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飛行機の思い出

どうも僕です。

2ヶ月ほどnoteを放置していまして、
反省しています。

ちょっとずつ記事を書いていきたいと思います。

コロナでずっと飛行機に乗ってないよなー、
と思い出しまして、
今日は飛行機の思い出を。

多分これを読んでいる多くの方も、
最後に飛行機に乗ったのはずいぶん昔、
っていう感じになってるんじゃないでしょうか。

最後に僕が飛行機に乗ったのは、
記憶が間違っていなければ、
2019年の夏のことでしたね。

1年半前です。

東京ーマニラの往復です。
6月後半に成田を発ち、
7月のはじめにマニラから戻ってきました。

あのときは自分には珍しく、
LCCではなくJALで行きました。
一緒に行った友人と同じのに搭乗するために。

マニラで何をしたかというと、
2つの事をしました。

ひとつは、キリスト教の集まりに参加すること。
もうひとつは、18年ぶりに旧友に会うことでした。
その集まりと旧友のことは今度話すとして、
今回は飛行機について。

1年以上飛行機に乗っていないと、
飛行機に乗ると言うことがどういうことだったのか、
忘れちゃうんですよね。

マニラ空港ってどんなだっけ?とか。
東南アジアの空港に着いた後、
空港の以上に低い温度のエアコン設定からの、
空港を出たときの湿度90%、気温35度の、
「もわっ」っていう落差、
結構好きです。

空港の中の滅菌された感じと、
外に出たときの鳴り響くクラクションと怒号、
「タクシーあるよ、タクシーあるよ」
と声を掛けてくる人、人、人、、、、
空港で生活しているのかという風情の、
ビニールシートに座る親子三世代の大家族、、、。

あの感じも好きです。
気温の落差はマジで、
頭クラクラしますから。
ガツンと来ます。

「よっしゃ!」ってなります。
気合いが入る。
日本の生ぬるい行動様式では、
ここでは生きていけぬ。
動物園の動物としてではなく、
野生を生きる動物として生きるのだ、
みたいな「腹が据わる」感じがあるのですよね。

さて。

2019年のフィリピンです。
東南アジアでは、
カーシェアリングのプラットフォームが、
UberよりもGrabが優勢で、
マニラでは、
Grabの便利さに感動しましたね。

あと、マニラは2年ぶりだったのですが、
渋滞のすごさもびっくりしました。
マニラ市内のホテルに泊まったのですが、
ホテルのフロントに、
「マニラの渋滞を甘く見ないでください。
 飛行機の搭乗時間の最低5時間前には、
 ホテルを発つことをお勧めします」
という看板が立てかけている。

これはフィリピン人の友人が言っていたのですが、
マニラって、
というよりフィリピンって、
国土交通行政に失敗していて、
マニラ市内を移動するのに、
鉄道も地下鉄もないので、
バスか自動車しか選択肢がないのです。

そして渋滞は常態化しているから、
大事な用事があるときはホントに困るそうです。

そんなこんなで、
マニラで用事を済ませ、
(詳しくはまた今度書きます)
帰りの飛行機の中。

珍しくJALで、
しかも何か空きがあったとかで、
人生で初めて、
プレミアムエコノミーシート的な、
エコノミーとビジネスの間の席に、
アップグレードされたのですよね。

ラッキーと思いながら、
そこでは映画を観ました。

そのときに観た映画を、
やたら覚えています。
飛行機で観た映画って、
画像も悪く、
視聴環境もお世辞にも良いと言えないはずなのに、
なぜかとても良く覚えてたりしません?
私はやたら覚えてるんですよね。

観た映画を、
観たという事実すら忘れることがあるほど、
僕は記憶力が悪いのだけど、
飛行機の中で観た映画については、
かなり克明に覚えているのですよね。

マニラ→成田の飛行機で僕が観た映画が、
『グリーンブック』と、
『パッドマン』です。

以前YouTubeで紹介してましたので、
リンクを載せておきます。

『グリーンブック』

『パッドマン』

どちらもすごく良かったのだけど、
今日は「もしあのとき飛行機に乗っていなければ観なかった映画」
という意味で、パッドマンの話をします。
アカデミー作品賞の『グリーンブック』は、
どちらにせよ遠からず観ていたと思いますので。

パッドマンはインドの映画です。

インドでは、女性の生理が不浄なものとされているため、
生理中の女性はあらゆる社会活動から締め出されます。
(ちなみに旧約聖書にも同じような規定がある)

「妻を救いたい」と思った主人公は、
生理用品を買いに地元の薬局に行きますが、
外国産の生理用品はあまりにも高くて到底買い続けられない。

そこで、「そうだ、自分でつくろう」と思い立ち、
彼は試行錯誤の末、
簡単な機材で自分で生理用品を発明します。
しかしその頃には、
村の人々から「変人」の烙印を捺され、
彼はもう村にいられなくなってしまう。

しかし彼はそこでめげず、
インドの田舎でも生理用品が自家生産できるシステムを構築し、
じっさいにインドで5億人以上の女性の生活を変え、
国連本部でも演説をした、、、という筋書き。
ちなみにこの映画、実話を元にしています。

最後の演説のシーンはちょっと泣きました。

そんな映画を観ながら、
僕は成田に無事帰ったわけです。
飛行機で観た映画って、
「ふぅ」と一息つく。

そんな一連の流れが、
懐かしくもある今日この頃です。
飛行機に乗るときに、
どんな服装をして、
機内持ち込み手荷物には何を入れて、、、、
みたいなライフハックについて、
僕はかなり自分なりの哲学を構築していて、
けっこう快適に過ごせる小技をいっぱい持っていたのですが、
次にこの技術を使うのはいつなんだろう、、、とか最近は思います。

特にオチはないですが、
今日はそんな話。

おしまい。


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