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【後編1】なんと、古典ミステリの名作も無料で読める📚クリスティ、クイーン、ヴァン・ダインなどなど

こちらの後編です。

自分で読んでも、タイトルに偽りありだし(当該の作品を紹介していないし)、ふらふらと脱線して主題も一貫してないし、典型的な駄文というか独善的、ひとりよがりなテクストだなぁと思いつつも

ChatGPTに代表されるような生成系AIの台頭と盛り上がりを尻目に、だったらなおさらこういう好き勝手な、論理的でもないし、理路整然ともしてないし、PREP法(Webライター、アフィリエイトブロガーが大好きな)なんかどうでもいいっていうような「駄目」な文章の意味もまた生まれてくるのではないかと思ってます。

ま、そういう「ちゃんとした」文章が書けない(書くつもりもない)言い訳といえば言い訳なんですけど。

また脱線しました。

いや、これは枕です。
(キリッと)

今回は、今度こその、後半というか「本編」です。

古典ミステリ(推理小説)の大家はたくさんいらっしゃいますが、クリスティ(アガサ・クリスティ)、クイーン(エラリー・クイーン)、ヴァン・ダインの御三方は確実に入るでしょう。

わたしも好きですし、評価してますし、鉄板でしょう。

彼、彼女らの作品も、なんと無料でがんがんと読めてしまうっていうことの紹介が本稿の趣旨、テーマです。

そう、この note で何度も触れている Amazon Kindle Unlimited サービスですね。

まずは女王、クリスティから。

Kindle Unlimited 会員なら(月額980円)無料、読み放題の対象です。

初回の30日間は課金されないお試し利用もできるので(解約もかんたん)「これは」と決めた作品をリストアップして、その30日間に読みまくるのもありでしょう。

クリスティといえば、このデビュー作。

「スタイルズ荘」はポワロ最後の事件(切ない)でも再登場する重要なランドマーク。

ミス・マープルものは、、好みじゃないので紹介しません。

ミステリ(探偵小説、推理小説でも)の主役はやはり探偵役。

そこには相応のかっこよさ、スマートさが欲しいんですよね。(独断、ただの個人的趣味ですが)

クリスティの作品にとどまらず、ミステリ史においても文句なしの傑作、名作。映画化も何度もされてます。

Amazon プライム・ビデオで調べたら、こちらしか出てきませんでしたが、もっと前のオリジナル?のほうが重厚感もあって素晴らしいです。

ABCもいいですね〜。(語彙、貧しすぎますが)

叙述トリックの白眉はこちら、アクロイド。

わたしの趣味では「アクロイド殺人事件」よりも「アクロイド殺し」のほうがフィットします。

ちょうどいま、再読してるんですが、本作は犯人やトリックがわかっていても楽しめる、わりと珍しい作品です。

犯人を一度知ってしまったら、もう再読では楽しめないような作品は三流以下でしょう。

また脱線してしまいますが、敬愛しているレイモンド・チャンドラーの『The Long Goodbye』のラストシーンを想起しますね。

You were already in there.
(だって、君はそこにいたじゃないか)

村上春樹訳版

相変わらず脱線しながらの運びですが、クリスティものについてはこのへんにしておきましょう。

映画化されている『そして誰もいなくなった』なんかもありますが、あとはお好みで(ハマれば)渉猟するのが楽しいでしょう。

わたしの好みじゃないミス・マープルものにハマるひともいるかもしれませんしね。

ただ、最後に力強く推しておきたいのはこちら。

いわゆる「ミステリ」というくくりからは離れて(抽象度をあげて)臨んでみることをすすめるというか、そうならざるを得ない、尋常ではない凄みを持つ作品です。

誰も死にません。

欺こうというトリックもありません。

しかし、

これほどに「ミステリアス」な、ひとの心のあり方に疑問符を投げかけ、なおかつホラーなみにぞっとするような作品に仕上げることができる「ミステリ作家」はクリスティ以外にいないでしょう。

内容(起きている事象そのもの)はいたって普通です。

ですが、その「普通」がこわいんです。

あ、気づけばまた紙面が足りなくなってきてしまいました。

後編、本編といいつつ、残りのクイーンとヴァン・ダインのものについてはまた後日ということで。





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