架空

先日、ななまがり主催の「ななまつり」を観に行った。ゲストの空気階段は直前にコロナ陽性になってしまったため欠席だったのは残念だったが、とてもおもしろかった。

ななまがりというと世間的には水曜日のダウンタウンの元号予想企画が有名だと思うが、個人的には「架空」を題材にしたネタやキャラがとても面白くて、すごい発明だと思うコンビだ。

例えば、架空モノマネでは実際には存在しない人たちを絶妙なさじ加減でわかる〜!となる変装をして登場したり、架空下ネタでは実際には存在しない単語を何となく下ネタっぽいなあといういう微妙に心をざらっとさせる感触を味合わせてくれる様なネタだ。

これが凄いのは「あるある」のような誰もが体験したことあるような出来事をネタにするのではなく、誰もが体験したことが無いけど、そんなことあったらそうかもと思わせてくれることで共感を呼ぶところだ。どこかのラジオで人を笑わせる方法はいくつかの種類に分かれると言ってたけど、架空ネタはどれにも属していないんじゃないだろうか。

最近、仕事で営業的な立ち回りをする事が増えてきたのだが、新参者の会社なのでどうしても実績を聞かれると具体例を示せなくて困る事が多い。この課題をどうやって解決していこうと考えていたのだが、架空ネタを使えばこれも乗り切れるんじゃないだろうかと思えてきた。架空の案件とか架空のサービスを作ってそれを実際に作ってみる。で、公開もする。そうすれば実績にもなるし、もしかするとそれを実際に使ってみたいなんて人たちが現れれば儲けものではないだろうか。

こんな風に年に何度か仕事以外のところから仕事の課題に対する打開策が見つかるときあるけど、なんだか妙に嬉しくなる。こういう事がこれから先も増えればいいなあと思う。

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