しょ〜た(N)-Yamaro

【紙廃人】Magic: The Gathering(Magic Online:Yama…

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【紙廃人】Magic: The Gathering(Magic Online:Yamaro)、PokerStars:Shot-A0033、 HearthStone:StorM33 MOは仕事、紙は趣味。

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MTGで偽造カードを掴まされないために

1 重大事件※この内容は、事実を基に一部脚色したもので、フィクションだと思ってください。 先日、某店において事件があった。 「今日が初めてのレガシーなので、いろいろと至らない点があると思います。よろしくお願いします。」と申し訳なさそうな目で丁寧に挨拶をしている人の良さそうな青年が1回戦目の対戦相手だった。人は良さそうだが、こちらが申し訳なるくらいペコペコと伏し目がちの低姿勢で、少し暗い印象を受けた。 「至らない点もあると思いますが」という彼に対して「至らないという点では

    • リークとMTG

      モダホラ3のリークが出たことで、WotCがお怒りの文章とともに新カードの情報を公開していた。 不正規のルートの情報の漏洩は会社の利益を損なう恐れがあるのでよくないことであると言って良いだろう。 ただ、1点気になることがある。 リークを拾ってきて拡散した人も悪だとされている点だ。 確かに、間違った情報や不適切な内容を拡散するのは良くないことではあるが、SNS上で流れてきた情報の真偽を、情報源まで遡って確認するという人が一体どれだけいるだろうか。 その確認を怠ったからと

      • 認知バイアスとMTG

        人間の脳は非常に優秀で、目に見えているもの聞こえてくる音をそのまま捉えるのではなく、適切な形で受信しようとします。 有名なもので、シミュラクラ現象というものを聞いたことがあるのではないでしょうか。名前は知らなくてもおそらく現象としては知っているか、体感しているのではないかと思います。 シミュラクラ現象とは、3つの点があるとそれを単なる図形ではなく顔の様に認識するというものです。全く知らない人でも、ボウリングの玉の画像を見ると体感できるでしょう。ただの3つの点がなんとなく顔のよ

        • デュアルランドβ化計画-進捗A

          β化計画始動から約5ヶ月。 2月11日のPC横浜のサイドイベントのレガシー選手権に参加するついでに、頼んであったUnderground Seaを受け取った。 これでついにβのUnderground Seaが4枚!! 2011年夏頃、リバイズドの白枠Underground Seaを4枚4万円で購入してから約12年半。 当時は、1枚1万円のカードを買っただけで手が震えていたが、それは既に遠い記憶になってしまった。 今はもう60万円のカードを持っても手は震えない。 βの

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        MTGで偽造カードを掴まされないために

          マナーは本当に守らなければいけないのか

          「○○はマナーだよ」 「○○するなんてマナーが悪い」 そんな言葉はよく聞く。だが、マナーとは何か深く考えたことがある人はいないのではないだろうか。 似たような言葉で、ルールやエチケットなどもあるが、自分を含め、それらのニュアンスの違いを正確に理解して発言している人は少ないのではないだろうか。 まず、言葉の定義について確認しよう。 マナーとは、「対人関係において守った方が良いとされる礼儀作法」のことである。エチケットと言うと、身だしなみなどマナーの中でも限定的な意味合いと

          マナーは本当に守らなければいけないのか

          カルロフ邸殺人事件注目カードランキング@レガシー

          今回は特に環境を大きく変化させそうなカードは見当たらなかった。まあ、レガシープレイヤー的にはこのくらいの影響力で良いんだよなと安心して眺めることができた。まあ、それでも全く影響がないわけではないので、気になるところだけランキングにしてみる。 ランキング1 ≪鑑識の利器師/Forensic Researcher≫ ★★★☆☆ Basalt Monolithと無限マナ!Power Artifactより重いけどMonolithのマナを活用しやすいのでむしろ唱えやすい。コンボが上

          カルロフ邸殺人事件注目カードランキング@レガシー

          MTGに萌えイラストの次元は存在し得るのか

          灯争大戦以降、日本人イラストレーターをゲスト枠的に採用する機会が増えてきています。 ジャンプスタート2022やラヴニカリマスターなどで特殊イラストとして収録され、特に可愛らしいイラスト等を中心に人気になっています。 カードの種類が増えること自体は、(販売店の負担が増えるという問題はあるが、)個人的には悪いことではないと考えています。というか興味がないので選択肢の一つである限りはどうでもいい。 「日本画」と呼ぶのは、芸術のジャンルとして日本画という言葉が既に存在するのでやめてほ

          MTGに萌えイラストの次元は存在し得るのか

          2023年読了まとめ

          読了だけじゃわからないと言われたので、最近読んだ本の感想をまとめてみることにした。2023年に読んだ本と、2022年の後半を少しだけ。 ★は個人的なオススメ度の5段階評価 2022年大局観(羽生善治) ★★★☆☆ 勝負における思考や練習の在り方、羽生善治としての考え方に触れることができる。読んで損はないが、同じことができるかどうかは別の話である。MTGでも似たような感覚を持ったことがあるなと共感できる部分は多々あった。 Death「死」とは何か(シェリー・ケーガン)

          2023年読了まとめ

          2023年レガシーの記録“Orc and the Beanstalk”

          2023年ももうすぐ終わりなので、今年レガシーに起きた変化をまとめてみようと思います。 チブデル期(1~2月)2023年当初、≪表現の反復≫を擁するUR Delverこそ誰もが認める最強デッキでした。 ≪白羽山の冒険者≫がUR Delverに対抗できるコントロールデッキを食い荒らした墓場を、そのUR Delverが悠々と闊歩していました。≪白羽山の冒険者≫を始めとするイニシアチブという能力は、レガシーに限らず、あらゆる1対1フォーマットの環境を破壊した元凶です。 そんな中

          2023年レガシーの記録“Orc and the Beanstalk”

          「MoMA」の精神

          EWEで使用したUGW MoMAというデッキ、VintageのOathと合わせて「一人すべそれ世代」とか言っていたが、結局EWEでは爪痕を残せなかった。 調整の結果生まれたオリジナル構築であるとはいえ基本軸は一般的なデッキと大差ないのだけれど、嬉しいことに岩Showのデイリー・デッキに掲載してもらえたのでこの文章を書いている。 2019年ごろUG Omnitellを作って勝ちまくっていた時は載るんじゃないかと思っていたのだが、結局取り上げてもらえなかったということもあって、

          Eternal Weekend Asia2023参加レポ

          今年も行ってきましたEternal Weekend Asia!昨年同様にアクセスの悪い常滑へ。 昨年はVintageでトップ8という望外の成績だったので今年も勝てたらうれしいなと思いつつも、実は金曜日が一番のイベントだったりする。 24日(金)昨年同様に前日入りなので昼から名古屋入りしてショップ巡り。 だが、目的は15時に待ち合わせしていた某友人。Twitter上でカード売ったりしていたけど、そのゴール地点がこの日だ。 既に1枚はこれも友人からアンシーを入手済みなので、それ

          Eternal Weekend Asia2023参加レポ

          イクサラン:失われし洞窟、注目カード【Legacy】

          書かないの?と言われたので書きました。というかざっくり書いてはあったけど、あんま紹介したいカードなくてボツになってたので、もう一つボツになってたヤツをおまけにしてニコイチで投稿してみた。 1 ≪溶鉄の崩壊/Molten Collapse≫ ★★★★☆≪戦慄掘り/Dreadbore≫の上位互換。落魄を達成していればアドバンテージを得られるかもしれないが、1マナ以下の非生物非土地パーマネントというのはかなり限定的ではある。ハマれば2マナの≪コラガンの命令/Kolaghan’s

          イクサラン:失われし洞窟、注目カード【Legacy】

          MTG×ジュラシック・ワールドコラボ

          『イクサラン:失われし洞窟』にて、『ジュラシック・ワールド』コラボカードが出る。 相変わらずゴジラ方式コラボじゃないのは非常に不満であるが、『ジュラシック・ワールド』というか『ジュラシック・パーク』はとても好きな映画作品シリーズなので楽しみではある。 今回は、『ジュラシック・パーク』から始まる6作品について自分なりのレビューをしてみたいと思う。 『ジュラシック・パーク』 言わずと知れた名作。公開は1993年6月11日(米国)だというから、実はMTG(1993年8月5日)と

          MTG×ジュラシック・ワールドコラボ

          MTGは40周年を迎えられるのか

          Twitter(X)やRedditで、MTGはオワコンなのではないかと話題になっているらしい。 一人のプレイヤーとしてMTGには長く続いてほしいと思っているが、今の在り方に問題があるということも認識している。 今現状議論されている話題は大きく分けて以下の5つにまとめられる。 1トレンド 2競技の低迷 3販売形式・コラボ 4インフレと値下り 5競合 1 トレンドまず、今回の話題の発端であろうトレンドについて。 これは10月9日にTwitterで発信された情報だが、Goo

          MTGは40周年を迎えられるのか

          【MTG】あの日の負けた悔しさを表す言葉を僕たちはまだ知らない

          勝負ごとにおいて「悔しい」という感情を抱けない人間は塵だ。 勝負の最中に感情は不要である。 感情を顕わにすると、相手に余計な情報を与え、自身の判断能力を鈍化させてしまう。 反面、ゲーム内では不要な感情もゲーム外においては起爆剤になる。 「ゲームなんかでアツくなるなよ」という言葉が嫌いだ。 自分の好きなモノですら熱くなれないような、つまらない人間にはなりたくない。 「アツくなる」といっても、ベンチを殴って骨折するとか、カードを握りつぶすとか、そういった行為を正当化す

          【MTG】あの日の負けた悔しさを表す言葉を僕たちはまだ知らない

          デュアルランドβ化計画

          この文章を読んでいる人はαやβのカードは持っているだろうか。おそらく基本土地なら持っているという人はそれなりにいるものと思われる。 7~8年前なら500~1,000円で買えたし、今でも状態に拘らなければ5,000円程度で購入できる。GP会場で1,000円のくじのハズレとして入っていたこともあったので、探したら出てくるという人もいるんじゃないだろうか。  もちろん、黎明期のカードの色合いやイラストが好きで使っている人もいるだろう。自分もその一人だ。 「基本土地のこだわり」につ

          デュアルランドβ化計画