繊細さんにオススメする、ちょっと前向きな気持ちになれる3冊
繊細さんの悩みは、だいたい人間関係の悩み。なんであんなこと言っちゃったのかなとか、誰かと比較して自分はどうだとか。
最近読んだ本の中から、そんな気持ちがちょっと前向きになった話を紹介します。
聞く技術、聞いてもらう技術
世の中では「傾聴」が流行っているけれど、文脈や行間を読む以前に、そもそも言ったことすら「聞いてない」ことが多い、という話です。
これはすごく納得してしまいました。「聞いてない人」と話すとき、よりも、自分のことで。
僕は、あとで会話を振り返ったとき「あー、あそこはこう言われたのだから、返事を間違えたよな…」と一人反省会することが多いのです。これは、ちゃんと聞いてないってことだよなと納得しました。
この本は、「聴く」よりも前に「聞く」ことを重視していて、そのためのテクニックを紹介しています。中でも「小手先」と紹介されているものは結構便利で、「5秒待ってから話す」とかは早速実践できてなかなか良いです。
実際には5秒も待てないんですけど、そのくらいの意識でいると、相手の話を遮ることもないし、すこし考えてから話せるし、結果的にちょうど良い間で話せる気がします。
その他にも、人と良い会話ができるテクニックをいくつも紹介している本です。
なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない
こちらも同じ東畑さんの本。
この本では、カウンセリングの技術を紹介しています。
病んだ心を復活させるには、安全地帯を見つける、次に解決策を探す、という2つの段階があるそうです。そして前者には「休む」とか、ある程度定型的な「処方箋」があり、後者には正解がなく難しい。
だから、後者に取り組むときは、苦しくなった時にいつでも戻ってこられる安全地帯を用意しておくことが大事なのだそうです。
気持ちが落ち込んだ時って、早くなんとかしなきゃと思って焦るし、休んでもモヤモヤが止まらない、という状況になりがちですよね。これは、2つの段階をごっちゃにしているからよくないんだなあ、ということを理解しました。
今は安全地帯を探している段階、と考えればしっかり休むことができるし、安全地帯が見つかったから、課題解決に乗り出してみようかと考えられる。
自分の気持ちを整理できるようになる一冊です。
きみの人生に作戦名を。
自分の軸を持とう、とよく言うけれど、これがかなり難しい。この本も要するに「軸」の話をしているのだけど、それを「作戦名」と言い換えられることで、考えやすくなっている気がします。
軸がないと、周りの人の成功や成長に惑わされがち。みんなすごいけど、自分はこれでいいのかなあって。でも、「作戦名」を決めていれば、自分は自分の道を進んでいると思えるし、みんなの成功を心から応援できることにもつながりそう。
この本では、過去の経験から新しい目標を考える手順を紹介していて、意識だけではなく、フレームワークも使いやすくていいな、と思いました。
今回は、最近読んだ本の学びを紹介しました。
次の読書の参考にしてください!
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