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正直に申すと、私の舌はイノシン酸やグルタミン酸を理解していない

ガムトーク「旨味の話」。

塩味、甘味、酸味、苦味、そして旨味。
人間の味覚が感じる基本五味と呼ばれる味がある。

旨味とは昆布やカツオ節、しいたけなどに含まれるイノシン酸やグルタミン酸などの成分らしい。

しょっぱいも甘いも酸っぱいも苦いも分かる。
だが、自分の感覚で明確に「あ、旨味だ」と理解したことがない。

だいぶ前にも書いたけど、私は嫌いなものが無くなんでも美味しく食べられる。だがそれは逆に言うと味の細かい所までの選別が出来ないというか、そもそも考えていない。だってなんでも美味しいもん。所謂貧乏舌ってやつだ。
まぁ流石に極端にしょっぱいとか甘いとかだったらそりゃ食べられないけど、この食材とかこの料理が苦手とかが全く無い。唯一食べられないのはアレルギーであるキウイフルーツだけだ。

割とYouTubeとかで料理系の動画を見たりするんだが、その動画の中でも「〇〇の旨味が」みたいな感想を聞いたりするが、正直ピンと来ていない。オモコロチャンネルでもよく何かを食べる系の回があるけど、メンバーの細かい感想に毎回凄ぇな、と思っている。
私だったら「うまっ」「あー、美味しい」「うま杉謙信」「うま須クリニック中目黒院、本日オープン」ぐらいしか言えない。

旨味ってマジでなんなんだ……?
どういう感覚が旨味を感じていると言えるんだ?
意識して昆布やカツオ節で出汁をとった味噌汁を食べてみたりしたけど、結局「うめぇ〜」ぐらいの感想しか出てこなかった。
絶望的に食レポが向いて無さすぎる。

故に全てのご飯が美味しいと思っているので、地元の友達が遊びに来たりした時とかに「こっちで美味しいご飯屋さんある?」って聞かれた時は結構返答に困ってしまうんだよな。
なのでそういう場合はサービス面でとても好印象だった店を紹介している。もちろん味も美味しいが、ホスピタリティの丁寧さが増すと、自然とご飯の美味しさも増すってもんだ。

自分が食べたものに色々と感想を言える人って凄いなって度々思う。
色んな味を感じられる分、それだけ楽しみが増えるというか。
味覚に限らず、そういった様々なものを受け取れるアンテナや感受性を持っている人をとても尊敬している。

味覚を研ぎ澄ませてみたいな。
アイマスクして耳栓して鼻栓して何かを食べれば味に集中出来るんだろうか。その前に窒息するか。危ないので良い子は真似しないでね。

逆に10日間ぐらい絶食したら研ぎ澄まされるんだろうか。いや絶対何食べても超美味しく感じるだけだな。危ないので良い子は真似しないでね。

今後の人生でもし「旨味」のことが分かったらその時はまたここに感想を書きます。

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