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【AIR】仁義なきトップが地域を潰す〜真なる地域格差はトップの人格格差〜

地方衰退の原因は多数ありますが、マクロ的な地方の不利な状況はさることながら、個別問題というものも多数存在しています。

例えば、女性や若者をこき使ってきた地域は、女性が流出、若者も出ていって戻ってこないことで、少子化が決定的になり詰んでいます。子育て支援とかいいながらも、実際に共働き2/3の時代になってもなお女性管理職は少なく、女性議員も少ない地域においてはますます女性や若者は出ていってしまうでしょう。わかっている課題にすら積極的に取り組まないうちは、衰退を止めることは難しいのです。

さらに最近思うのは、情報がネットでこれだけ流れる時代になってトップの役割がますます重要になっているということです。市長なんて誰がやっても同じ、とはもはや誰も思わないと思いますが、「いい人になってもらい」ことも大切なのですが、それ以上に「絶対になってはいけない人がならないように」することも大切なのです。

特に地方での仕事を私も、そして仲間も色々としている中で思うのは、仁義なきトップが多数いるのです。そしてそういう地域はことごとくチャンス失い、協力者を失い、更に衰退していきます。地域の代表であり、社長ともいうべき首長、トップの役割は今後ますます拡大していくと思います。

まともなトップを選んでいかないと、地域そのものが詰む構図について解説しておきます。いいですか、女性も若者も、そして外部の有能な人材さえもいなくなっていく地域はこうやって作られるのです。


◯ 女性に捨てられ続けている地方、政治への女性進出も進み、子育て支援も充実する東京

以下のコラムは2020年に書いていますが、530件を超えるいいねがついて長く読まれています。

地方創生が叫ばれて10年が経過して、若い女性を地方へといいながら、なかなか進まぬ地方改革の中で、東京都がまぁ政策面や実行面ではあれこれ思うところありますが小池都知事も女性、さらに23区の区長は最多の6名が女性となってきています。さらに議会によっては半数の議員が女性が占めるという状況にもなっており、先進的な多様的な社会が東京から実現され、子育て支援も充実していくという構図になっています。

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