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魔女の宅急便のキキの後を追いたい

魔女の宅急便はいつだって元気をくれる。観る年代によって感じ方は変わる。誰しもがそうだと思う。子どもの頃見たとき、キキが飛べなくなるシーンやジジがしゃべれなくなるシーンについてそこまで深く考えなかった。きっと「かわいそう」くらいの感覚。

だけど、大人になっていろんな生きづらさを感じている今、感じ方が変わった。

最近の私はなぜかnoteが書けず、下書きが溜まっている。書けなくなっている今、noteに苦戦している今、飛べなくなったキキの姿が自分に重なった。

私は職業が編集者だから、自分が文章を書くときに出てくる当事者性をうまく消化できていない。ライターとしてブックライティングをするとき、なぜあそこまでスムーズに著者の言いたいことを書けるのかと考えたら、その文章のなかに私がいないからだ。

キキが飛べなくなったのは自分自身の成長の印。ジジがしゃべれなくなったのは、キキが成長をしてジジとしゃべる必要(=自分との対話をする必要)がなくなったから。

キキが成長したように、私も自分自身に向き合い、ときには苦労し、努力し、つらさも感じながら今うまく消化できないことを消化できたら嬉しい。

仕事以外で文章を書くとき、うまく書こうとしたくない。。気の利いた言い回しをしない。おもしろさを考えない。偉そうだけど、なんだかいろんな邪念が書くことを邪魔しているような気がする。

もっと自由に書きたい。自分の考えをぱっと文にうつして述べられるような人になりたい。誰の目も気にせず、見知らぬ誰かの「いいね」や「すき」を考えず、自由になりたい。キキの後を追い、成長したい。

今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!