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こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。

この記事を書こうと思ったきっかけは、早朝に朝日を浴びてポカポカと体と心が温もりに包まれている時に考えていた、

●INFJは何故こんなに面倒くさいんだろう

という問いが頭に浮かび、この問いに答えられるのはINFJである自分しかいないかもしれない、という考えから、書いています。

世の中にはMBTIを研究されている方が多くいて、INFJの成長段階について既に情報を発信している方も多く見られます。

しかしながら、INFJ本人から話を聞くことと、INFJを勉強した人から話を聞くのではまた違った知識が出てきて、お互いにINFJと言われる絶滅危惧種への理解を深めることが出来るのではと思います。

それでは、コーヒーを飲みながら、息抜きをしつつも、短く、気楽に端的に書いていこうと思います。

1.INFJは本来提唱者から始まるわけではない

INFJはMBIT診断では『外交官』のカテゴリーに属する『提唱者』ですが、残念ながらINFJの本質は『提唱者』ではありません。

INFJの本質は『観測者』であり、自らの目で見た事を嘘偽りなく観測している者であり、それによって心が苦しい思いを沢山している方々です。

つまり、INFJの成長段階における第1フェーズは、『観測者』から始まるということです。

初期段階では、INFJは外界や社会と上手く溶け込む術を身に付けていない、まるで鍋の蓋と木の棒を装備した初心者ということです。

しかしながら、常に良いことも悪いことも直感と感覚を通して『観測』している状態になっているため、非常に生きにくいという感覚を持つ傾向にあります。

そして、現実とINFJが観測する状況がマッチしないか、嫌なことばかり観測してしまう辛さに耐えきれなくなった際に、INFJという素質を持っている方は、

●傷つきたくないが故に自らの価値観に引きこもり、他者とコミュニケーションが出来なくなる。しかし、情報収集と観測することだけは無意識で行ってしまう。

●観測した事が正しいのかどうかを検証しながらも伝えるという事をやめず、常に疑問を持ちながらも現世を生き抜いていく

といったこの2つの行動を取ります。

前者の場合では、自らの意見を積極的に話さず、コミュニケーションを取らずに、なるだけ傷つかないようにしつつも、観測することはやめることが出来ないので、あらゆる情報を調べ尽くす傾向にあります。

後者の場合では、自ら観測したものと本質を伝えるべく、自分にとって親しみやすい媒体を通して、情報を発信し続けるという事を行う傾向にあります。

それが、芸術になるのか、音楽になるのか、文章になるかはそれぞれの生きてきた背景と人生によりますが、何かしらの形で発信し続けるという傾向にあります。

そして、その様な後者の状態が、INFJの第2フェーズである、一般的に言われる『提唱者』という状態になります。

そして、己の感覚と直感、並びに『観測したこと』を信じて提唱し続けた結果、INFJが究極完全体になる第3フェーズというのに到達します。

それは、『体現者』です。

『体現者』とは、自ら観測した事を、自らの人生を使ってこの現世に『体現する』という、理想と現実を統合して示し続ける事が出来る方です。

英語では、日本語のように大層な言葉は使いませんが、

This is who you are. Be proud of yourself my brother.
(それがあなたです。自分自身に自信と尊敬を持って下さい、兄弟。)

I know you are unique. It is better for our society to speak up your thought, feeling, and imagination. What are you waiting for?
(私は、あなたはユニークであることを知っています。あなたの考えや感覚、そして想像力を社会に伝え事は、とても良いことです。あなたは、何を待っているのですか?)

この様によく言葉を投げかけられます。

ちなみに、実際に現実で私が投げかけられた言葉になります。

そしてその様な励みを貰ったINFJは、『提唱者』から『体現者』になる為の一歩を踏み出す事が出来ます。

つまり、INFJが究極完全体になるには、必ずと言っていいほど、

●INFJの世界を理解して寄り添い、励まし、サポートする人間

がいなければ、INFJは第2フェーズである、『提唱者』で終わってしまうということです。

INFJの最終フェーズである『体現者』が世の中に多くいない為、多くのINFJは第2フェーズの『提唱者』がINFJの最終地点だと思ってしまうということです。

これが、INFJの成長曲線の基本になります。

INFJは、元々が『観測者』であり、成長すると『提唱者』になり、人々からの励ましとサポートがあると『体現者』になるという成長段階を持ち合わせています。

それを知った上で、現実世界でどの様にINFJの特性を活かしながら、成長させていくかという事が、INFJの人生に問われる事になります。

『観測者』という側面を持っている以上、諦めて、あなたの才能と能力を自由に伸び伸びと伸ばせる空間に身を置くことを第一として考えて行動した方が、よいのです。

気晴らしに書いたこの記事が、INFJの皆さんにとって励ましになり、

『観測者』から『提唱者』に、

『提唱者』から『体現者』になり、

顔は見えませんが、いつかお互いに握手をして笑いあえる未来が来ることを願っています。

INFJの皆さん。

絶対に折れないで下さい。

絶対に諦めないで下さい。

世間がなんと言おうとも、あなたの才能と能力は称賛されて世の中を美しく彩る為に必要なものです。

世界を支える為に地殻があるように、恵みを育てる為に土があるように、世界が彩る為に植物があるように、物事には役割が存在しています。

INFJの役割は、『植物の様に世界を鮮やかな色で彩ること』になります。

つまり、『彩り係』であり『着色係』であり、『人々の日々をちょっぴり幸せにする手助けをする係』になります。

それに気が付くには長い年月がかかり、他者から批判されることも多く辛い人生を送る事があるかもしれません。

ですが、諦めずに『提唱者』から『体現者』に進む為の一歩を歩みましょう。

その為であれば、私は『提唱者』『体現者』にする為に励まし続ける事を続けます。

それでは、またご縁があり、巡り合う時があることを願っています。

ライフコンサルタント
伊藤峻