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パリ編⑦〜ルーヴル美術館〜

パリ最後の観光場所は、「ルーヴル美術館」。世界中から観光客がひっきりなしに訪れているため、滞在中に行けないかなと思っていたけど、なんとか予約を取ることができてよかった。


美術館の周りを散策

パリ滞在最終日、今日は事前に予約していたルーヴル美術館に行く日だ。
予約の時間は、お昼の12時30分。
それまでは、美術館があるパリ1区をぶらぶらすることにした。

ホステルからメトロでルーヴル付近まで行き、美術館北側のカフェに入った。
少し遅めの朝食は、トーストと紅茶。
今日で最後になるパリの街を眺めながらゆっくりと味わあった。

パレ・ロワイヤル

世界中から観光客が集まるルーヴル美術館の北側にある「パレ・ロワイヤル」
白黒の円柱が規則正しく並ぶ「ビュランの円柱」やステンレスのボールが目を引く「ポルボリーの噴水」など印象的なものが多くあり、写真撮影が楽しい。

ビュランの円柱
かけっこする子供
大人もよっこらせ
ポルボリーの噴水

さらに先に進むと美しい並木道が姿を現し、しばらく行き交う人を観察。
並木道のようにまっすぐ伸びる道が好きで、つい写真を撮ってしまう。
ここでも木々の間をスッと伸びていく道に誘われてパシャリ、パシャリ。

爽やかな並木道

パリの最後の地「ルーヴル」へ

ついに美術館へ入場する時間がやってきた。
いろんな媒体でよく目にする美術館の顔・「ルーヴルピラミッド」
近くの人に頼んで記念写真を撮り、いよいよ入場行列に並んで館内へ。

ルーブル美術館へ

広大な館内を歩く

美術館の中では、国、地域別に作品が展示されている。
収蔵品38万点以上で、総面積が約6万平方メートルの展示エリア。
全て見るのはあまりに時間がかかるため、アジア以外を中心に鑑賞していく。

奥へ奥へと

モナリザ

訪れた人がひと目見ようと押し寄せるレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」
凄まじい混み具合の中、小柄な体を生かしてなんとか写真が撮れる位置まで進む。
少しでも本物を見ることができて良かった。

人ごみをかき分けて

サモトラケのニケ

翼の生えた勝利の女神ニケの像「サモトラケのニケ」
女神像本体は、写真などでよく目にしてきたが、足元に船のような彫刻があるとは知らなかった。全体像を見るとこれまでとは全く違う印象を受けた。

船に乗っているとは

ミロのヴィーナス

国語の教科書で取り上げられていた親しみ深い彫刻「ミロのヴィーナス」。
授業では、両腕がないことによる不完全な状態の美しさについて考えた。
そのせいか、実際に本物を見ても両腕があるイメージが湧かない。

これがミロのヴィーナスか

アポロンの間・アポロンのギャラリー

歴代の王族や貴族が身につけていた宝飾品が展示される「アポロンギャラリー」
天井は、絵画を散りばめた大きな作品のよう。
圧倒的な存在感の中に引き込まれる。

凄まじい存在感

楔形文字

今回、一番衝撃を受けたと言っても過言ではない。
実際に本物の楔形文字を見てみると規則的な形がしっかりと刻まれている。
大昔にこれほど正確に作れたことへの驚きとそのデザインの面白さに感激した。

すごい綺麗で面白い

あとがき

ルーヴル美術館を見たことでパリ生活も終わりを告げた。
パリには8日ほど滞在し、メトロやバスで様々なところに足を運んだ。
交通系ICカード「ナヴィゴ」とパリのミュージアムパスのおかげで、ストレスなく街を移動し、美術館や博物館などを見て回ることができた。

パリでの生活は、短いながらもとても充実したものだった。
フランス人の温かさに触れ、街の便利さに関心し、多くの日本人がパリに移住する理由がなんとなくわかったような気がした。

円安の影響によりイギリスとフランスで予想以上の物価高に苦しめられたことで、この先、モロッコ・サハラ砂漠まで予定通りに旅を続けられるだろうか、と不安にかられることもあった。

それでも旅は進んでいった。
次の目的地は、「ベルギー」
これはほんの2日ほどのとても短い滞在となった。


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