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持っていないものを数えない

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』の要約と感想です。

仕事人たちの言葉があなたの今日を豊かにするものになりますように。

■本日の仕事人

・隈 研吾さん
・建築家

■要約

仕事がない時こそ最大のチャンス

1990年代になった途端にバブルが弾け、それからの10年間は東京での仕事はゼロでした。

「こんなに時間があるのだから全国の色々なところに旅に出よう。」と地方の街や村を回り始めて、少しづつ小さな仕事をいただくようになりました。
どれほど小さな仕事でも楽しんでやれる自信がついたのはこの頃です。

また、地方の木造建築の保存運動などにも取り組むなかで、
「本当にやりたかったことは田舎の木を生かした建築だ。」と気づきます。

その経験を経て仕事がないことが怖くなくなり、身の丈に合った仕事があれば満足できるようになりました。
さらに、仕事がないのはむしろ1つのチャンスだと前向きに捉えることができたのです。

学生への講演では、
「忙しい時には時間に追われて考える時間は持てない。しかし、仕事がない時こそじっくりと考えたり試したりできるチャンスだ。」と話します。
生徒からは「そういう話は今まで誰からも教えてもらったことがない。」と言われます。

■感想

持っていないものを数えない

"仕事がない"ということを悲観するのではなく"チャンス"と鮮やかに解釈し直す隈さんの生き方には感嘆します。

持っていないものを数えず「何が自分の手元にあるか」をちゃんと理解して行動に移せる素晴らしい方だなぁと感じました。

また、何かにつまずいた時に「考える時間」をとるだけでなく、「何かを試す時間」も大切だよと教えていただけた気がします。

自分の心を助ける解釈と何かを信じて手を動かし続けることの2つは忘れないようにしていきたいと思います。

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