見出し画像

上司=お客様? 上司ファーストのヒラメ社員とは

はじめに

大手製造業にいた際、上司がヒラメ社員(上司のことしか見ない社員)
ばかりで、色々と苦しんだ経験があります。。。

そんなヒラメ社員と共に仕事した経験をもとに、
ヒラメ社員とはどのような社員か?を紹介したいと思います。

主に私の実体験である、ヒラメ社員か上司だった場合についてや、
ヒラメ社員が考えていることについて書いて行きたいと思います。
また、ヒラメ社員にも輝く場所もあり、必要な存在であるということも
お伝えしておきたいと思います。

皆さんにヒラメ社員についてわかっていただけたり、
私と同様にヒラメ社員で苦しんだ人への慰めになればと思います。

ヒラメ社員とは

すぐ上の、直属の上司のことだけを見ている人のことです。

部下、同僚、お客様、社外関係者なんて関係なく、ただただ上司のことだけを見ている人です。
いつも上司がいい気分になることだけを考えてます。

上司=お客様と考えているため、自分は上司のためだけに仕事しているというマインドで働いてます。
いわば、「上司専属のロボット」という感じです。

ヒラメ管理職とは

管理職に就いたヒラメ社員のことを、ヒラメ管理職と呼んでいます。ヒラメ社員が管理職になったとき、ヒラメの真価を発揮します。

ヒラメ社員がヒラメ管理職に進化すると、とにかく所属組織のトップのことばかり見るようになります。

例えばヒラメ管理職が課長に昇進した場合、毎日常に部長の視線を気にし、しょっちゅう部長の方を見て、部長が何をしているかを観察します。
また、部長が遅刻した/部長に電話がかかってきた/部長が席を離れたとなると、人一倍びっくりして、自分事のようにソワソワ騒ぎ始めます。

一方で部下のことは、ヒラメ管理職やその上司に尽くすための、ただの部品や歯車としか考えておりません。
そのため、部下に対するパワハラや、無茶な部下の扱いが多いです。

ちなみにヒラメ管理職は自分の上司に外面をとてもよくするため、しっかりとしたいい組織であるかのように見せます。
そのためヒラメ管理職は上司から、とても管理の上手い管理職だと思われています。

上司のためなら、部下はどうなってもよい。
ヒラメ管理職

ヒラメ社員あるある

ヒラメ社員の行動例について、ちょっと紹介したいと思います。
もしあなたが上司から
「このプロジェクトについて、〇〇方針で進めて」
と頼まれたとします。
上司はプロジェクトについて素人であり、思い付きで指示しています。
そして上司の提案した方針だと、失敗することもわかっています。
あなたならどうしますか?

私みたいな反抗的な社員の回答

「この方針は失敗するので、しないほうがいいと思います。」
ハッキリというタイプの人は、ハッキリと出来ないと言います。
ただこのようなタイプの人は、大企業では好まれませんので、
あまり人にはオススメしておりません…

普通?の人の回答

「承知しました。この方針で進めます。」
普通は上司に言われた方針で仕事を進めます。
もちろん失敗しますが、失敗責任は指示した上司にあります。

ヒラメ社員の回答

「上司の方針ですすんだので、プロジェクトは成功しました!
上司のおかげです!上司万歳! (なお実際はプロジェクト失敗)」
ヒラメ社員は、とにかく上司が気持ちよくなることだけを考えます。
ただ上司の指示に従うだけでなく、あたかもその指示が良かったように
取り繕います。

上司のおかげで何もかも上手くいきます。
上司は神様!

ヒラメ社員は上司のためなら、失敗していても成功しているように見せたり、とにかくいい姿を上司に見せるために、手段を選ばずに何でもします。
そして上司のおかげと褒めることで、上司の気分をよくしてあげます。

ヒラメ社員はこんなところで輝く

ここまでは、ヒラメ社員の良くない部分ばかり語りましたが、
もちろんヒラメ社員が重宝される場面もあります。

  1. アシスタントなど、明確に上司がお客様となっている現場。

  2. バックオフィス 社内がお客様の仕事。

  3. 部下の実績ではなく、自分への姿勢・態度しかみない上司。

このような職業は、上司がお客様となるので、上司のことを第一に考えれば考えるほど、よい成果を出すことができます。
とくに大企業は、3.のような上司が多い気がします。
ヒラメ社員になることで、思っていた以上に昇進できるかもしれません。

最後に

ヒラメ社員でも、社会には必要な人材だと思います。
ヒラメ社員が増えすぎない & 適切に扱う ことが大事ですね。
今度は「なぜヒラメ社員が増えるのか?」考察してみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?