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テクノロジーコンサルタントのネタ帳

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最新デジタル技術・サービス・ビジネスを図解。
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記事一覧

未来のAI人材に必要なのは「AIをデザインする力」

「AI人材」と言われて、何を連想しますか? ・Python ・R ・数学 ・統計学 ・機械学習 … 色々な場面で「AI人材」と言われているのは、だいたい上記のような能力を持った人のことを指しています。各地で行われているAI講座も、ほとんどは上記のようなデータサイエンスを学ぶものです。 しかしビジネスの現場で必要な「AI人材」は、本当にデータサイエンスの力なのでしょうか。今回は、本当に必要とされるAI人材とは?というテーマについて考えてみます。 AIの民主化機械学習のアルゴリ

フリー&ノンコーディングでAI開発できるツール5選

AIといえばPythonや統計学の話になりがちですが、今どき専門知識が無くてもAIを便利に活用することは可能です。 今回は、フリーかつノンプログラミングでAIを動かせる便利なツールを紹介します。 IBM WatsonテレビCMもやっていて、一番有名なやつですね。 画像処理から言語処理までメニューも豊富で、小規模な利用であればずっと無料で使えるのが魅力です。 ■主なサービスメニュー Visual Recognition(画像認識) Tone Analyzer(感情分析) S

ノンコーディングでWebサイトが作れるサービス5つ

プログラミング入門としてHTMLやCSSから始めるのは王道ですが、Webサイトを作ることが目的なら、今やノンコーディングで開発を完結できて、公開までワンクリックでできるサービスがたくさん登場しています。 今回は、ノンコーディングでWebサイトを作れるサービスの中から、僕が使ったことのある5つについて、それぞれの違いを紹介します。 ペライチ色々あるノンコーディングサービスの中で、最も簡単に使えるなのはこれ。 ブロックを組み合わせる感覚で作れるので、チュートリアル見なくても大

イケてるデザインが作れるフリーフォント7つ

僕はいわゆる視覚表現を専門にするデザイナーではありませんが、最近Webサイトとかプロダクトのモックとか、いろんなデザインをするようになり、PCにデフォルトで入っているフォントでは物足りなく感じてきました。 調べてみると、フリーでもイケてる日本語フォントが色々あり、今回はその中でもいろんなシーンで便利に使っているものをいくつか紹介します。 Noto Sans JPGoogleのゴシックフォントです。メイリオと似てますが、最近こっちの方が好き。 コーポレート・ロゴ「ラウンド」

破壊的イノベータの5つのスキル

「イノベーションのジレンマ」「ジョブ理論」で有名なハーバード・ビジネススクール教授、クリステンセン氏の「イノベーションのDNA」という本を読みました。 相変わらずクリステンセン氏の著作は面白くて一気読みできたし、特に前半の「破壊的イノベータのDNA」は何度も読み返したい内容だったので、ここに要約をまとめておきます。 破壊的イノベータのDNA「発見力」この本は、「創造性は生まれより育ち」という前提からスタートします。ある研究で、IQは80~85%が遺伝的であったのに対し、創

グローバルの教育×テクノロジー動向をまとめてみた

最近、学校ICT化、プログラミング教育など、教育×テクノロジー=EdTechの話題を聞くことが多くなりました。 日本ではまだまだこれからという領域ですが、グローバルはかなり先に進んでいるようです。今回は、グローバルのEdTech市場についてまとめたレポート「Global EdTech Landscape3.0」を紹介します。 原文はここから無料ダウンロードできます。 このレポートでは、EdTechを8つの領域に分けて、論点や市場への投資額、将来性、代表プレイヤーなどをまと

デジタルマーケティングに絶対使える無料サービス集

Web世の中には無料で便利に使えるサービスがたくさん登場しています。 今回は、Webを中心としたデジタルマーケティングに有効なサービスの中でも、特に無料で使えるものを紹介します。 1.Google Analytics(自社サイト分析) ちゃんとWebマーケティングを考えているサイトにはもれなく入っている超有名ツールです。WebページにGoogle Analyticsから指示されたタグを貼り付けるだけで、Webの訪問者数から、流入元、Webページ内での行動、一部属性情報まで

RPG風レーダーチャートで見る、エンジニアの仕事18種と求められるスキル

生きかたを変えたいと おのぞみか?最近、企業の管理職の方とお話ししていると、 「こんなことをやりたい。どんな人材を育てたらいいのか?」 「こんな人材を育てたい。どうやって育てたらいいのか?」 という相談をいただくことが多くなりました。 一方、若手の方からは、 「スキルアップしたい。何を勉強したらいいのか?」 という相談が増えています。 エンジニアの育成、エンジニアとしてのスキルアップはどの企業でも重要なテーマですが、残念ながら良い指針になるものが存在しないようです。 そ

5/22(水)#ボードゲームAIワークショップ 座学では得られない本物の力を

来週のワークショップにファシリテーターとして参加することになった箕輪です。 昨日はその打ち合わせをしてきました。 実際にボードゲームをやり、当日の進め方を議論して、このワークショップには2つのポイントがあるなーと考えました。 今日は、そこで考えたワークショップのあるべき姿みたいなものをまとめます。 ポイント1:座学ではなく、実践で学ぶ何を学ぶにしても、座学だけでは不十分です。 たとえば資格とかも、何も無いよりはあった方がいいですが、それより実務経験の方が重視されます。 そ

学校の先生・非エンジニア向けのプログラミング講座を無料公開します!

Udemyの新しい動画講座を作りました。 「大人向けのプログラミング教育」という、世の中的にも、僕にとっても新しい取り組みなので、ぜひ多くの方からフィードバックをいただき、今後の講座づくりに活かしていきたいと思い、一時的に無料公開することにしました。 講座を作った背景2020年、小学校でプログラミングが必修化される中、学校の先生方からは「何を教えたらいいかわからない」という声があがっていると聞きます。 実際、指導要領を読んでも「プログラミング」という科目があるわけではなく、

未来の学校は、子どもを「普通」か「特別」かで分けたりしない

これまで、プログラミング教育とか大人の学びとか調べてましたが、本当に興味があったのはこの領域なのです。 今まで学校と言えば教室に30~40人が集まって、紙の教科書と黒板で、全員が同じ授業を受けるのが当たり前でしたが、これからは違うぞ!というのが今日の話です。 まずはデジタル教室と名前を付けた領域。 これまで、出席簿と言えば紙、宿題と言えば紙、通知表と言えば紙、紙紙紙!なんでもかんでも紙だったわけですが、今どき全部Webでやればいいじゃないですか。 このジャンルには、生徒

1分でわかる5Gのまとめをつくりました

いま携帯のネットワークは「4G」ですが、今年から来年にかけて、日本でも「5G」がスタートします。 5Gの凄いところは3つです。 ・速い!:4Gの100倍 ・同時接続!:今まで、人の多い所とか災害時は携帯つながりにくかったですよね ・低遅延!:自動運転など、一瞬の通信の遅れが命取りになるような状況でとても重要 こういった改善によって、様々な業界で活用アイデアが検討されています。 ここで思うことは、「Wi-Fiじゃダメなんですか?」ってことです。 フリーWi-Fiは広がって

「大人の学び」業界マップができたので共有します

相変わらず教育×テクノロジーをリサーチしています。 前回のプログラミング教育業界マップに続き、今回は「大人の学び」というジャンルで調べてみました。 オンライン英会話はいわずもがな、戦国時代ですね。 単純に先生と話せるだけだと差別化できないので、アプリ学習と組み合わせて学んでいくサービスがトレンドみたいです。(アプリのほうに独自性がある) ちなみに、英語学習アプリはキリが無いので止めました。 特に特徴のあるアプリだけ挙げます。 きこえーごはゲーミフィケーションが面白くて、

プログラミング教育の業界マップができたので共有します

教育×テクノロジー=EdTechのサービスをいろいろ調べようと思ってリサーチを始めました。 そうしたら、最初に取り掛かったプログラミング教育だけで業界マップが出来上がってしまったので、ジャンル別に情報提供していこうと思います。 プログラミング教室は戦国時代ですね。 特に子ども向けの教室は、プログラミング技術を学ぶだけのカリキュラムだと差別化できなくなっていきそうです。 「カリキュラムはなく、作りたいものを作る(課題発見・課題解決力を養う)」「プログラミング以外にも、デザイン