コンペに参加する理由
数日後の1月31日にプレゼンのコンペがあり、残業休日出勤なんでもござれで仕事をしている今日。
つづいている毎週投稿を途切れさせたくない欲があって(noteさん、よくできた仕組みをありがとう)、執筆時間が短くてすむ写真投稿かつぶやきでお茶をにごそうかと思っていました。
しかし「コンペって大変だよなぁ」という思いを、下書きでちょろっと書いたところ、気分がのってきたので筆を進めています。
何ごともそうですが「やりはじめる」までが一番ハードルが高いけれど、ひとたび着手して少し作業がすすむとそれを仕上げたくなるから不思議ですよね。
ということで、今日はコンペに参加することについて書きたいと思います。
コンペってあたりまえですが強制参加じゃないですよね。
嫌なら参加しなければいい。
それでも参加するのは、参加することによって得られる利益が、それにかかる投資(時間やお金)より高くなることが見込めるからです。
「見込める」と書いた通り、数多ある投資と同様にコンペに勝った場合に「のみ」利益が得られるから、参加するかどうかに悩むのだと思います。
かけだしの頃はお金も仕事もないけれど、時間だけはたっぷりある。
そんな時のコンペの参加理由は、時間を投資してお金と実績を得るためのものでした。
では実績とお金が増えてきた場合はどうか?
そんな場合でも投資するのは変わらず「時間」です。
実績とお金が増加すると、反比例して時間がどんどんなくなっていくと思いますが(僕だけだろうか)こういう時期に限りある時間を使ってコンペに参加して得ようとする利益はなんでしょうか。
それは「実績の幅が広がる」ことです。
これまで手がけてきたものと業種・業態や規模が違う空間デザインに関わりたいと思っていても、人は実績あるところに頼むことに安心を感じるため、なかなか機会に恵まれません。
この機会をコンペはもたらしてくれる。
実績の幅が広がれば、新たな枝葉が伸びるように人脈も広がります。
実績の増加に伴い安定はするけれど、そうすると新しいことに触れる機会が減ってしまう。
このままの状態がつづくと刺激が減って創作意欲が低下する。
そうなればきっとデザインも変わり映えのないものばかりになってしまうでしょう。
そうならないために、ときには無い時間を絞り出して自分に負荷をかける必要があるのだと思います。
コンペはそのための良い機会になります。
なお、提案料がいただけるコンペでも、その金額がプレゼンテーションをつくるためにかける労力を超えることは絶対にないので、(超えるような提案は選ばれる訳ない、と思いたい)参加する意義をしっかり認識して臨みたいと思います。
以上です。
本当はここまで書いて「そもそもなぜコンペが存在するのか?」や「建築やインテリアのデザインコンペが難しいと思う理由」などを書き続けたくなったのですが、コンペの締め切りまであと2日!!
ということで、これらの話題はまた別の機会に書きいたいと思います。
(徹夜する体力はもうない)
それではまた来週。
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