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#1 建築家? 空間デザイナー? 誰が何をできるの?肩書き色々ありすぎ問題を整理してみる。

先に結論を書いておきます。
完璧な整理は無理でした。

こんにちは。
空間デザイン事務所ワサビの笹岡です。

弊社には週一回のスポットで広報業務に来てくれるスタッフがいます。
自社のことを色々と知ってもらい、様々な発信を自発的にやってもらうことを目的にしているのですが、あるときこんな質問をもらいました。

「ワサビって空間デザイン事務所と言ってますけど、建築家とどこが違うんですか?」「他にも店舗デザイナーとか、インテリアデザイナーとかあると思うんですけど、違いがよくわかりません。」

・・・確かに!


正直、本人も自分の肩書き(空間デザイナー)が果たして正しいのか、膨大なリサーチをして決めた訳ではありません。
半ば直感に頼っているところがありますが、手がけている仕事の実際と、その仕事の種類が現在の大学にある学科名「空間デザイン学科」で教わる内容と似ている、ところから選択しているという辛うじて理はある感じです。

自身がこれくらいの感覚であれば、この業界以外の方から見ると全くわからないのは当然だし、そうすると、仕事を依頼する場合でも「誰に何を頼めば良いかわからない。」ことは自明の理でしょう。
ただでさえ仕事の量が少ない業界なのに、我々自ら依頼先をわかりにくくしているとは、なんとももったいないことをしていると思いました。

ならば解き明かして見せよう!
そんなもの、表で整理すれば一発だろう。
と意気込んで作りかけたのが下の表です。

肩書きと仕事内容マトリクス

。。。
分かりにくいんです。
横軸に肩書き、縦軸に仕事の種類を記載していて、各セルの記号は、

○・・・よく手がけている
△・・・時折手がけることがある
空白・・あまり手がけることはない

を意味しています。

なお、この表は私が20数年この業界で仕事をしてきてメディアで見聞きしたもの、友人たちの仕事の内容、などの情報から個人的な感覚で整理した、独断と偏見によるものだとご理解ください。

ですから「いや私は飲食店営業許可の手続きの補佐もやるぞ」という建築家の方もおそらくおられると思います。

冒頭の「整理できなかった」の理由がこれです。

結局のところ仕事内容の選択は各人の趣向によるので、肩書き=仕事の内容とした明確なルールづくりは難しいです。

これは何も建物の設計に関する仕事だけでなく、他の業界、例えばWebデザインの業界にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

結論

「肩書きはそれぞれの人の考え方次第。」

では終われないですねぇ。
元々の趣旨を1ミリも達成していないのですが、長くなってしまったので、この投稿は導入として、今後いくつかに分けてそれぞれの仕事の特徴などを解説しようと思います。

例えば表のNo.1〜4は主に建築寄りの話ですが、リノベーションの仕事になるといろんな肩書きの人が登場するので、この辺りのお話をできればと思っています。



建築・インテリアなど空間デザインに関わる人へ有用な記事を提供できるように努めます。特に小さな組織やそういった組織に飛び込む新社会人の役に立ちたいと思っております。 この活動に共感いただける方にサポートいただけますと、とても嬉しいです。