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INFJさんと繊細さんが、自分らしく堂々と生きる為に。

こんにちは。

今回はINFJさんと繊細さん(HSP気質の方)が、周囲の目を気にせずに堂々と生きる為に必要な、

1.自分らしく堂々と生きるのに必要な知識

2.歪んだ思い込みを捨て去る

この2つの点について書いていこうと思います。

INFJさんのプロフィールを見ると、よくHSP気質を持っている方も多く見かける為、今回はINFJさんと繊細さんに向けて書いていこうと思います。

この記事が皆さんにとって役に立つ記事になる事を願っています。

(※この記事は5800文字ほど、中くらいのボリュームになっております。)


1.自分らしく堂々と生きる為に必要な事

まず初めに、何かと苦労が多いINFJさんと繊細さんが、自分らしく堂々と生きる為に必要な事について、3つ書いていければと思います。

これらを知ることで、INFJさんと繊細さんが取りやすい行動から、どの様なデメリットが生じ、何をしたら根本的に『生きにくさ』から抜け出せるかについて、知る事が出来ると思います。

①INFJさんと繊細さんが仕事と対人関係で取りやすい2つのパターン

INFJさんと繊細さんは多くの場合、仕事や対人関係にある時に、2つのパターンを取る傾向にあります。

1つ目のパターンは、

●周囲の方々と歩幅を合わせる為に無理をして、相手の顔を伺い、波風が立たない様に慎重に振る舞うこと。

これは、周囲の方から批判されたり、指摘されるリスクを下げる事ができ、結果として、抱えるストレスを軽減する事に繋がる為、行う事になります。

しかし、常時相手に配慮している為、ストレスは蓄積していきます。

2つ目のパターンは、

●周囲の方々の様になろうと努力しつつも、出来ない現実に打ちひしがれ、仕事や対人関係から逃げ、殻に籠もってしまうこと。

これは、周囲の方々に追いつこうと努力をするものの、心身的に疲れ果て、出来なかった事実から自尊心が下がり、過度なストレスから自身を守る為に距離を置く、という事になります。

どちらのパターンでも共通している事は、『周囲の方々に合わせる』という事になり、言い換えると『自分らしく振る舞うという事を置き去りにしている状態』になります。

②INFJさんが相手基準になる2つの原因とその結末

なぜ、INFJさんと繊細さんは、相手基準になる傾向にあるのでしょうか?

それは一重に、INFJさんや繊細さんが持つ『利他的』という特性が悪い方に作用している為だったりします。

INFJさんと繊細さんの多くは、平和と調和が取れた優しい環境を好む傾向にあり、それを実現するにはお互いに相手を思いやる事が大切だという事が分かっている為、『まずは相手がどう感じるか、不快に感じていないか。』からコミュニケーションが、始まるのではないでしょうか?

そして、その姿勢を客観的に見ると、『利他的』という風に見られてしまうのではないか、と考えます。

加えて、アジア圏特有の同調圧力によって集団を尊重するという文化も、INFJさんと繊細さんが、相手基準になってしまう原因の1つだと考えています。

日本でも、昔から『赤信号、皆で渡れば怖くない。』という言葉がある通り、間違っていたとしても、同調圧力によって集団の意志を尊重するという風潮があったりします。

また、『出る杭は打たれる』という言葉もある通り、集団からはみ出した方を叩くという風潮も、日本では強く根強いていると思います。

その為、人一倍相手の感情や言動を察知する能力があり、平和主義なINFJさんや繊細さんは、周囲の方々に同調して、穏便に、波風が立たない様に、陰ながら努力されているのではないでしょうか?

しかしその結果、何が起こるかと言いますと、

●自分らしく生きれていないので、生きづらさを感じる。

●他者と自分を比べて、落ち込んでしまう。

●感情を抑圧しすぎて、過度なストレスからうつ病になってしまう。

この様に、『満足感と充実感を持って人生を楽しむ事』とは、正反対の道に走ってしまう言動や、考え癖が習慣化してしまいます。

それは一重に、『本来の自分からかけ離れた自分』を演じており、『自分らしく振る舞う』という事を、意識的に行なってきていないからであったりします。

しかし、一方海外では、『あなたはあなた。私は私。』という考えで、お互いに尊重する文化が根付いている国が多かったりします。

その為、例え仕事や対人関係で意見のすれ違いがあったとしても、

●私はこう考える。でも、君の意見と考えも尊重するよ。どんな結果になろうと、責任を取るのは私達1人1人だからね。

それだけで完結していたりします。

本来であれば、

●相手は相手。自分は自分。お互いにお互いの自由意志と責任を尊重し合い、協力して乗り切って生きましょう。

となるのが理想ではありますが、そうならないケースの方が圧倒的に多い為、INFJさんと繊細さんは人一倍、苦労しているのではないでしょうか。

③INFJさんと繊細さんが本来の自分であり続ける為に

周囲の方々の意見や考えを尊重する事は勿論、社会で生きていくには重要な事柄になりますが、INFJさんや繊細さんに最も重要な事は、

『本来のあなた自身でいること』になります。

先述した通り、『周囲の方々に無理やり同調する』ことや、『自分以外の誰かを演じる』ということをやり続けた結果は、あなたの人生にも関わらず、相手主導の人生になり、最終的に病んでしまうケースが多い為です。

ですので、『あなたらしく振る舞える最低ボーダーライン』を予め設定しておく事が有効です。

例えば、相手の感情や言動から、相手の気持ちを察する事が得意なINFJさんと繊細さんが、もしも仕事や対人関係で疲れるに遭遇した際には、

①『制限時間』を決めて対応する。

②静かな環境で仕事が出来る様に打診する。

③必要であれば、仕事を変えたり、対人関係の距離に線引をする。

という事を行う事で、『本来のあなた自身でいること。』を貫けるのではないでしょうか。

これらの線引は、心理学では『バウンダリー設定』と呼ばれ、投資や株では『ストップロスオーダー』と呼ばれていたりします。

バウンダリー設定とは、自分の言動や考える事、相手との人間関係などに境界線を引く事です。(例:マイナス思考のループに嵌ってしまった場合、即座に体を動かす行動を行う。など。)

ストップロスオーダーとは、Aの株が〇〇円まで下がったら、自動的に売りに出すという設定をする事で、あらかじめ大きな損害を防ぐ方法です。

つまり、自分自身を知り、本来の自分自身でいられる状況を冷静に判断し、心と体に掛かる負担が我慢出来ない所までいく前に『境界線を決める事』が、INFJさんや繊細さんが、無理なく生きていくのに有効な事になります。

2.歪んだ思い込みを捨て去る

次に、何かと自分を責めてしまいやすいINFJさんと繊細さんが、歪んだ思い込みを捨て去り、堂々と生きる為に必要な事について、3つ書いていければと思います。

歪んだ思い込みは、不安や悩みの種になり、抱え続けるとストレスを溜め込むだけでなく、気分障害や健康被害にも発展します。

歪んだ思い込みの傾向、背景、対処法を知ることで、未然に思い込む事を防いでいけると良いですね。

①INFJさんと繊細さんが持ちやすい歪んだ思い込み

INFJさんと繊細さんが持ちやすい歪んだ思い込みとは、

●周囲の人達はあんなに社交的で仕事も出来るのだから、自分もそうならなければいけないと感じてしまう。

●周囲の人達はイキイキと働いているのに、順応出来ない自分は駄目な人間だと感じてしまう。

●今まで何をやってもうまくいかなかった。どうせこれからも何をやっても上手くいかないに決まっている、と決めつけてしまう。

●上司の声色が怒っている様に感じる。自分が気が付かない内に上司の機嫌を損ねてしまったと感じてしまう。

●あの人は心の中できっと自分の事を嫌いだと思っているはず、と決めつけてしまう。

これらの他にも人それぞれの事情と境遇により、多岐に渡ると思います。

上記の例で共通していることは、『適切な自己評価をしていない』という事と、『感覚で察し、思い込んでしまう』という事になります。

これはINFJさんと繊細さんが『利他的』という特性を持っている為、自己の評価基準を他者に置いている傾向にある為である事と、事実確認をしないまま『自己完結』してしまう傾向にある為ではないでしょうか。
(※事実確認せずに自己完結するのは、多くのINFJさんは脳内で考えている事を言語化する事が苦手な為だと、察しています。)

②INFJさんと繊細さんが歪んだ思い込みを持ちやすい背景

INFJさんと繊細さんが歪んだ思い込みを持ちやすい背景として、

●自尊心を上手く自分で育てる事が出来なかった経験

●相手の気持ちを察する事が得意

この2つが挙げられると思います。

自尊心とは、『ありのままの自分を尊重して受け入れる』という意味であり、英語では『Self-Esteem/セルフ・エスティーム/自己を尊重する』という意味になります。

自己を尊重するとはどういった意味かと言いますと、あなた自身の意志や意見を大切にする事や、あなたが使う時間やエネルギーを大切にする事だったりします。

例えば、飲み会が嫌であれば、自分の時間とエネルギーを守る為に『今日は疲れているので、飲み会には参加出来ません。』と断る事であったり、

例えば、自分自身を大切にする為に、必要以上に時間と気力を持っていかれる友人達とは、距離を置く事かも知れません。

加えて、日々頑張っている自分を褒めたり、励ます言葉を投げかけていく事かもしれません。

しかしながら、INFJさんと繊細さんの多くは、周囲の方々に合わせたり、利他的な行動を優先させてしまう傾向にある為、『自己を尊重し、労る』という事が、デフォルトで出来ていない可能性があります。

そして、

●周囲の人達はあんなに社交的で仕事も出来るのだから、自分もそうならなければいけないと感じてしまう。

●周囲の人達はイキイキと働いているのに、順応出来ない自分は駄目な人間だと感じてしまう。

●今まで何をやってもうまくいかなかった。どうせこれからも何をやっても上手くいかないに決まっている、と決めつけてしまう。

この3つの思い込みのケースは、自尊心が低いからこそ、他者と同じになりたいが、なることが出来ない現実に打ちひしがれ、歪んだ思い込みを持ってしまうというものになります。

また、相手の気持ちを察するのが得意という事が、歪んだ思い込みに繋がる背景としては、INFJさんと繊細さん特有の察知力が、怒りの感情だったり、ネガティブな感情を、人一倍捉えて反応してしまう為だと思います。

楽しい感情や、嬉しい感情であればよいのですが、相手の怒りの感情やネガティブな感情を察知してしまうと、

●自分が何か相手の機嫌を損ねる事をしてしまったのではないか。

●直接言われてはいないけど、周囲から嫌われている気がする。

と考えてしまい、その結果、

●上司の声色が怒っている様に感じる。自分が気が付かない内に上司の機嫌を損ねてしまったと感じてしまう。

●あの人は心の中できっと自分の事を嫌いだと思っているはず、と決めつけてしまう。

という、歪んだ思い込みに至るケースがあるのではないでしょうか。

③INFJさんと繊細さんが歪んだ思い込みを持たない為に

INFJさんと繊細さんが歪んだ思い込みを持たない為に有効な方法としてお伝えできる事は、『相手の責任範囲と、自分の責任範囲を分ける』という事になります。

例えば、

●上司の声色が怒っている様に感じる。自分が気が付かない内に上司の機嫌を損ねてしまったと感じてしまう。

こちらの例ですと、

●もしも上司が怒っていたとしても、その怒りの感情の責任を取るのは上司自身なので、私の責任範囲ではない。いつも通り、平常心で仕事をしよう。

と、相手の感情を、あなた自身が責任を取らないという事を、徹底して行うとが有効になります。

●周囲の人達はあんなに社交的で仕事も出来るのだから、自分もそうならなければいけないと感じてしまう。

こちらの例ですと、

●1人1人違う人生を送ってきて、性格も、持っている知識も、出来る事も違うのだから、今現在、ありのままの自分が出来る事をやろう。誰しもが道半ばの成長段階で、自分も同じ成長段階にいる。1つ1つ頑張ろう。

この様に、相手と自分を混同しないように、明確に線引する事がおすすめになります。

どの様な感情や考えであれ、その責任を取るのは相手自身であり、あなた自身の感情と考えの責任を取るのは、あなた自身であるという事です。

また、『隣の芝は青く見える』という言葉がありますが、『隣の芝は隣の芝、私の芝は私の芝』という事を肝に命じて、眼の前にあるやるべき事に取り組む事が、最善になります。

3.まとめ

もしもあなたがINFJさんであったり、繊細さんで生きづらいと感じているのであれば、まずは『等身大のあなたらしく振る舞う』という事を意識的に行なっていけると良いと思います。

まずは、小さな事で良いので『NO!』と言う事から初めてみると良いかもしれません。

また、人は誰しも、自分以外の何者にもなれませんし、誰1人として、全て同じ価値観と考え、能力を持っている人もいません。

ですので、『等身大の自分らしく振る舞う』というのが、生きづらさを解消し、たった数十年しかない人生を満足感と充実感を持って楽しむ上で、意識していった方が良いことになります。

TPOと役職にあった立ち振舞いを求められる事も多々あるかも知れませんが、その時は無理しない程度で演じましょう。

しかし、あくまで私は私、相手は相手と線引をしていけると、少しは生きやすくなるかも知れません。

また、もしも思い込みやすい傾向にあるのであれば、相手の感情と考えは相手の責任範囲なので、無粋な憶測や、相手が何を考えているかなどを探るのは止めましょう。割と徒労に終わります。

それよりは、あなたが持っている感情や考えをプラスの方向に意識的に持っていったり、普段通りに振る舞っている方が、心の健康的にも良いです。

朝起きてから、夜寝るまでの1日を楽しく、軽やかに過ごしていく事に意識を向けていけると良いですね。

この記事が誰かの役に立ち、少しでも心が軽くなったり、励まされたり、笑顔になれる事を願っています。