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「感想」は、自分を知るヒントになる

リクエストをいただいたので、今回の記事のテーマは「感想」です!

【質問】映画、本、日記などで、ハルナさんの感想の書き方(表現の仕方)でのポイントがあれば知りたいです。

ご質問ありがとうございます。
(ご質問は各SNSのコメントや公式LINEにて受け付けています)


そもそも、なぜ「感想」を書くのか?

学生時代、「読書感想文」ってありましたよね?

あれ、みなさん好きでしたか?

私は、読書感想文がめちゃくちゃ得意でした。

…が、今その読書感想文を読んでも1ミリも心が動かされない気がします。

なぜなら、私は「先生のため」に読書感想文を書いていたからです。

思いっきり、先生にウケる方向性で、型に沿って書いていました。
あざとい子どもだったのです(笑)

「世間の正解」を考える、「空気読む」のが得意な子どもだったので

国語の成績も、他の教科もそこそこ成績はよかったのですが、自分の意思が薄く、応用力のない人間になりました…(笑)

まぁ、学生の頃の感想文は、成績のためだったりするからそれでも別によいとは思うのですが、「感想文」を求められていない大人になった今、なぜ「感想」を書くのか!?

それは、「自分を知るため」であり、「自分の言葉を持つため」

そう、ノート術と同じ効果があると思っています。

なので、「感想をアウトプットするのが苦手」という方もぜひ試してみてくださいね。

映画を観たり、本を読む最中にすること

私は映画や本をみるときは、「自分の心に響いた箇所」に線を引いたり、メモをしたりします。

この「自分の心に」というのがミソで、人によって「感動ポイント」はそれぞれです。

外側に引っ張られないように、極力事前のレビューを観るのは避けます。

本にはガンガン線を引きますし、
(だから借りずに買うことが多い)

映画を観る時は、膝にノートを置いて暗闇メモをしていきます。

暗闇メモ、息子に引かれました…(笑)

暗闇でメモするのは、「セリフ」です。
「あ、これ、気になる」ということを、あくまで自分の感覚でメモします。

「怪物」を観たときのメモ

このノートでいうと、マーカーが引いてある箇所が映画館でメモした部分です。

☑︎うがった見方
☑︎ナマケモノは敵を目の前にしたら全身の力を抜いてあきらめる。感じないようにする。
☑︎誰にも言えないことはふーっと
☑︎そんなのしょうもない。誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。誰にでも手に入るものを幸せっていうの。

セリフは一瞬で過ぎ去るので、不完全なままメモをしておいて、映画が終わってからキーワード検索して補完したりします。

心が動いた後の「余韻タイム」が大事

「今日、映画を観に行くぞー」「今日、あの本読み終わりそうだ」というタイミングの時…私はなるべく、その直後に意識してノートタイムを取るようにしています。

先日観に行ったPERFECT DAYSも…
観たあとに、カフェに行くことを決めていました。

スイーツもいただきました♡


余韻タイムですることは以下。

☑︎メモした内容に対して、感じたことを書き込む
☑︎作品全体に対しての感想をノートに書く
☑︎パンフレットがあれば読む

作品についてもっと知りたくなったらパンフレットも買う

ノートに書く感想は「ゆるゆる」でいいのです。ノートは誰にも見せなくていい。
頭に、心に、浮かんだことを書いてください。

「こんなこと書いても意味ない」とか
「小学生みたいで恥ずかしい」とか
考えなくてオッケー!

モーニングページと同じ要領だと思うのですが、書くことでどんどん本質が引き出されてくる感覚があります。

しつこいようですが、「自分の心が感じたこと」を正直に書くことがポイントです。

たとえば、PERFECT DAYSでいうと、私はみんなが感動しているラストシーンは…実は「!?」ってなったのです。

どういう表情かわからない…!!
どゆこと!?

というのが、私の感想でした。

こういうの、レビューを先に読んじゃうと出てこないので要注意です。

素直に素直に、自分の気持ちを拾っていきましょう。


レビューを読んで、いろんな視点を知る

さて、ここまでやってからやっと「誰かの視点」にふれます。

作品名でSNSなどを検索。
レビューを読んでみます。

レビューを読んで、「私って浅いな」「知識がないな」など、ガーンとなることも多いです…。

例えば、

「怪物」は、私は途中からラブストーリーとしてドキドキしながら観ていて

ラストシーンはポジティブに捉えていました。

しかし、レビューを読むと

ラストシーンをポジティブな気持ちで見られるのは当事者じゃない人たちだ。

と書いてあって、「浅はかでスミマセン…」となってしまいました(笑)


でも、「スミマセン」って思わなくっていいんです✨

これも、自分を知るヒントです!

私は監督や脚本家の意図よりも、鑑賞者の視点を集めるのが好きです。

なぜなら、作品ってこんな見方もできるのかーと楽しくなるから。

狭い視野のレビューとかもたまにありますが、あれはあれで参考になります。

「偏ってる人っているのね」と。

こちらのnoteはまさに、「偏ってんなー」と感じたことから生まれました。

アウトプットは、「今の自分」と照らし合わせて

ここからは、できる人で良いのかなと思うのですが…できれば、自分以外の誰かに読まれる場所に感想を置こうとする…つまりアウトプットをするのがおすすめです。

なぜ、アウトプットを推奨するかというと

外向きに書こうとすると、ノートに書くのとは違う力が働くからです。

「伝えよう」とするのはエネルギーが要りますが、その分「伝わった」時の喜びもひとしお。

「伝わった」感覚がなかったとしても、「伝えよう」とすることで、自分の中から新しく生まれるものがあるはずです。

アウトプットする際、私が気をつけているのは「今の自分と照らし合わせて書くこと」。

完全に好みの問題なのですが、私は、単なる作品の批評よりも、「自分」をものさしにして作品を感じるレビューの方が好きです。

藤本さんのレビュー、さいこーでした!!!

そんなわけで、「今の私」をものさしにして書いたレビューが先週upしたnoteです。

世間に植え付けられた「しあわせ」に引っ張られがちな私。

そんなショボい私のままで、作品について書くことで、またひとつ新しい概念が生まれ、新しいマイルールが追加され、さらに「理想の豊かさ」に近づける気がするのです。


そんなわけで、私はこの「感想」作業にたくさん時間を使っています。

とてもとても大切なことだと思っているから。

今年はレビューブログもどんどん書いていきたいな。

読書ノートについてはこちらのYouTubeでもご紹介してますのでぜひ〜。

天才サロンでは、実際のノートを色々公開してます♩

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