸サービスを整えて自宅へ帰るかのどれかを選択してもらうことになります。
1〜2日以内に選択をしてもらいます。
だって急性期病院ですから。


とまぁ、特養がどんなところか、あくまでも急性期病院のMSWの視点で解説しました。
色んな説明を省いています。(お金とか部屋の間取りとか)
色んなご意見もあると思います。(私は点滴してもらったとか)
ただ、忘れないでください。
僕の地域でのお話です。
あくまでも急性期病院のMSWの視点での解説です。
独断と偏見は大いに含みます。


次は介護老人保健施設について書きます〜〜

MSWしょーん

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